# Google Places APIとGASでスプレッドシートから住所→緯度経度→施設検索を実現

## 目次
1. はじめに
2. 使用する技術とサービス
    1. Google Places APIとは
    2. GAS (Google Apps Script)の概要
3. 住所から緯度経度に変換
4. 緯度経度から施設検索を実行
5. スプレッドシートでの設定方法
6. コードの具体例
7. セキュリティとAPIキーの管理
8. 成果物として期待されるもの
9. まとめ

## 1. はじめに

Google Places APIとGoogle Apps Script (GAS)を組み合わせて、スプレッドシートにリストされた住所を基にして、それらの住所から緯度経度を取得し、周辺施設を検索する方法について解説します。この手法を利用することで、場所情報を活用した様々なアプリケーションやシステムと連携することが可能になります。

## 2. 使用する技術とサービス

### 2-1. Google Places APIとは

Google Places APIは、場所の検索や詳細情報の取得に特化したAPIです。Googleが提供する膨大なデータセットを活用して、特定の場所に関する情報（名前、住所、位置情報など）を取得することができます。

### 2-2. GAS (Google Apps Script)の概要

Google Apps Scriptは、Googleが提供するクラウドベースのスクリプト環境で、JavaScriptを用いてGoogleの各種サービス（Google Sheets、Gmail、Google Driveなど）をプログラム的に操作することができます。

## 3. 住所から緯度経度に変換

スプレッドシートに入力された住所データを基に、その住所の緯度経度を取得します。Google Places APIの一部であるGeocoding APIを使用します。

1. スプレッドシート内に住所をリストアップ。
2. Google Apps Scriptを用いて、住所を順次読み込み。
3. Geocoding APIを呼び出し、住所から緯度経度を取得。
4. 結果をスプレッドシートの別の列に書き込む。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. 緯度経度から施設検索を実行

住所から取得した緯度経度情報を基に、Google Places APIのNearby Searchを利用して周辺の施設情報を検索します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. スプレッドシートでの設定方法

1. Google Sheetsで新しいスプレッドシートを作成し、1列目に次の3つのカラム名を設定します： 'Address', 'Latitude', 'Longitude', 'Nearby Places'。
2. 自動でプログラムが実行されるようにトリガーを設定します（時間間隔またはシートの編集毎に実行）。

## 6. コードの具体例

次に示すのは、Google Apps Script Editorで使われる完全なコードです。ここにAPIキーと緯度経度を処理するロジックが含まれています。

![img](/mosaic-code.jpg)

このスクリプトを実行することで、スプレッドシート内の住所が緯度経度に変換され、さらにその周辺の施設情報が取得されます。

## 7. セキュリティとAPIキーの管理

Google Places APIを利用するときは、APIキーのセキュリティと管理が非常に重要です。以下の点に留意してください。

- APIキーを適切に管理し、公開しない。
- 使用するAPIの範囲や制限を適切に設定して、悪用を防ぐ。
- 必要に応じてアクセス制限を設定し、特定のIPアドレスからのみのアクセスを許可する。

## 8. 成果物として期待されるもの

このプロジェクトの成果物は、スプレッドシートの各行に対する住所から緯度経度の変換、およびその周辺の施設情報の取得が達成されたものになります。これにより、ビジネスアプリケーションや個人のプロジェクトのためのロケーションデータを効率的に扱うことが可能になります。

## 9. まとめ

Google Places APIとGoogle Apps Scriptを組み合わせることで、スプレッドシートから住所をもとに緯度経度を取得し、その情報を活用して周辺施設の検索を行うことが簡単に実現できます。これにより、地理的データを扱うアプリケーションやプロジェクトの拡張性が向上し、データをより活用した戦略的な意思決定が可能となります。

このアプローチは、幅広い利用場面で活用可能です。手順を理解し、応用することでさらに多くのデータ活用が期待できます。ぜひこの手法を実践し、プロジェクトにお役立てください。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# Google Places APIとGASでスプレッドシートから住所→緯度経度→施設検索を実現

## 目次
1. はじめに
2. 使用する技術とサービス
    1. Google Places APIとは
    2. GAS (Google Apps Script)の概要
3. 住所から緯度経度に変換
4. 緯度経度から施設検索を実行
5. スプレッドシートでの設定方法
6. コードの具体例
7. セキュリティとAPIキーの管理
8. 成果物として期待されるもの
9. まとめ

## 1. はじめに

Google Places APIとGoogle Apps Script (GAS)を組み合わせて、スプレッドシートにリストされた住所を基にして、それらの住所から緯度経度を取得し、周辺施設を検索する方法について解説します。この手法を利用することで、場所情報を活用した様々なアプリケーションやシステムと連携することが可能になります。

## 2. 使用する技術とサービス

### 2-1. Google Places APIとは

Google Places APIは、場所の検索や詳細情報の取得に特化したAPIです。Googleが提供する膨大なデータセットを活用して、特定の場所に関する情報（名前、住所、位置情報など）を取得することができます。

### 2-2. GAS (Google Apps Script)の概要

Google Apps Scriptは、Googleが提供するクラウドベースのスクリプト環境で、JavaScriptを用いてGoogleの各種サービス（Google Sheets、Gmail、Google Driveなど）をプログラム的に操作することができます。

## 3. 住所から緯度経度に変換

スプレッドシートに入力された住所データを基に、その住所の緯度経度を取得します。Google Places APIの一部であるGeocoding APIを使用します。

1. スプレッドシート内に住所をリストアップ。
2. Google Apps Scriptを用いて、住所を順次読み込み。
3. Geocoding APIを呼び出し、住所から緯度経度を取得。
4. 結果をスプレッドシートの別の列に書き込む。

```javascript
function getLatLngFromAddress() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
  var lastRow = sheet.getLastRow();
  var apiKey = 'YOUR_GOOGLE_PLACES_API_KEY';

  for (var i = 2; i <= lastRow; i++) {
    var address = sheet.getRange(i, 1).getValue();
    var response = UrlFetchApp.fetch('https://maps.googleapis.com/maps/api/geocode/json?address=' + encodeURIComponent(address) + '&key=' + apiKey);
    var json = JSON.parse(response.getContentText());

    if (json.status === 'OK') {
      var location = json.results[0].geometry.location;
      sheet.getRange(i, 2).setValue(location.lat);
      sheet.getRange(i, 3).setValue(location.lng);
    } else {
      Logger.log('Geocoding failed: ' + json.status);
    }
  }
}
```

## 4. 緯度経度から施設検索を実行

住所から取得した緯度経度情報を基に、Google Places APIのNearby Searchを利用して周辺の施設情報を検索します。

```javascript
function findNearbyPlaces() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
  var lastRow = sheet.getLastRow();
  var apiKey = 'YOUR_GOOGLE_PLACES_API_KEY';
  var radius = 500; // 500メートル以内を対象

  for (var i = 2; i <= lastRow; i++) {
    var lat = sheet.getRange(i, 2).getValue();
    var lng = sheet.getRange(i, 3).getValue();
    var response = UrlFetchApp.fetch('https://maps.googleapis.com/maps/api/place/nearbysearch/json?location=' + lat + ',' + lng + '&radius=' + radius + '&key=' + apiKey);
    var json = JSON.parse(response.getContentText());

    if (json.status === 'OK') {
      var places = json.results.map(function(place) {
        return place.name;
      }).join(', ');
      sheet.getRange(i, 4).setValue(places);
    } else {
      Logger.log('Place search failed: ' + json.status);
    }
  }
}
```

## 5. スプレッドシートでの設定方法

1. Google Sheetsで新しいスプレッドシートを作成し、1列目に次の3つのカラム名を設定します： 'Address', 'Latitude', 'Longitude', 'Nearby Places'。
2. 自動でプログラムが実行されるようにトリガーを設定します（時間間隔またはシートの編集毎に実行）。

## 6. コードの具体例

次に示すのは、Google Apps Script Editorで使われる完全なコードです。ここにAPIキーと緯度経度を処理するロジックが含まれています。

```javascript
function main() {
  getLatLngFromAddress();
  findNearbyPlaces();
}
```

このスクリプトを実行することで、スプレッドシート内の住所が緯度経度に変換され、さらにその周辺の施設情報が取得されます。

## 7. セキュリティとAPIキーの管理

Google Places APIを利用するときは、APIキーのセキュリティと管理が非常に重要です。以下の点に留意してください。

- APIキーを適切に管理し、公開しない。
- 使用するAPIの範囲や制限を適切に設定して、悪用を防ぐ。
- 必要に応じてアクセス制限を設定し、特定のIPアドレスからのみのアクセスを許可する。

## 8. 成果物として期待されるもの

このプロジェクトの成果物は、スプレッドシートの各行に対する住所から緯度経度の変換、およびその周辺の施設情報の取得が達成されたものになります。これにより、ビジネスアプリケーションや個人のプロジェクトのためのロケーションデータを効率的に扱うことが可能になります。

## 9. まとめ

Google Places APIとGoogle Apps Scriptを組み合わせることで、スプレッドシートから住所をもとに緯度経度を取得し、その情報を活用して周辺施設の検索を行うことが簡単に実現できます。これにより、地理的データを扱うアプリケーションやプロジェクトの拡張性が向上し、データをより活用した戦略的な意思決定が可能となります。

このアプローチは、幅広い利用場面で活用可能です。手順を理解し、応用することでさらに多くのデータ活用が期待できます。ぜひこの手法を実践し、プロジェクトにお役立てください。 

Google Places APIとGASでスプレッドシートから住所→緯度経度→施設検索を実現

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