# Amazon EFSを使ったLinuxインスタンス間の共有ファイルシステム構築方法

## 1-1. はじめに
このガイドでは、Amazon Elastic File System (EFS)を使用してLinuxインスタンス間で共有ファイルシステムを構築する方法について詳しく解説します。EFSはAWSが提供するスケーラブルで高可用性のファイルストレージサービスであり、多くのAmazon EC2インスタンスやオンプレミスサーバーで簡単に共有できます。クラウド上でのデータ共有がますます重要になる中、EFSはそのニーズを満たす卓越した選択肢です。

## 2-1. EFSの特徴
- **スケーラブル**：ストレージ容量が必要に応じて増減し、自動的にスケーリングされます。
- **高可用性と高耐久性**：リージョン全体でデータを冗長化し、データの消失を防ぎます。
- **簡単なセットアップと管理**：複雑な設定なしに、数ステップで導入が可能です。

## 3-1. セットアップの前提条件
- AWSアカウントが必要です。
- AWS CLIまたはAWS Management Consoleにアクセスできる環境。
- Amazon EC2インスタンスが存在し、EFSにアクセスするための適切な設定。

## 4-1. 手順概要
1. **EFSファイルシステムを作成する**。
2. **セキュリティグループとネットワーク設定**。
3. **EFSをEC2インスタンスにマウントする**。
4. **アクセス許可とデータの管理**。

## 5-1. EFSファイルシステムの作成

### 5-2. AWS Management Consoleからの作成
1. AWS Management Consoleにログインし、EFSダッシュボードを開きます。
2. 「ファイルシステムの作成」をクリック。
3. 名前を指定し、パフォーマンスモードを選択します（例えば、「一般」モード）。
4. バーストモードを選択（「バースト」または「プロビジョンドスループット」）。
5. ネットワーク設定を行い、VPCやサブネットを選択します。
6. セキュリティグループを設定し、アクセス許可を定義します。

### 5-3. セキュリティグループとネットワーク設定
EFSにアクセスするEC2インスタンスは、同じVPC内に配置し、ポート2049でのアクセスを許可するためのネットワークルールを設定する必要があります。

## 6-1. EFSのマウント

### 6-2. EC2インスタンスにNFSクライアントをインストール
各EC2インスタンスにNFSクライアントをインストールします。以下はyumを使用したインストール例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 6-3. EFSボリュームのマウント
以下のコマンドでEFSボリュームをEC2インスタンスにマウントします。

![img](/mosaic-code.jpg)
ここで`fs-xxxxxxxx`はあなたのEFSファイルシステムIDに置き換えてください。

## 7-1. アクセス許可とデータ管理

### 7-2. アクセス許可設定
EFSに対して書き込み、読み取り権限を設定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 7-3. 恒久的なマウント設定
/etc/fstabファイルにエントリを追加して、再起動後もEFSを自動的にマウントします。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 8-1. まとめ
Amazon EFSを使った共有ファイルシステムの構築は、AWS環境において複数のEC2インスタンス間でのデータ共有を容易にします。このガイドを参考に、セキュリティとスケーラビリティに優れたファイルシステムを簡単にセットアップできます。運用を始めた後も、柔軟にスケールや設定を調整できるため、長期的にも安定した運用が期待できます。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# Amazon EFSを使ったLinuxインスタンス間の共有ファイルシステム構築方法

## 1-1. はじめに
このガイドでは、Amazon Elastic File System (EFS)を使用してLinuxインスタンス間で共有ファイルシステムを構築する方法について詳しく解説します。EFSはAWSが提供するスケーラブルで高可用性のファイルストレージサービスであり、多くのAmazon EC2インスタンスやオンプレミスサーバーで簡単に共有できます。クラウド上でのデータ共有がますます重要になる中、EFSはそのニーズを満たす卓越した選択肢です。

## 2-1. EFSの特徴
- **スケーラブル**：ストレージ容量が必要に応じて増減し、自動的にスケーリングされます。
- **高可用性と高耐久性**：リージョン全体でデータを冗長化し、データの消失を防ぎます。
- **簡単なセットアップと管理**：複雑な設定なしに、数ステップで導入が可能です。

## 3-1. セットアップの前提条件
- AWSアカウントが必要です。
- AWS CLIまたはAWS Management Consoleにアクセスできる環境。
- Amazon EC2インスタンスが存在し、EFSにアクセスするための適切な設定。

## 4-1. 手順概要
1. **EFSファイルシステムを作成する**。
2. **セキュリティグループとネットワーク設定**。
3. **EFSをEC2インスタンスにマウントする**。
4. **アクセス許可とデータの管理**。

## 5-1. EFSファイルシステムの作成

### 5-2. AWS Management Consoleからの作成
1. AWS Management Consoleにログインし、EFSダッシュボードを開きます。
2. 「ファイルシステムの作成」をクリック。
3. 名前を指定し、パフォーマンスモードを選択します（例えば、「一般」モード）。
4. バーストモードを選択（「バースト」または「プロビジョンドスループット」）。
5. ネットワーク設定を行い、VPCやサブネットを選択します。
6. セキュリティグループを設定し、アクセス許可を定義します。

### 5-3. セキュリティグループとネットワーク設定
EFSにアクセスするEC2インスタンスは、同じVPC内に配置し、ポート2049でのアクセスを許可するためのネットワークルールを設定する必要があります。

## 6-1. EFSのマウント

### 6-2. EC2インスタンスにNFSクライアントをインストール
各EC2インスタンスにNFSクライアントをインストールします。以下はyumを使用したインストール例です。

```bash
sudo yum install -y nfs-utils
```

### 6-3. EFSボリュームのマウント
以下のコマンドでEFSボリュームをEC2インスタンスにマウントします。

```bash
sudo mount -t nfs4 -o nfsvers=4.1 fs-xxxxxxxx.efs.us-west-2.amazonaws.com:/ /mnt/efs
```
ここで`fs-xxxxxxxx`はあなたのEFSファイルシステムIDに置き換えてください。

## 7-1. アクセス許可とデータ管理

### 7-2. アクセス許可設定
EFSに対して書き込み、読み取り権限を設定します。

```bash
sudo chown ec2-user:ec2-user /mnt/efs
sudo chmod 700 /mnt/efs
```

### 7-3. 恒久的なマウント設定
/etc/fstabファイルにエントリを追加して、再起動後もEFSを自動的にマウントします。

```bash
fs-xxxxxxxx.efs.us-west-2.amazonaws.com:/ /mnt/efs nfs4 defaults,_netdev 0 0
```

## 8-1. まとめ
Amazon EFSを使った共有ファイルシステムの構築は、AWS環境において複数のEC2インスタンス間でのデータ共有を容易にします。このガイドを参考に、セキュリティとスケーラビリティに優れたファイルシステムを簡単にセットアップできます。運用を始めた後も、柔軟にスケールや設定を調整できるため、長期的にも安定した運用が期待できます。 

Amazon EFSを使ったLinuxインスタンス間の共有ファイルシステム構築方法

1-1. はじめに

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