## 目次
1. Gmail APIの概要
2. 必要な準備
   - 2.1 Google Cloud Platformでの設定
   - 2.2 APIアクセスの有効化
3. Gmail APIでの認証
   - 3.1 OAuth 2.0フロー
   - 3.2 認証情報の取得
4. 既読メールの取得
   - 4.1 `messages.list` メソッドの利用
   - 4.2 メッセージのフィルタリング
5. メールのアーカイブ処理
   - 5.1 `messages.modify` メソッドの利用
   - 5.2 ラベルの操作
6. 自動化の実装
   - 6.1 スクリプトの作成
   - 6.2 定期実行の設定
7. まとめ

## 1. Gmail APIの概要
Gmail APIは、Gmailのデータにアクセスし、メールの送受信、削除、ラベルの管理などの操作をプログラムで行うためのAPIです。本記事では、このAPIを用いて既読メールをアーカイブする自動化の手順を解説します。

## 2. 必要な準備

### 2.1 Google Cloud Platformでの設定
まず、Google Cloud Platform (GCP)でプロジェクトを作成し、Gmail APIを有効化する必要があります。

1. [Google Cloud Console](https://console.cloud.google.com/)にアクセスし、新しいプロジェクトを作成します。
2. ダッシュボードから「APIとサービス」→「ライブラリ」へ移動し、「Gmail API」を検索して有効化します。

### 2.2 APIアクセスの有効化
次に、APIにアクセスするための認証情報を設定します。

1. 「APIとサービス」→「認証情報」→「認証情報を作成」からOAuthクライアントIDを作成します。
2. 使用するアプリケーションタイプ（例：Webアプリケーション）を選択し、必要なリダイレクトURIを設定します。

## 3. Gmail APIでの認証

### 3.1 OAuth 2.0フロー
Gmail APIを使用するには、OAuth 2.0を利用してユーザーのアカウントにアクセスする必要があります。認証フローを通じてトークンを取得し、APIリクエストに使用します。

### 3.2 認証情報の取得
OAuth 2.0クレデンシャル（クライアントIDとクライアントシークレット）を取得し、アプリケーションに組み込みます。Pythonの場合、`google-auth`ライブラリを使用して認証を管理します。

## 4. 既読メールの取得

### 4.1 `messages.list` メソッドの利用
Gmail APIの`messages.list`メソッドを使用して、メールの一覧を取得します。以下のようなクエリを使って既読メールをフィルタリングします。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4.2 メッセージのフィルタリング
取得したメールのうち、特定の条件（例：特定ラベルが付与されているメール）に該当するものを選び出します。

## 5. メールのアーカイブ処理

### 5.1 `messages.modify` メソッドの利用
メールをアーカイブするには、`INBOX`ラベルを削除する必要があります。`messages.modify`を使ってこの操作を実行します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5.2 ラベルの操作
Gmailでは、メッセージのアーカイブは実質的に`INBOX`ラベルの削除を意味します。他のラベルはそのまま保存されます。

## 6. 自動化の実装

### 6.1 スクリプトの作成
上記で説明した手順を基に、既読メールを定期的にアーカイブするスクリプトを作成します。Pythonスクリプトの例を以下に示します。

### 6.2 定期実行の設定
スケジュールされた間隔でスクリプトを実行するには、サーバー上でCRONジョブを設定するか、Google Apps Scriptや他の自動化ツールを活用します。

## 7. まとめ
Gmail APIを使って既読メールの自動アーカイブを行うことで、受信トレイを整理する負担を軽減できます。この手法は、定期的なメンテナンスを自動化し、業務効率を高めるのに役立ちます。スクリプトをカスタマイズし、特定のフィルタを適用することで、より柔軟なメール管理が可能です。 [cv:issue_marketplace_engineer]

## 目次
1. Gmail APIの概要
2. 必要な準備
   - 2.1 Google Cloud Platformでの設定
   - 2.2 APIアクセスの有効化
3. Gmail APIでの認証
   - 3.1 OAuth 2.0フロー
   - 3.2 認証情報の取得
4. 既読メールの取得
   - 4.1 `messages.list` メソッドの利用
   - 4.2 メッセージのフィルタリング
5. メールのアーカイブ処理
   - 5.1 `messages.modify` メソッドの利用
   - 5.2 ラベルの操作
6. 自動化の実装
   - 6.1 スクリプトの作成
   - 6.2 定期実行の設定
7. まとめ

## 1. Gmail APIの概要
Gmail APIは、Gmailのデータにアクセスし、メールの送受信、削除、ラベルの管理などの操作をプログラムで行うためのAPIです。本記事では、このAPIを用いて既読メールをアーカイブする自動化の手順を解説します。

## 2. 必要な準備

### 2.1 Google Cloud Platformでの設定
まず、Google Cloud Platform (GCP)でプロジェクトを作成し、Gmail APIを有効化する必要があります。

1. [Google Cloud Console](https://console.cloud.google.com/)にアクセスし、新しいプロジェクトを作成します。
2. ダッシュボードから「APIとサービス」→「ライブラリ」へ移動し、「Gmail API」を検索して有効化します。

### 2.2 APIアクセスの有効化
次に、APIにアクセスするための認証情報を設定します。

1. 「APIとサービス」→「認証情報」→「認証情報を作成」からOAuthクライアントIDを作成します。
2. 使用するアプリケーションタイプ（例：Webアプリケーション）を選択し、必要なリダイレクトURIを設定します。

## 3. Gmail APIでの認証

### 3.1 OAuth 2.0フロー
Gmail APIを使用するには、OAuth 2.0を利用してユーザーのアカウントにアクセスする必要があります。認証フローを通じてトークンを取得し、APIリクエストに使用します。

### 3.2 認証情報の取得
OAuth 2.0クレデンシャル（クライアントIDとクライアントシークレット）を取得し、アプリケーションに組み込みます。Pythonの場合、`google-auth`ライブラリを使用して認証を管理します。

## 4. 既読メールの取得

### 4.1 `messages.list` メソッドの利用
Gmail APIの`messages.list`メソッドを使用して、メールの一覧を取得します。以下のようなクエリを使って既読メールをフィルタリングします。

```python
service.users().messages().list(userId='me', q="is:read").execute()
```

### 4.2 メッセージのフィルタリング
取得したメールのうち、特定の条件（例：特定ラベルが付与されているメール）に該当するものを選び出します。

## 5. メールのアーカイブ処理

### 5.1 `messages.modify` メソッドの利用
メールをアーカイブするには、`INBOX`ラベルを削除する必要があります。`messages.modify`を使ってこの操作を実行します。

```python
service.users().messages().modify(
    userId='me',
    id=message_id,
    body={'removeLabelIds': ['INBOX']}
).execute()
```

### 5.2 ラベルの操作
Gmailでは、メッセージのアーカイブは実質的に`INBOX`ラベルの削除を意味します。他のラベルはそのまま保存されます。

## 6. 自動化の実装

### 6.1 スクリプトの作成
上記で説明した手順を基に、既読メールを定期的にアーカイブするスクリプトを作成します。Pythonスクリプトの例を以下に示します。

### 6.2 定期実行の設定
スケジュールされた間隔でスクリプトを実行するには、サーバー上でCRONジョブを設定するか、Google Apps Scriptや他の自動化ツールを活用します。

## 7. まとめ
Gmail APIを使って既読メールの自動アーカイブを行うことで、受信トレイを整理する負担を軽減できます。この手法は、定期的なメンテナンスを自動化し、業務効率を高めるのに役立ちます。スクリプトをカスタマイズし、特定のフィルタを適用することで、より柔軟なメール管理が可能です。 

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