総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)とは?
2025年02月24日 8:49
総当たり攻撃(Brute Force Attack)とは、パスワードや暗号鍵を解読するために、片っ端から組み合わせを試して突破を狙う攻撃手法です。イメージとしては、鍵のかかった宝箱に対して、ありとあらゆる鍵を試して開けようとするようなものです。攻撃者は自動化されたツールを使って、何千、何百万もの組み合わせを試すことで、不正アクセスを企てます。
総当たり攻撃にもいくつかのパターンがあります。
最も単純なやり方で、すべての可能なパスワードを順番に試していきます。たとえば、4桁のPINコードなら、0000から9999までの10,000通りの組み合わせを試します。時間はかかりますが、成功率は100%です。
攻撃者は事前に準備した単語リストを使い、よく使われるパスワードを試します。「password」「123456」「qwerty」など、ありがちなパスワードが狙われます。人間の心理をうまく突いた手法ですね。
過去に流出したユーザー名とパスワードの組み合わせを使い、ログインを試みる攻撃です。多くの人が異なるサービスでも同じパスワードを使い回すため、意外と成功率が高いのが特徴です。
特定のパスワードを使い、それをさまざまなアカウントで試す方法です。たとえば、「password123」というパスワードを使っている人がどれくらいいるかを探す感じです。
この攻撃が成功すると、以下のようなリスクが生じます。
パスワード以外の認証要素(スマホアプリ、指紋認証など)を追加することで、仮にパスワードがバレても不正ログインを防げます。
一定回数ログインに失敗したら、一時的にアカウントをロックする仕組みを導入しましょう。
ログイン時に「私はロボットではありません」といったチェックを入れることで、機械的な攻撃を防ぐことができます。
短時間に大量のログイン試行があった場合、そのIPアドレスをブロックすることで、攻撃の継続を防げます。
パスワード管理ツールを使えば、複雑なパスワードを安全に管理できます。
総当たり攻撃は単純な手法ですが、未対策のシステムにとっては脅威です。強力なパスワードを設定し、多要素認証を有効にし、適切なセキュリティ対策を講じることで、このリスクを大幅に減らせます。
セキュリティは日々進化しています。最新の攻撃手法を学びつつ、適切な防御策を取り入れて、しっかりと身を守りましょう!
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