フロントエンドエンジニアがReactからNext.jsへステップアップした話
2025年04月11日 23:30
フロントエンド開発においてReact.jsは強力なフレームワークですが、最近注目を集めているのがNext.jsです。Reactの理解を軸に、どのようにNext.jsへステップアップできるのかを解説します。
Reactはコンポーネントベースのライブラリで、UIを効率よく構築するためのツールです。その中心には、状態管理とUIの同期という考え方があります。
仮想DOMの仕組みにより、最小限のDOM操作でページを更新することが可能です。これにより高いパフォーマンスを実現しています。
Next.jsはSSRをデフォルトでサポートしており、SEOやパフォーマンスの観点で有利です。プログレッシブレンダリングにより、ページのロード時間を短縮します。
SSGではビルド時にページを生成し、CDNを利用して静的なページを提供できます。これによりスピードが向上し、SEOの改善にも貢献します。
Next.jsでは、pages
ディレクトリ内のファイルが自動的にルーティングされます。これにより、ルート設定が格段に簡単です。
Next.jsはgetStaticProps
やgetServerSideProps
といったメソッドでデータを取得し、表示に利用することができます。
簡易的にバックエンドのAPIを実装可能です。これにより、フロントエンドとバックエンドの連携がスムーズです。
Next.jsのビルトイン機能により、画像の自動最適化やコードの分割が実現され、パフォーマンスが向上します。
SSRとSSGに加え、next/head
を使うことでメタ情報を柔軟に管理し、SEOを効率化できます。
既存のReactプロジェクトにおいて、Next.jsへ移行する際には、従来のルーティングやデータフェッチの方法を刷新する必要があります。また、SSRでの状態管理に注意が必要です。
作成済みのComponentsやUtil Functionsを再利用しつつ、インクリメンタルにNext.jsの機能を導入していくことが推奨されます。
ReactからNext.jsへのステップアップは、プロジェクトのパフォーマンス向上やSEOの強化につながります。特に、サーバーサイドの知識も活かせるため、フルスタック志向のエンジニアにとって大きな武器となります。次回は、さらに高度なテクニックを紹介する予定です。
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