# Vercelで多言語対応アプリを構築するi18n設定方法

## 1-1. はじめに
ウェブアプリケーションの開発において、グローバルなオーディエンスを対象にするためには、多言語対応が重要です。VercelはNext.jsをサポートしており、このフレームワークは国際化(i18n)機能を提供しています。本記事では、Next.jsとVercelを使用して多言語対応アプリを構築するためのi18n設定方法について解説します。

## 2-1. i18nとは
i18nは「internationalization」の略で、ソフトウェアを異なる言語や地域に対応させるためのプロセスを指します。この設定を行うことで、アプリケーションは異なる言語やロケールに基づいてコンテンツを表示することが可能になります。

## 3-1. Next.jsでのi18n設定
Next.jsはバージョン10以降、i18nを公式にサポートしています。基本的な設定は`next.config.js`で行います。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3-2. i18n設定の詳細
- **locales**: 対応する言語のリストを指定します。
- **defaultLocale**: デフォルトで表示する言語を設定します。

## 4-1. 言語別の翻訳ファイルを作成
各言語用の翻訳ファイルを作成し、必要な文言を管理します。このファイルはプロジェクト内の特定のディレクトリに保存します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4-2. 翻訳ファイルの例
![img](/mosaic-code.jpg)

## 5-1. next-i18nextを用いたプロジェクト設定
`next-i18next`はNext.jsのi18nを簡単に設定するためのライブラリです。インストールには以下のコマンドを使用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-2. 初期設定
![img](/mosaic-code.jpg)

## 6-1. Vercelへのデプロイ
Vercelにデプロイする際は、`next-i18next`の設定に特別な工夫が必要です。`.env`や他の環境変数を使用して、公開時に必要な情報を柔軟に管理できます。

### 6-2. 環境変数
Vercelではビルド時に設定する環境変数として以下のコマンドを使用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 7-1. SSRとSSGでのi18n対応
i18n設定は、単純なクライアントサイドレンダリングだけでなく、SSR（Server Side Rendering）やSSG（Static Site Generation）のような高度な機能の実装もサポートします。

### 7-2. SSGでの例
![img](/mosaic-code.jpg)

## 8-1. よくあるトラブルとその対処法
- **ルーティングに関するエラー**: locales設定が正しくないと、多言語URLが正しく生成されません。
  - 解決法: `next.config.js`の設定を見直し、`locales`と`defaultLocale`をチェックします。

- **言語ファイルの読み込みエラー**: ファイルパスが間違っていたり、json形式が正しくないときに発生します。
  - 解決法: ファイルパスとjsonのフォーマットを確認し、正しい構造になっているかを確認します。

## 9-1. まとめ
Vercelを活用し、Next.jsでi18n設定を行うことにより、シンプルかつ効果的な多言語対応アプリケーションを構築することができます。この記事を参考に、必要な設定とベストプラクティスを実装し、グローバルに通用するアプリケーションを開発してください。グローバル市場での成功を目指すためには、文化的背景に留意したコンテンツの提供が重要であり、適切なツールと設定を用いることでそれを実現できるでしょう。

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# Vercelで多言語対応アプリを構築するi18n設定方法

## 1-1. はじめに
ウェブアプリケーションの開発において、グローバルなオーディエンスを対象にするためには、多言語対応が重要です。VercelはNext.jsをサポートしており、このフレームワークは国際化(i18n)機能を提供しています。本記事では、Next.jsとVercelを使用して多言語対応アプリを構築するためのi18n設定方法について解説します。

## 2-1. i18nとは
i18nは「internationalization」の略で、ソフトウェアを異なる言語や地域に対応させるためのプロセスを指します。この設定を行うことで、アプリケーションは異なる言語やロケールに基づいてコンテンツを表示することが可能になります。

## 3-1. Next.jsでのi18n設定
Next.jsはバージョン10以降、i18nを公式にサポートしています。基本的な設定は`next.config.js`で行います。

```javascript
// next.config.js
module.exports = {
  i18n: {
    locales: ['en', 'ja', 'fr'], // サポートする言語
    defaultLocale: 'en', // デフォルトの言語
  },
};
```

### 3-2. i18n設定の詳細
- **locales**: 対応する言語のリストを指定します。
- **defaultLocale**: デフォルトで表示する言語を設定します。

## 4-1. 言語別の翻訳ファイルを作成
各言語用の翻訳ファイルを作成し、必要な文言を管理します。このファイルはプロジェクト内の特定のディレクトリに保存します。

```plaintext
public/locales/
  ├── en/
  │   └── common.json
  ├── ja/
  │   └── common.json
  └── fr/
      └── common.json
```

### 4-2. 翻訳ファイルの例
```json
// en/common.json
{
  "welcome": "Welcome",
  "greeting": "Hello"
}

// ja/common.json
{
  "welcome": "ようこそ",
  "greeting": "こんにちは"
}
```

## 5-1. next-i18nextを用いたプロジェクト設定
`next-i18next`はNext.jsのi18nを簡単に設定するためのライブラリです。インストールには以下のコマンドを使用します。

```bash
npm install next-i18next
```

### 5-2. 初期設定
```javascript
// next-i18next.config.js
const NextI18Next = require('next-i18next').default;

module.exports = new NextI18Next({
  defaultLanguage: 'en',
  otherLanguages: ['ja', 'fr'],
});
```

## 6-1. Vercelへのデプロイ
Vercelにデプロイする際は、`next-i18next`の設定に特別な工夫が必要です。`.env`や他の環境変数を使用して、公開時に必要な情報を柔軟に管理できます。

### 6-2. 環境変数
Vercelではビルド時に設定する環境変数として以下のコマンドを使用します。

```bash
vercel env add [name]
```

## 7-1. SSRとSSGでのi18n対応
i18n設定は、単純なクライアントサイドレンダリングだけでなく、SSR（Server Side Rendering）やSSG（Static Site Generation）のような高度な機能の実装もサポートします。

### 7-2. SSGでの例
```javascript
export async function getStaticProps({ locale }) {
  return {
    props: {
      ...(await serverSideTranslations(locale, ['common'])),
    },
  };
}
```

## 8-1. よくあるトラブルとその対処法
- **ルーティングに関するエラー**: locales設定が正しくないと、多言語URLが正しく生成されません。
  - 解決法: `next.config.js`の設定を見直し、`locales`と`defaultLocale`をチェックします。

- **言語ファイルの読み込みエラー**: ファイルパスが間違っていたり、json形式が正しくないときに発生します。
  - 解決法: ファイルパスとjsonのフォーマットを確認し、正しい構造になっているかを確認します。

## 9-1. まとめ
Vercelを活用し、Next.jsでi18n設定を行うことにより、シンプルかつ効果的な多言語対応アプリケーションを構築することができます。この記事を参考に、必要な設定とベストプラクティスを実装し、グローバルに通用するアプリケーションを開発してください。グローバル市場での成功を目指すためには、文化的背景に留意したコンテンツの提供が重要であり、適切なツールと設定を用いることでそれを実現できるでしょう。

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1-1. はじめに

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