# Lambda関数で画像内のテキストをOCR（Textract）処理する方法

## 目次
1. はじめに
2. Textractとは
3. Lambda関数の設定手順
   - 3-1. AWS CLIのインストール
   - 3-2. IAMロールの設定
   - 3-3. Lambda関数の作成
4. S3バケットの設定
5. Textract APIの実行
6. レスポンスの解析
7. コード例
8. パフォーマンスの改善
9. まとめ

## 1. はじめに

Amazon Textractは、画像やPDFからテキストを抽出できるAWSのサービスです。この記事では、Lambda関数を使用して画像内のテキストを簡単にOCR処理する方法をご紹介します。

## 2. Textractとは

Textractは、光学文字認識（OCR）を用いて画像やPDFファイルから文字を抽出するためのAWSサービスです。手書き文字や印刷されたドキュメントからもテキストを抽出できます。

## 3. Lambda関数の設定手順

### 3-1. AWS CLIのインストール

まず、AWS CLIをインストールしてAWSアカウントにアクセスできるようにします。以下は、macOSでのインストール例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

設定ファイルを作成し、アクセスキーとシークレットキーを設定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3-2. IAMロールの設定

TextractとS3にアクセスするためのIAMロールを作成します。このロールには、TextractとS3の必要な権限を持たせてください。

- Textractの権限: `AmazonTextractFullAccess`
- S3の権限: `AmazonS3ReadOnlyAccess`

IAM Management Consoleでロールを作成し、上記のポリシーをアタッチします。

### 3-3. Lambda関数の作成

AWS Lambda Management Consoleで新しい関数を作成します。名前を入力し、ランタイムをNode.jsやPythonなど好みの言語に設定します。Lambda関数には、先ほど作成したIAMロールもアタッチしてください。

## 4. S3バケットの設定

Textractで処理する画像は、S3バケットに格納されている必要があります。バケットを作成し、そこに画像をアップロードしてください。

## 5. Textract APIの実行

Lambda関数内でTextractを呼び出すコードを記述します。以下は、Pythonでの簡単な実行例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. レスポンスの解析

Textractから取得したレスポンスには、検出されたテキストが含まれています。これを解析することで、必要な情報を抽出できます。

## 7. コード例

以下は、検出されたテキストを出力する例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 8. パフォーマンスの改善

Textractの処理には時間がかかることがあります。非同期での処理やより高速なランタイムの選択を検討してください。

## 9. まとめ

LambdaとTextractを組み合わせることで、サーバーレスで画像からテキストを抽出することが可能です。これにより、費用対効果の高いOCRソリューションを提供できます。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# Lambda関数で画像内のテキストをOCR（Textract）処理する方法

## 目次
1. はじめに
2. Textractとは
3. Lambda関数の設定手順
   - 3-1. AWS CLIのインストール
   - 3-2. IAMロールの設定
   - 3-3. Lambda関数の作成
4. S3バケットの設定
5. Textract APIの実行
6. レスポンスの解析
7. コード例
8. パフォーマンスの改善
9. まとめ

## 1. はじめに

Amazon Textractは、画像やPDFからテキストを抽出できるAWSのサービスです。この記事では、Lambda関数を使用して画像内のテキストを簡単にOCR処理する方法をご紹介します。

## 2. Textractとは

Textractは、光学文字認識（OCR）を用いて画像やPDFファイルから文字を抽出するためのAWSサービスです。手書き文字や印刷されたドキュメントからもテキストを抽出できます。

## 3. Lambda関数の設定手順

### 3-1. AWS CLIのインストール

まず、AWS CLIをインストールしてAWSアカウントにアクセスできるようにします。以下は、macOSでのインストール例です。

```bash
$ brew install awscli
```

設定ファイルを作成し、アクセスキーとシークレットキーを設定します。

```bash
$ aws configure
```

### 3-2. IAMロールの設定

TextractとS3にアクセスするためのIAMロールを作成します。このロールには、TextractとS3の必要な権限を持たせてください。

- Textractの権限: `AmazonTextractFullAccess`
- S3の権限: `AmazonS3ReadOnlyAccess`

IAM Management Consoleでロールを作成し、上記のポリシーをアタッチします。

### 3-3. Lambda関数の作成

AWS Lambda Management Consoleで新しい関数を作成します。名前を入力し、ランタイムをNode.jsやPythonなど好みの言語に設定します。Lambda関数には、先ほど作成したIAMロールもアタッチしてください。

## 4. S3バケットの設定

Textractで処理する画像は、S3バケットに格納されている必要があります。バケットを作成し、そこに画像をアップロードしてください。

## 5. Textract APIの実行

Lambda関数内でTextractを呼び出すコードを記述します。以下は、Pythonでの簡単な実行例です。

```python
import boto3

def lambda_handler(event, context):
    client = boto3.client('textract')
    response = client.detect_document_text(
        Document={'S3Object': {'Bucket': 'example-bucket', 'Name': 'document.png'}}
    )
    return response
```

## 6. レスポンスの解析

Textractから取得したレスポンスには、検出されたテキストが含まれています。これを解析することで、必要な情報を抽出できます。

## 7. コード例

以下は、検出されたテキストを出力する例です。

```python
def lambda_handler(event, context):
    client = boto3.client('textract')
    response = client.detect_document_text(
        Document={'S3Object': {'Bucket': 'example-bucket', 'Name': 'document.png'}}
    )
    
    # テキストの抽出
    text = ""
    for item in response["Blocks"]:
        if item["BlockType"] == "LINE":
            text += item["Text"] + "\n"
    
    print("Detected Text:\n", text)
```

## 8. パフォーマンスの改善

Textractの処理には時間がかかることがあります。非同期での処理やより高速なランタイムの選択を検討してください。

## 9. まとめ

LambdaとTextractを組み合わせることで、サーバーレスで画像からテキストを抽出することが可能です。これにより、費用対効果の高いOCRソリューションを提供できます。 

Lambda関数で画像内のテキストをOCR（Textract）処理する方法

目次

続きを読むには単価診断を受けてください（30秒）