

## 目次
1. はじめに
2. 開発環境の準備
   1. 必要なツールのインストール
3. Azure Functions プロジェクトの作成
   1. Init コマンドを使ったプロジェクト設定
4. TypeScript 関数の作成
   1. 関数テンプレートの選択と編集
5. ローカルでのデバッグとテスト
6. Azure へのデプロイ
   1. Azure CLI を使ったデプロイ
   2. デプロイ後の動作確認
7. まとめ

## 1. はじめに
Azure Functions は、クラウド上でスケーラブルなサーバーレスなアーキテクチャを実現するためのサービスです。TypeScript を使用することで、強力な型チェックとコード補完を利用できます。

## 2. 開発環境の準備

### 2.1 必要なツールのインストール
- **Node.js**: 最新の LTS バージョンをインストールしてください。
- **Azure Functions Core Tools**: ローカルでの開発とデプロイのために必要です。
  ```bash
  npm install -g azure-functions-core-tools@4 --unsafe-perm true
  ```
- **Azure CLI**: Azure リソースの管理に使用します。
  ```bash
  curl -sL https://aka.ms/InstallAzureCLIDeb | sudo bash
  ```

## 3. Azure Functions プロジェクトの作成

### 3.1 Init コマンドを使ったプロジェクト設定
作業用のディレクトリを作成し、Azure Functions プロジェクトを初期化します。
![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. TypeScript 関数の作成

### 4.1 関数テンプレートの選択と編集
関数テンプレートを使って、新たな関数を作成します。
![img](/mosaic-code.jpg)
このコマンドで生成された `MyHttpTriggerFunction/index.ts` ファイルを編集して、ビジネスロジックを記述します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. ローカルでのデバッグとテスト
関数をローカルで実行してテストします。
![img](/mosaic-code.jpg)
ブラウザで `http://localhost:7071/api/MyHttpTriggerFunction?name=Azure` にアクセスして、動作を確認します。

## 6. Azure へのデプロイ

### 6.1 Azure CLI を使ったデプロイ
まず、Azure にサインインします。
![img](/mosaic-code.jpg)
その後、Azure 内に関数アプリを作成し、デプロイします。
![img](/mosaic-code.jpg)

### 6.2 デプロイ後の動作確認
Azure ポータルにアクセスし、作成した関数アプリ内で関数が正常に動作するか確認します。

## 7. まとめ
Azure Functions に TypeScript 関数をデプロイする手順をご紹介しました。これにより、強力な型チェックを活用しながら無停止でスケーラブルなサーバーレスアプリケーションを構築できます。次に試してみたいこととして、関数のより複雑なトリガーや Azure の他のサービスとの連携を検討してみてください。

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## 目次
1. はじめに
2. 開発環境の準備
   1. 必要なツールのインストール
3. Azure Functions プロジェクトの作成
   1. Init コマンドを使ったプロジェクト設定
4. TypeScript 関数の作成
   1. 関数テンプレートの選択と編集
5. ローカルでのデバッグとテスト
6. Azure へのデプロイ
   1. Azure CLI を使ったデプロイ
   2. デプロイ後の動作確認
7. まとめ

## 1. はじめに
Azure Functions は、クラウド上でスケーラブルなサーバーレスなアーキテクチャを実現するためのサービスです。TypeScript を使用することで、強力な型チェックとコード補完を利用できます。

## 2. 開発環境の準備

### 2.1 必要なツールのインストール
- **Node.js**: 最新の LTS バージョンをインストールしてください。
- **Azure Functions Core Tools**: ローカルでの開発とデプロイのために必要です。
  ```bash
  npm install -g azure-functions-core-tools@4 --unsafe-perm true
  ```
- **Azure CLI**: Azure リソースの管理に使用します。
  ```bash
  curl -sL https://aka.ms/InstallAzureCLIDeb | sudo bash
  ```

## 3. Azure Functions プロジェクトの作成

### 3.1 Init コマンドを使ったプロジェクト設定
作業用のディレクトリを作成し、Azure Functions プロジェクトを初期化します。
```bash
mkdir my-function-app
cd my-function-app
func init --worker-runtime node --language typescript
```

## 4. TypeScript 関数の作成

### 4.1 関数テンプレートの選択と編集
関数テンプレートを使って、新たな関数を作成します。
```bash
func new --template "HTTP trigger" --name MyHttpTriggerFunction
```
このコマンドで生成された `MyHttpTriggerFunction/index.ts` ファイルを編集して、ビジネスロジックを記述します。

```typescript
import { AzureFunction, Context, HttpRequest } from "@azure/functions"

const httpTrigger: AzureFunction = async function (context: Context, req: HttpRequest): Promise<void> {
    context.log('HTTP trigger function received a request.');

    const name = req.query.name || (req.body && req.body.name);
    const responseMessage = name
        ? "Hello, " + name + ". This HTTP triggered function executed successfully."
        : "This HTTP triggered function executed successfully. Pass a name in the query string or in the request body for a personalized response.";

    context.res = {
        // status: 200, /* Defaults to 200 */
        body: responseMessage
    };
};

export default httpTrigger;
```

## 5. ローカルでのデバッグとテスト
関数をローカルで実行してテストします。
```bash
func start
```
ブラウザで `http://localhost:7071/api/MyHttpTriggerFunction?name=Azure` にアクセスして、動作を確認します。

## 6. Azure へのデプロイ

### 6.1 Azure CLI を使ったデプロイ
まず、Azure にサインインします。
```bash
az login
```
その後、Azure 内に関数アプリを作成し、デプロイします。
```bash
az group create --name FunctionAppResourceGroup --location "East US"

az storage account create --name <storage-account-name> --location "East US" \
 --resource-group FunctionAppResourceGroup --sku Standard_LRS
 
az functionapp create --resource-group FunctionAppResourceGroup --consumption-plan-location "East US" \
 --runtime node --runtime-version 14 --functions-version 3 --name <your-functionapp-name> \
 --storage-account <storage-account-name>

func azure functionapp publish <your-functionapp-name>
```

### 6.2 デプロイ後の動作確認
Azure ポータルにアクセスし、作成した関数アプリ内で関数が正常に動作するか確認します。

## 7. まとめ
Azure Functions に TypeScript 関数をデプロイする手順をご紹介しました。これにより、強力な型チェックを活用しながら無停止でスケーラブルなサーバーレスアプリケーションを構築できます。次に試してみたいこととして、関数のより複雑なトリガーや Azure の他のサービスとの連携を検討してみてください。

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