
# Unsupported Major.Minor Version エラーの意味と解決策

## 目次

1. 概要

2. エラーの原因

3. 解決策

    1. Javaバージョンの確認と変更

    2. IDEの設定変更

    3. ビルドツールの設定

4. まとめ

## 1. 概要

「Unsupported major.minor version」エラーは、Java仮想マシン（JVM）が実行しようとしているクラスファイルのバージョンに対応していない場合に発生します。このエラーは、一般的にJavaのバージョンのミスマッチが原因です。

## 2. エラーの原因

このエラーは、コンパイルされたクラスファイルのバージョンが現在のJVMバージョンよりも新しいときに発生します。例えば、Java 8で動いているアプリケーションがJava 11でコンパイルされたクラスファイルをロードしようとするとこのエラーが発生します。具体的には、クラスファイルのメジャーバージョンがJVMのメジャーバージョンより新しいときに起こります。

## 3. 解決策

### 3-1. Javaバージョンの確認と変更

最初に確認すべきは、システム上で使用されているJavaのバージョンです。以下のコマンドを使用してJavaのバージョンを確認できます。

```bash

java -version

```

コンパイルに使用したJavaバージョンと、実行に使用しているJavaバージョンを一致させるか、より新しいバージョンを使用するように設定を変更します。

### 3-2. IDEの設定変更

使用しているIDE（例: Eclipse, IntelliJ IDEA）のコンパイラ設定を確認してください。特に使用するJDKとコンパイルターゲットのバージョンが一致しているかを確認します。

- **Eclipseの場合**:

  - ウィンドウ > 設定 > Java > コンパイラ でコンパイル準拠レベルを確認する。

- **IntelliJの場合**:

  - File > Project Structure でプロジェクトおよびモジュールのSDKを確認し、必要に応じて変更する。

### 3-3. ビルドツールの設定

MavenやGradleを使用している場合は、`pom.xml`や`build.gradle`の設定を確認し、適切なJavaバージョンを指定してください。

- **Mavenの場合**:

```xml

<properties>

    <maven.compiler.source>1.8</maven.compiler.source>

    <maven.compiler.target>1.8</maven.compiler.target>

</properties>

```

- **Gradleの場合**:

```groovy

sourceCompatibility = '1.8'

targetCompatibility = '1.8'

```

これにより、正しいバージョンでコンパイルされるようにビルドツールの設定を行います。

## 4. まとめ

「Unsupported major.minor version」エラーは、Javaのバージョンの不一致が原因で発生する一般的なエラーです。解決するためには、Javaバージョンの確認やIDE、ビルドツールの設定を適切におこなうことが重要です。これにより、JVMとコンパイルされたクラスファイルのバージョンを一致させ、スムーズな実行を実現できます。

Unsupported Major.Minor Version エラーの意味と解決策

目次

1. 概要

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