Nodejs(Google Cloud Functions)でDocumentAIを使ってOCRを実装する

0

2024年12月06日 4:31

Node.js (Google Cloud Functions)でDocument AIを使ってOCRを実装する

はじめに

紙の書類や画像データをデジタル化し、テキストデータとして活用するOCR(光学文字認識)は、業務効率化において重要な技術です。Google CloudのDocument AIは、そのOCR機能を強力にサポートするサービスです。本記事では、Node.jsとGoogle Cloud Functionsを使ってDocument AIを活用し、OCRを実装する方法を紹介します。


必要な準備

1. Google Cloudプロジェクトのセットアップ

  1. Google Cloud Consoleで新しいプロジェクトを作成します。
  2. 「APIとサービス」でDocument AI APIを有効にします。
  3. 「認証情報」からサービスアカウントを作成し、JSON形式でキーをダウンロードします。このファイルをCloud Functionsで使用します。

2. 必要なNode.jsパッケージをインストール

ローカル環境で以下のコマンドを使用してモジュールをインストールします:

img

  • @google-cloud/documentai: Document AIを操作するためのライブラリ。
  • @google-cloud/storage: Google Cloud Storageとの連携をサポート。

実装手順

1. Cloud Functionsでの基本構造

Cloud FunctionsでのOCR処理を実現するために、エントリーポイントを作成します。以下のようにindex.jsを用意します。

index.js

img

2. デプロイメント

Cloud Functionsにデプロイするには以下のコマンドを使用します:

img

3. リクエスト送信

リクエストには、Cloud Storageにアップロードしたファイル名とDocument AIのプロセッサ情報が必要です。以下の例を参考に、cURLまたはPostmanを使用してリクエストを送信します:

img


注意点

  1. 適切なIAMロール: Document AIのサービスアカウントに必要なIAMロール(Document AI Editorなど)を付与してください。
  2. Cloud Storageへのファイルアップロード: OCRを行う対象ファイルを事前にCloud Storageにアップロードする必要があります。
  3. エラーハンドリング: ネットワークエラーや認証エラーを適切に処理することで、スムーズな動作を確保します。

まとめ

Node.jsとGoogle Cloud Functionsを使用してDocument AIを利用することで、強力なOCR機能を簡単に実装できます。スケーラブルなアーキテクチャを活用しながら、高精度な文字認識を実現できます。本記事を参考に、業務やプロジェクトでの効率化を図ってみてください!

# Node.js
# Document AI
# Google Cloud Functions
0

診断を受けるとあなたの現在の業務委託単価を算出します。今後副業やフリーランスで単価を交渉する際の参考になります。また次の単価レンジに到達するためのヒントも確認できます。