# Azure Blueprintsでリソースの既定SKU制御を実装する方法

## 目次

1. はじめに

    1.1 Azure Blueprintsとは

    1.2 SKU制御の必要性

2. Azure Blueprintsの基本設定

    2.1 Blueprintsの作成手順

    2.2 ブループリント定義の構成要素

3. SKU制御の実装方法

    3.1 ポリシー定義の作成

    3.2 リソース制限ポリシーの適用

    3.3 デプロイメントの実行と検証

4. 具体例：SKU制御のユースケース

    4.1 仮想マシンのSKU制御

    4.2 ストレージアカウントのSKU制御

5. ベストプラクティスと注意点

    5.1 効果的な制御のためのポイント

    5.2 よくあるトラブルシューティング

6. おわりに

## 1. はじめに

### 1.1 Azure Blueprintsとは

Azure Blueprintsは、Azureのリソースを自動的にデプロイおよび管理するためのツールです。ブループリントは、一貫した環境の設定、クラウドサービスのガバナンス、およびセキュリティの確保を簡易にします。

### 1.2 SKU制御の必要性

SKU（Stock Keeping Unit、在庫管理単位）は、サービスのバリエーションを示します。特にAzureのようなクラウド環境では、コスト管理やリソース最適化のために、利用するSKUを制限することが求められます。

## 2. Azure Blueprintsの基本設定

### 2.1 Blueprintsの作成手順

Azure Blueprintsを利用するためには、まずブループリントを作成します。

- Azureポータルにログイン

- 左側のパネルから「Blueprints」を選択

- 「ブループリントの定義」をクリックし、新しいブループリントを作成

これにより、テンプレートとしてのブループリントが作成されます。

### 2.2 ブループリント定義の構成要素

ブループリント定義には、以下の主要な構成要素があります:

- **ポリシー定義**: リソースに適用する一連の規制

- **ロール割り当て**: ユーザーの役割とその権限

- **ARMテンプレート**: リソースの構成情報

- **リソースグループ**: プロビジョニング環境のグループ化

## 3. SKU制御の実装方法

### 3.1 ポリシー定義の作成

SKU制御の中心はポリシー定義です。Azure Policyを使って特定のSKUを制限するポリシーを設定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

このポリシーは、仮想マシンのSKUが指定されたリストに含まれていない場合、デプロイを拒否します。

### 3.2 リソース制限ポリシーの適用

ポリシーが作成されたら、これをブループリントに追加し、ターゲットとなるサブスクリプションやリソースグループに適用します。

- 「ブループリントの定義」から該当するブループリントに移動

- 「ポリシーの割り当て」をクリックし、先に作成したポリシーを選択

- 適用する設定を確認し、「適用」を選択

### 3.3 デプロイメントの実行と検証

ポリシーの設定が完了したら、Azure Blueprintsからリソースをデプロイし、ポリシーが正しく適用されているかを検証します。特定のSKUが拒否され、新しいデプロイメントがそのルールを満たすことを確認します。

## 4. 具体例：SKU制御のユースケース

### 4.1 仮想マシンのSKU制御

あるプロジェクトでは、コスト効率を図るために利用可能なSKUを制限したかったとします。例えば、「Standard_B1s」や「Standard_A2_v2」だけを許可するポリシーを作ることで、コストを管理します。

### 4.2 ストレージアカウントのSKU制御

ストレージアカウントでは、冗長性を高めるためにブロックBLOBの「Standard_GRS」だけを使用するようSKUポリシーを定義します。これにより、データの保護を強化し、必要なパフォーマンスを確保できます。

## 5. ベストプラクティスと注意点

### 5.1 効果的な制御のためのポイント

- **ポリシーのテスト**: ポリシー導入前にテストを行い、望むSKUが正しく制限されているか確認します。

- **定期的な見直し**: ビジネスニーズやAzureの更新に合わせて、ポリシーの見直しを行います。

### 5.2 よくあるトラブルシューティング

- **デプロイ失敗**: SKUがポリシー定義のリストに含まれていることを確認します。

- **パフォーマンス低下**: 制限が過剰でないかを確認し、必要に応じてポリシーを調整します。

## 6. おわりに

Azure Blueprintsを使用することで、リソースのSKU制御を一貫して管理することができます。特に大規模な環境では、ポリシーによるSKUの制限がコスト管理やセキュリティ強化に貢献します。ぜひ、効果的にAzure Blueprintsを活用し、リソースの制御と最適化を進めてください。

# Azure Blueprintsでリソースの既定SKU制御を実装する方法

## 目次

1. はじめに

    1.1 Azure Blueprintsとは

    1.2 SKU制御の必要性

2. Azure Blueprintsの基本設定

    2.1 Blueprintsの作成手順

    2.2 ブループリント定義の構成要素

3. SKU制御の実装方法

    3.1 ポリシー定義の作成

    3.2 リソース制限ポリシーの適用

    3.3 デプロイメントの実行と検証

4. 具体例：SKU制御のユースケース

    4.1 仮想マシンのSKU制御

    4.2 ストレージアカウントのSKU制御

5. ベストプラクティスと注意点

    5.1 効果的な制御のためのポイント

    5.2 よくあるトラブルシューティング

6. おわりに

## 1. はじめに

### 1.1 Azure Blueprintsとは

Azure Blueprintsは、Azureのリソースを自動的にデプロイおよび管理するためのツールです。ブループリントは、一貫した環境の設定、クラウドサービスのガバナンス、およびセキュリティの確保を簡易にします。

### 1.2 SKU制御の必要性

SKU（Stock Keeping Unit、在庫管理単位）は、サービスのバリエーションを示します。特にAzureのようなクラウド環境では、コスト管理やリソース最適化のために、利用するSKUを制限することが求められます。

## 2. Azure Blueprintsの基本設定

### 2.1 Blueprintsの作成手順

Azure Blueprintsを利用するためには、まずブループリントを作成します。

- Azureポータルにログイン

- 左側のパネルから「Blueprints」を選択

- 「ブループリントの定義」をクリックし、新しいブループリントを作成

これにより、テンプレートとしてのブループリントが作成されます。

### 2.2 ブループリント定義の構成要素

ブループリント定義には、以下の主要な構成要素があります:

- **ポリシー定義**: リソースに適用する一連の規制

- **ロール割り当て**: ユーザーの役割とその権限

- **ARMテンプレート**: リソースの構成情報

- **リソースグループ**: プロビジョニング環境のグループ化

## 3. SKU制御の実装方法

### 3.1 ポリシー定義の作成

SKU制御の中心はポリシー定義です。Azure Policyを使って特定のSKUを制限するポリシーを設定します。

```json

{

  "properties": {

    "displayName": "Allow specific VM SKU sizes",

    "description": "This policy restricts the VM SKU sizes that can be deployed.",

    "parameters": {

      "listOfAllowedSKUs": {

        "type": "Array",

        "metadata": {

          "description": "The list of SKUs that can be specified",

          "displayName": "Allowed VM SKUs"

        }

      }

    },

    "policyRule": {

      "if": {

        "allOf": [

          {

            "field": "type",

            "equals": "Microsoft.Compute/virtualMachines"

          },

          {

            "not": {

              "field": "Microsoft.Compute/virtualMachines/sku.name",

              "in": "[parameters('listOfAllowedSKUs')]"

            }

          }

        ]

      },

      "then": {

        "effect": "Deny"

      }

    }

  }

}

```

このポリシーは、仮想マシンのSKUが指定されたリストに含まれていない場合、デプロイを拒否します。

### 3.2 リソース制限ポリシーの適用

ポリシーが作成されたら、これをブループリントに追加し、ターゲットとなるサブスクリプションやリソースグループに適用します。

- 「ブループリントの定義」から該当するブループリントに移動

- 「ポリシーの割り当て」をクリックし、先に作成したポリシーを選択

- 適用する設定を確認し、「適用」を選択

### 3.3 デプロイメントの実行と検証

ポリシーの設定が完了したら、Azure Blueprintsからリソースをデプロイし、ポリシーが正しく適用されているかを検証します。特定のSKUが拒否され、新しいデプロイメントがそのルールを満たすことを確認します。

## 4. 具体例：SKU制御のユースケース

### 4.1 仮想マシンのSKU制御

あるプロジェクトでは、コスト効率を図るために利用可能なSKUを制限したかったとします。例えば、「Standard_B1s」や「Standard_A2_v2」だけを許可するポリシーを作ることで、コストを管理します。

### 4.2 ストレージアカウントのSKU制御

ストレージアカウントでは、冗長性を高めるためにブロックBLOBの「Standard_GRS」だけを使用するようSKUポリシーを定義します。これにより、データの保護を強化し、必要なパフォーマンスを確保できます。

## 5. ベストプラクティスと注意点

### 5.1 効果的な制御のためのポイント

- **ポリシーのテスト**: ポリシー導入前にテストを行い、望むSKUが正しく制限されているか確認します。

- **定期的な見直し**: ビジネスニーズやAzureの更新に合わせて、ポリシーの見直しを行います。

### 5.2 よくあるトラブルシューティング

- **デプロイ失敗**: SKUがポリシー定義のリストに含まれていることを確認します。

- **パフォーマンス低下**: 制限が過剰でないかを確認し、必要に応じてポリシーを調整します。

## 6. おわりに

Azure Blueprintsを使用することで、リソースのSKU制御を一貫して管理することができます。特に大規模な環境では、ポリシーによるSKUの制限がコスト管理やセキュリティ強化に貢献します。ぜひ、効果的にAzure Blueprintsを活用し、リソースの制御と最適化を進めてください。

Azure Blueprintsでリソースの既定SKU制御を実装する方法

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