SESがやめとけと言われるのはなぜ?成功できる人の特徴・メリットを徹底解説

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2023年12月18日 0:38

エンジニアを目指す人であれば、一度は「SESはやめとけ」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
しかしフリーランスのエンジニアは、プロジェクトや企業ごとに契約を結んで開発するため、いわばSESと変わらない働きが求められます。
そこで今回は、なぜSESは辞めとけと言われるのか、本当はSESにどんなメリットがあるのかを解説していくので、ぜひ参考にして下さい。

SESエンジニアのメリット

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まず最初に、SESエンジニアとして活動するにとには大きく3つのメリットがあります。
採用される企業や案件に応じて、様々なメリットがあるので、詳細は以下の章を参考にしてください。

  • 契約企業・プロジェクトによっては単価が高い
  • スキル次第で業界最先端の案件に携われる
  • 単価が高還元率なプロジェクトだと年収があがる

契約企業・プロジェクトによっては単価が高い

まず最初のメリットは、契約する企業やアサインされるプロジェクトに応じて単価が高くなることです。
本来企業が正社員としてエンジニアを雇う場合、保険や賞与、その他福利厚生で1人の社員に様々な費用が発生します。
しかしSESやフリーランスをプロジェクトにアサインする場合、通常に比べ費用の節約が可能です。
結果的にスキルや開発力に応じた正当な報酬を支払うことができるため、年収が高くなるというメリットが挙げられます。

スキル次第で業界最先端の案件に携われる

プロジェクトごとにさまざまな開発を担当するSESは、スキルがある人ほど最先端の案件にアサインされる可能性が高いです。
特に最近だとSaaSやIoT、AIなど業界的に注目を集めるプロジェクトも多数。
SESにとって1社にとどまることなく、豊富な案件で活躍できることは大きなメリット。
特に開発スキルが高い人ほど最先端の案件に採用される確率が高く、キャリア面で見ても理想へ近づけるでしょう。

単価が高還元率なプロジェクトだと年収があがる

SESとして様々な案件と巡り合うことで、高還元率なプロジェクトに出会い収入が上がる可能性が高いです。
近いレベル、同じ開発言語の案件でも、発注元の企業の予算次第で報酬は変わります。
極端な話、案件難易度が低くても企業の予算が高ければ、他の高難易度のプロジェクトよりも報酬が高いケースも珍しくありません。
特に最近だとフリーランスとして稼いでいたり、変動する還元率でSESとして活躍するエンジニアも多く、発注先のクライアント次第で年収を大幅に上げられることは大きなメリットでしょう。

SESが業界で「やめとけ」と言われる理由

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様々なメリットがあるSESですが、一方でネット上では「やめとけ」と言われることも少なくありません。
なぜSESがやめとけと言われるのかについて解説していきます。

  • スキルがないとクライアントに買い叩かれることがある
  • 企業やプロジェクトが変わると求められるスキルが多様化する
  • プロジェクトに当たり外れがある

スキルがないとクライアントに買い叩かれることがある

一つの要因として、スキルのないエンジニアがSESとしてプロジェクトに契約すると、企業側に買い叩かれることがあります。
スキルがないということは、選べるプロジェクトが少ないことと同じです。
そのため、「この案件以外にプロジェクトが無いなら仕方なく…」と、相場よりも安い条件で買い叩けれていても、案件を受けざるを得なくなってしまいます。
スキルや開発力の高いエンジニアが派遣先で不満を感じるケースは少ないですが、業界的に見てもまだまだスキルの浅いエンジニアは、損をするケースがゼロとは言い切れません。
ただしあくまでもそれは、開発スキルが低いエンジニアの場合です。
逆に開発スキルが高いエンジニアであれば、引っ張りだことなり良いプロジェクトのもと報酬を上げていけるでしょう。

企業やプロジェクトが変わると求められるスキルが多様化する

SES最大の特徴ですが、派遣先の企業やクライアントごとに開発環境が変わるため、常に変化に対して柔軟に対応する必要があります。
求人票を見てある程度の開発要件は分かったとしても、派遣先の雰囲気や人間関係、社風まではなかなか分かりづらいもの。
そのため、実際にクライアントと開発をともにしていまいち合わないと感じた場合でも、その都度臨機応変に合わせていくスキルが求められます。
ただ「新しい環境が好き」「変化を楽しめる」と言ったタイプのエンジニアであれば、SESとしてさまざまな環境で経験を積めることは逆にメリット。
良い悪いというよりも、合う合わないで自分と相談してみると良いでしょう。

プロジェクトに当たり外れがある

最後のデメリットは、実際に開発を開始したものの、PMと合わなかったり、自分の思うようなプロジェクトじゃなかったりなど、当たり外れがあることです。
基本的には営業担当や、フリーランス向けのプラットフォームなどで情報を事前に把握できますが、それでも実態は案件に参加してみないとわからないことも様々。
SESとして外れのプロジェクトを引かないためにも、信頼できる営業担当やフリーランス向けプラットフォームを上手く駆使しましょう。

SESで活躍できる人の特徴

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SESとして高い年収を稼いでいる人には、大きく分けて3つの共通点があります。
そこで、どのようなスキルを身につけていればSESとして成長できるのかを、以下の章で解説していきます。

  • ITスキル以外のクライアント折衝ができる
  • 自立心が強くコミットメント力が高い
  • 案件・プロジェクトごとに柔軟な対応ができる

ITスキル以外のクライアント折衝ができる

SESとして開発力などのITスキルはもちろんですが、フリーランスで働く場合は特にクライアントとの折衝スキルが必要です。
自ら案件を獲得する営業力に加え、その後案件を進めるうえでもクライアントとのすり合わせや話し合いにおいても折衝スキルは欠かせません。
要件定義や打合せでもただ言われたとおりに開発するだけではなく、相手の要望に合わせ一歩先の提案ができる視野の広さなども必要です。

自立心が強くコミットメント力が高い

特にフリーランスのSESに求められるスキルですが、クライアントに対するコミットメント力や、自立心の強さは欠かせません。
近年フルリモートでどこにいても案件に参画できる今、在宅勤務で開発を進めるSESが 多いです。
言うまでもありませんが、在宅だからといってパフォーマンスが下がるようでは、フリーランスのSESとして活躍は難しいでしょう。
自宅にいながらも仕事のオンオフを切り替え、企業の要望に答えられるコミットメント力のある人が、フリーランスのSESとして活躍できます。

案件・プロジェクトごとに柔軟な対応ができる

案件が企業ごとに変わるSESでは、その都度柔軟な対応が求められます。
同じようなプロジェクトでも、派遣先の企業が変われば手順や優先される項目も変わります。
そのため、「前の職場ではこうだった」といった固定概念を捨て、新たなプロジェクトに合わせた考え方を持つことも必要です。
採用した企業もあくまで自社の開発に適したエンジニアが必要なため、臨機応変に期待に応えていけるよう心がけましょう。

まとめ

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世間ではやめとけといった声も多いSESエンジニアですが、顧客折衝ができて開発スキルが高いのであれば、フリーランスとして独立し高い年収も実現できます。
また最先端の案件にもジョインできるため、経験値も上げていけるでしょう。
SESやフリーランスとしてキャリアを送りたいものの、一歩踏み出せない方は、この記事を参考に一度自身がSESとして働く姿を想像してみてください。

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