GoogleDataAPIを利用した月次アクセスデータの収集方法

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2024年12月16日 15:20

Google Analyticsを利用して、月次のアクセスデータを収集することは、トレンド分析やビジネス意思決定に非常に役立ちます。この記事では、Google Analytics Data API(GoogleDataAPI)を活用して月次アクセスデータを効率的に取得する方法を解説します。

必要な準備

GoogleDataAPIを使用するためには、以下の準備が必要です:

  1. Google Cloudプロジェクトの設定
  2. サービスアカウントの作成
  3. Google Analytics APIの有効化
  4. Node.js環境のセットアップ

Google Cloudプロジェクトの設定

Google Cloud Consoleで新しいプロジェクトを作成します。このプロジェクトがGoogleDataAPIを使用するための基盤となります。

サービスアカウントの作成

サービスアカウントを作成し、必要な権限を付与します。JSON形式のキーをダウンロードして保存しておきましょう。

Google Analytics APIの有効化

Google Cloud Consoleで「APIとサービス」 > 「ライブラリ」に移動し、Google Analytics Data APIを有効にします。

Node.js環境のセットアップ

Node.jsを利用して開発を行います。以下のコマンドで必要なライブラリをインストールしてください:

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実装方法

ここでは、GoogleDataAPIを利用して月次アクセスデータを取得する方法を紹介します。

必要なライブラリのインポート

Google Analytics Data APIのクライアントライブラリをインポートします。

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クライアントの初期化

サービスアカウントキーを使用してクライアントを初期化します。

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データ取得のクエリ作成

以下のコードで、特定の月のアクセスデータを取得します。

img

レスポンスデータの解析

APIから返されるデータは配列形式です。各ページの月間PV数を以下のように出力できます。

img

実装結果の例

例えば、以下のようなデータが取得できることが期待されます:

img

他の手法との比較

Google AnalyticsのウェブUIからもデータを取得できますが、APIを使用することで以下のようなメリットがあります:

  1. 効率性: 手動操作が不要で、自動化されたデータ取得が可能。
  2. 柔軟性: 特定の条件や期間に基づいたカスタムクエリが可能。
  3. スケーラビリティ: データをプログラムで処理しやすく、他システムへの統合も容易。

例えば、UI操作で1か月分のデータを抽出するのに約5分かかるのに対し、APIでは数秒で取得できます。大規模なサイトの場合、この差はさらに顕著になります。

まとめ

GoogleDataAPIを活用することで、月次のアクセスデータを効率的に取得し、ビジネス戦略に活用することができます。この記事の手順を参考に、まずはAPIキーを取得し、サンプルコードを試してみてください。データ駆動型の意思決定をサポートする第一歩となるでしょう。

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