# 目次

1. Artifact Registryとは？

   1.1. 概要

   1.2. 主な機能

2. Cloud Buildの概要

   2.1. 概要

   2.2. 主な機能

3. Cloud BuildとArtifact Registryの連携のメリット

4. 連携の前準備

   4.1. GCPプロジェクトのセットアップ

   4.2. 必要なAPIの有効化

   4.3. IAMロールの設定

5. Cloud BuildとArtifact Registryの連携手順

   5.1. Artifact Registryのリポジトリ作成

   5.2. Cloud Build設定ファイルの作成

   5.3. Cloud Buildトリガーの設定

6. 連携による成果の確認

7. トラブルシューティング

   7.1. よくあるエラーと対策

   7.2. デバッグのコツ

8. まとめ

# 1. Artifact Registryとは？

## 1.1. 概要

Artifact Registryは、Google Cloud Platform（GCP）が提供する、コンテナイメージやパッケージを安全かつ効率的に管理するサービスです。Google Container Registry (GCR) の後継サービスであり、複数のレジストリを一箇所で管理することができます。

## 1.2. 主な機能

- **コンテナイメージの管理**: Kubernetesや他の環境でのデプロイに必要なコンテナイメージを効果的に管理します。

- **多種のアーティファクトをサポート**: npm, Maven, PyPIなどの他のパッケージ形式もサポートしています。

- **高度なセキュリティと制御**: IAMポリシーを用いたアクセス制御、ネイティブなGCPのセキュリティ機能と統合。

# 2. Cloud Buildの概要

## 2.1. 概要

Cloud Buildは、GCPが提供するコンテナを用いた継続的インテグレーション/デリバリー（CI/CD）ツールです。コードを様々な環境にビルド、テスト、デプロイするための柔軟さとスケーラビリティを提供します。

## 2.2. 主な機能

- **サーバーレスなビルド環境**: 自動でスケールし、ビルド環境の管理が不要です。

- **多様なビルドステップ**: Dockerコンテナを利用したカスタムビルドステップを簡単に定義できます。

- **プラットフォームとの強力な統合**: GCPの他のプロダクトと簡単に連携可能。

# 3. Cloud BuildとArtifact Registryの連携のメリット

- **セキュアなアーティファクト管理**: Artifact Registryのおかげでアーティファクトの安全性と信頼性を確保できます。

- **スムーズなデプロイプロセス**: パイプライン内でのパッケージ管理が容易になり、よりスムーズなCI/CDプロセスを実現できます。

- **統合されたログとモニタリング**: GCPの他のツールと統合することで、ビルドとデプロイの一元的なログ管理が可能です。

# 4. 連携の前準備

## 4.1. GCPプロジェクトのセットアップ

GCPコンソールで新しいプロジェクトを作成します。既存のプロジェクトを使用することもできます。

## 4.2. 必要なAPIの有効化

- Artifact Registry API

- Cloud Build API

これらのAPIを有効化するには、GCPコンソールのAPIセクションに移動し、それぞれのAPIを有効にします。

## 4.3. IAMロールの設定

Cloud Buildには、Artifact Registryにアクセスするための適切な役割が必要です。「Artifact Registry Administrator」または「Artifact Registry Reader」ロールを付与してください。

# 5. Cloud BuildとArtifact Registryの連携手順

## 5.1. Artifact Registryのリポジトリ作成

GCPコンソールにアクセスし、Artifact Registryのセクションから新しいリポジトリを作成します。この際、リージョンやリポジトリタイプ（コンテナ、npm、Mavenなど）を指定します。

## 5.2. Cloud Build設定ファイルの作成

Cloud BuildはYAML形式の設定ファイルを利用します。以下は、コンテナイメージをArtifact Registryにプッシュするサンプルの設定ファイルです。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5.3. Cloud Buildトリガーの設定

GCPコンソールでCloud Buildトリガーを設定し、リポジトリのコード変更時に自動的にビルドが開始されるようにします。

# 6. 連携による成果の確認

すべてが正しく設定されると、コードの変更が検知される度にCloud Buildが自動で実行され、結果として生成されたアーティファクトがArtifact Registryにセキュアに保存されます。

# 7. トラブルシューティング

## 7.1. よくあるエラーと対策

- **権限エラー**: IAM設定を確認し、必要なロールが正しく付与されていることを確認します。

- **APIエラー**: 指定されたAPIが有効になっているかを確認します。

## 7.2. デバッグのコツ

Cloud Buildのログには詳細なエラーメッセージが記録されています。エラーが発生した場合、まずログを確認することが解決への近道です。

# 8. まとめ

Artifact RegistryとCloud Buildを連携することで、効率的なCI/CDパイプラインをGCP上に構築することができます。セキュアで効率的なアーティファクト管理を実現し、デプロイプロセスの自動化を推進できます。このガイドが、連携の設定に役立つことを願っています。

# 目次

1. Artifact Registryとは？

   1.1. 概要

   1.2. 主な機能

2. Cloud Buildの概要

   2.1. 概要

   2.2. 主な機能

3. Cloud BuildとArtifact Registryの連携のメリット

4. 連携の前準備

   4.1. GCPプロジェクトのセットアップ

   4.2. 必要なAPIの有効化

   4.3. IAMロールの設定

5. Cloud BuildとArtifact Registryの連携手順

   5.1. Artifact Registryのリポジトリ作成

   5.2. Cloud Build設定ファイルの作成

   5.3. Cloud Buildトリガーの設定

6. 連携による成果の確認

7. トラブルシューティング

   7.1. よくあるエラーと対策

   7.2. デバッグのコツ

8. まとめ

# 1. Artifact Registryとは？

## 1.1. 概要

Artifact Registryは、Google Cloud Platform（GCP）が提供する、コンテナイメージやパッケージを安全かつ効率的に管理するサービスです。Google Container Registry (GCR) の後継サービスであり、複数のレジストリを一箇所で管理することができます。

## 1.2. 主な機能

- **コンテナイメージの管理**: Kubernetesや他の環境でのデプロイに必要なコンテナイメージを効果的に管理します。

- **多種のアーティファクトをサポート**: npm, Maven, PyPIなどの他のパッケージ形式もサポートしています。

- **高度なセキュリティと制御**: IAMポリシーを用いたアクセス制御、ネイティブなGCPのセキュリティ機能と統合。

# 2. Cloud Buildの概要

## 2.1. 概要

Cloud Buildは、GCPが提供するコンテナを用いた継続的インテグレーション/デリバリー（CI/CD）ツールです。コードを様々な環境にビルド、テスト、デプロイするための柔軟さとスケーラビリティを提供します。

## 2.2. 主な機能

- **サーバーレスなビルド環境**: 自動でスケールし、ビルド環境の管理が不要です。

- **多様なビルドステップ**: Dockerコンテナを利用したカスタムビルドステップを簡単に定義できます。

- **プラットフォームとの強力な統合**: GCPの他のプロダクトと簡単に連携可能。

# 3. Cloud BuildとArtifact Registryの連携のメリット

- **セキュアなアーティファクト管理**: Artifact Registryのおかげでアーティファクトの安全性と信頼性を確保できます。

- **スムーズなデプロイプロセス**: パイプライン内でのパッケージ管理が容易になり、よりスムーズなCI/CDプロセスを実現できます。

- **統合されたログとモニタリング**: GCPの他のツールと統合することで、ビルドとデプロイの一元的なログ管理が可能です。

# 4. 連携の前準備

## 4.1. GCPプロジェクトのセットアップ

GCPコンソールで新しいプロジェクトを作成します。既存のプロジェクトを使用することもできます。

## 4.2. 必要なAPIの有効化

- Artifact Registry API

- Cloud Build API

これらのAPIを有効化するには、GCPコンソールのAPIセクションに移動し、それぞれのAPIを有効にします。

## 4.3. IAMロールの設定

Cloud Buildには、Artifact Registryにアクセスするための適切な役割が必要です。「Artifact Registry Administrator」または「Artifact Registry Reader」ロールを付与してください。

# 5. Cloud BuildとArtifact Registryの連携手順

## 5.1. Artifact Registryのリポジトリ作成

GCPコンソールにアクセスし、Artifact Registryのセクションから新しいリポジトリを作成します。この際、リージョンやリポジトリタイプ（コンテナ、npm、Mavenなど）を指定します。

## 5.2. Cloud Build設定ファイルの作成

Cloud BuildはYAML形式の設定ファイルを利用します。以下は、コンテナイメージをArtifact Registryにプッシュするサンプルの設定ファイルです。

```yaml

steps:

  - name: 'gcr.io/cloud-builders/docker'

    args: [ 'build', '-t', 'your-region-docker.pkg.dev/project-id/repo-name/image-name', '.' ]

  - name: 'gcr.io/cloud-builders/docker'

    args: [ 'push', 'your-region-docker.pkg.dev/project-id/repo-name/image-name' ]

images:

  - 'your-region-docker.pkg.dev/project-id/repo-name/image-name'

```

## 5.3. Cloud Buildトリガーの設定

GCPコンソールでCloud Buildトリガーを設定し、リポジトリのコード変更時に自動的にビルドが開始されるようにします。

# 6. 連携による成果の確認

すべてが正しく設定されると、コードの変更が検知される度にCloud Buildが自動で実行され、結果として生成されたアーティファクトがArtifact Registryにセキュアに保存されます。

# 7. トラブルシューティング

## 7.1. よくあるエラーと対策

- **権限エラー**: IAM設定を確認し、必要なロールが正しく付与されていることを確認します。

- **APIエラー**: 指定されたAPIが有効になっているかを確認します。

## 7.2. デバッグのコツ

Cloud Buildのログには詳細なエラーメッセージが記録されています。エラーが発生した場合、まずログを確認することが解決への近道です。

# 8. まとめ

Artifact RegistryとCloud Buildを連携することで、効率的なCI/CDパイプラインをGCP上に構築することができます。セキュアで効率的なアーティファクト管理を実現し、デプロイプロセスの自動化を推進できます。このガイドが、連携の設定に役立つことを願っています。

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