Google Cloud のエラー対策: Permissions denied enabling artifactregistry.googleapis.com

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2025年02月25日 6:07

1. エラーの概要

Google Cloud を利用している際に、以下のようなエラーが発生することがあります。

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このエラーは、artifactregistry.googleapis.com (Artifact Registry API) を有効化する権限がない場合に発生します。

2. エラーの原因

このエラーが発生する主な原因は次の通りです。

  1. ユーザーに API を有効化する権限がない
    • API を有効にするには、Google Cloud プロジェクト内で「オーナー」または「編集者」の権限が必要です。
  2. API がまだ有効化されていない
    • artifactregistry.googleapis.com が有効になっていないため、利用できない状態です。
  3. IAM ポリシーの制限
    • 特定の API の管理を制限するポリシーが適用されている場合があります。

3. 解決策

3.1 API を有効化する

エラーメッセージに表示されている URL (例: https://console.cloud.google.com/apis/library/artifactregistry.googleapis.com?project=xxxxx) にアクセスし、次の手順で API を有効化してください。

手順

  1. Google Cloud Console にログイン。
  2. 指定された URL にアクセス。
  3. 「有効にする」ボタンをクリック。
  4. 数十秒待ち、API の有効化が完了したら、再度デプロイなどの操作を試す。

3.2 自分の権限を確認する

API を有効にできない場合、現在の権限を確認しましょう。

手順

  1. Google Cloud IAM 管理画面 にアクセス。
  2. 自分のアカウントを検索。
  3. 付与されているロールを確認。
  4. 「オーナー」または「編集者」 の権限がない場合は、プロジェクトのオーナーに権限を依頼する。

3.3 プロジェクトのオーナーに API 有効化を依頼

「オーナー」または「編集者」の権限がない場合は、プロジェクトのオーナーに API の有効化を依頼する必要があります。

3.4 Google Cloud CLI で API を有効化

Google Cloud CLI (gcloud コマンド) を使用して API を有効化することも可能です。

コマンド

img

ただし、これを実行するには、roles/serviceusage.serviceUsageAdmin の権限が必要です。

3.5 必要な IAM ロールを確認・追加

API の管理には、以下の IAM ロールが必要です。

ロール説明
roles/ownerプロジェクトのオーナーとしてすべての操作が可能
roles/editorプロジェクトの編集者としてリソースの作成・変更が可能
roles/serviceusage.serviceUsageAdminAPI の有効化と無効化が可能

権限を持っていない場合は、プロジェクトのオーナーに roles/serviceusage.serviceUsageAdmin のロールを付与してもらうよう依頼しましょう。

4. まとめ

  • Artifact Registry API が有効化されていない場合、エラーが発生する。
  • IAM 管理ページで権限を確認 し、不足している場合はオーナーに依頼する。
  • API 有効化後にデプロイを再試行 すれば解決する可能性が高い。

これで問題が解決しない場合は、エラーメッセージやデプロイ環境を詳しく教えてください!

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