# TerraformでGCPのStatic IPアドレスを予約・割り当てする方法

## 目次

1. はじめに

2. TerraformとGCPの連携

   1. 必要なツールのインストール

   2. 認証と設定

3. Static IPアドレスの予約

   1. Terraformの設定ファイルの作成

   2. Static IPアドレスの予約

4. Static IPアドレスの割り当て

   1. インスタンス作成とStatic IPの割り当て

   2. 割り当て確認

5. まとめ

## 1. はじめに

このガイドでは、Terraformを使用してGoogle Cloud Platform (GCP)でStatic IPアドレスを予約し、それをインスタンスに割り当てる方法について解説します。GCP上で静的IPを使用すると、外部からのアクセスにおいて安定したIPアドレスを提供できるため、多くの用途で有用です。

## 2. TerraformとGCPの連携

### 2-1. 必要なツールのインストール

まず、TerraformとGoogle Cloud SDKをインストールします。Terraformはインフラをコードとして扱うためのツールであり、GCPのリソースを効率よく管理できます。

- **Terraformのインストール**

  Terraformの公式サイトから、使用するOSに対応したバイナリをダウンロードしてインストールします。インストール後、以下のコマンドでインストールが正常に行われたことを確認できます。

  ```bash

  terraform -v

  ```

- **Google Cloud SDKのインストール**

  GCPと連携するため、Google Cloud SDKも必要です。公式サイトからインストールし、`gcloud init`を使って初期設定を行います。

  ```bash

  gcloud version

  ```

### 2-2. 認証と設定

次に、TerraformからGCPにアクセスするための認証を行います。サービスアカウントを作成し、そのキーをダウンロードしてTerraformに設定します。

1. **Google Consoleでサービスアカウントを作成**

   - IAM & Admin > Service Accounts に移動し、サービスアカウントを作成します。

   - 「キーを作成」からJSON形式でキーをダウンロードします。

2. **Terraformに環境変数を設定**

   ダウンロードしたキーをTerraformが認識できるように環境変数として設定します。

   ```bash

   export GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS="[PATH_TO_JSON_KEY]"

   ```

## 3. Static IPアドレスの予約

### 3-1. Terraformの設定ファイルの作成

TerraformでGCPのリソースを管理するには、`main.tf`などの設定ファイルを作成します。このファイル内に、プロバイダーとStatic IPの設定を記述します。

まず、GCPプロバイダーを設定しましょう。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3-2. Static IPアドレスの予約

次に、Static IPアドレスを予約するリソースを設定ファイルに追加します。

![img](/mosaic-code.jpg)

この設定で、`us-central1`リージョンに`my-static-ip`という名前のStatic IPアドレスを予約します。

## 4. Static IPアドレスの割り当て

### 4-1. インスタンス作成とStatic IPの割り当て

Static IPの予約ができたら、それをVMインスタンスに割り当てます。以下のように、インスタンスリソースを設定ファイルに追加します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4-2. 割り当て確認

設定が完了したら、ターミナルで以下のコマンドを実行し、Terraformによるインフラの作成と割り当てを行います。

![img](/mosaic-code.jpg)

確認プロンプトが表示されるので、「yes」を入力して処理を開始します。プロセスが完了すると、GCPのコンソールでStatic IPがインスタンスに割り当てられていることを確認できます。

## 5. まとめ

このガイドでは、Terraformを使ってGCPでStatic IPアドレスを予約し、VMインスタンスに割り当てる方法を詳しく解説しました。この手順をしっかりと理解し、静的IPを活用することで、安定したリソース管理が可能になります。特に、本番環境での運用や外部システムとの接続を必要とするシナリオで役立つでしょう。さらなる自動化とスケーラビリティを目指して、Terraformの活用をぜひ進めてみてください。

# TerraformでGCPのStatic IPアドレスを予約・割り当てする方法

## 目次

1. はじめに

2. TerraformとGCPの連携

   1. 必要なツールのインストール

   2. 認証と設定

3. Static IPアドレスの予約

   1. Terraformの設定ファイルの作成

   2. Static IPアドレスの予約

4. Static IPアドレスの割り当て

   1. インスタンス作成とStatic IPの割り当て

   2. 割り当て確認

5. まとめ

## 1. はじめに

このガイドでは、Terraformを使用してGoogle Cloud Platform (GCP)でStatic IPアドレスを予約し、それをインスタンスに割り当てる方法について解説します。GCP上で静的IPを使用すると、外部からのアクセスにおいて安定したIPアドレスを提供できるため、多くの用途で有用です。

## 2. TerraformとGCPの連携

### 2-1. 必要なツールのインストール

まず、TerraformとGoogle Cloud SDKをインストールします。Terraformはインフラをコードとして扱うためのツールであり、GCPのリソースを効率よく管理できます。

- **Terraformのインストール**

  Terraformの公式サイトから、使用するOSに対応したバイナリをダウンロードしてインストールします。インストール後、以下のコマンドでインストールが正常に行われたことを確認できます。

  ```bash

  terraform -v

  ```

- **Google Cloud SDKのインストール**

  GCPと連携するため、Google Cloud SDKも必要です。公式サイトからインストールし、`gcloud init`を使って初期設定を行います。

  ```bash

  gcloud version

  ```

### 2-2. 認証と設定

次に、TerraformからGCPにアクセスするための認証を行います。サービスアカウントを作成し、そのキーをダウンロードしてTerraformに設定します。

1. **Google Consoleでサービスアカウントを作成**

   - IAM & Admin > Service Accounts に移動し、サービスアカウントを作成します。

   - 「キーを作成」からJSON形式でキーをダウンロードします。

2. **Terraformに環境変数を設定**

   ダウンロードしたキーをTerraformが認識できるように環境変数として設定します。

   ```bash

   export GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS="[PATH_TO_JSON_KEY]"

   ```

## 3. Static IPアドレスの予約

### 3-1. Terraformの設定ファイルの作成

TerraformでGCPのリソースを管理するには、`main.tf`などの設定ファイルを作成します。このファイル内に、プロバイダーとStatic IPの設定を記述します。

まず、GCPプロバイダーを設定しましょう。

```hcl

provider "google" {

  credentials = file("<PATH_TO_JSON_KEY>")

  project     = "<YOUR_GCP_PROJECT_ID>"

  region      = "us-central1"

}

```

### 3-2. Static IPアドレスの予約

次に、Static IPアドレスを予約するリソースを設定ファイルに追加します。

```hcl

resource "google_compute_address" "static_ip" {

  name   = "my-static-ip"

  region = "us-central1"

}

```

この設定で、`us-central1`リージョンに`my-static-ip`という名前のStatic IPアドレスを予約します。

## 4. Static IPアドレスの割り当て

### 4-1. インスタンス作成とStatic IPの割り当て

Static IPの予約ができたら、それをVMインスタンスに割り当てます。以下のように、インスタンスリソースを設定ファイルに追加します。

```hcl

resource "google_compute_instance" "vm_instance" {

  name         = "vm-instance"

  machine_type = "n1-standard-1"

  zone         = "us-central1-a"

  boot_disk {

    initialize_params {

      image = "debian-cloud/debian-9"

    }

  }

  network_interface {

    network = "default"

    access_config {

      // Static IPアドレスを割り当てる

      nat_ip = google_compute_address.static_ip.address

    }

  }

}

```

### 4-2. 割り当て確認

設定が完了したら、ターミナルで以下のコマンドを実行し、Terraformによるインフラの作成と割り当てを行います。

```bash

terraform init

terraform apply

```

確認プロンプトが表示されるので、「yes」を入力して処理を開始します。プロセスが完了すると、GCPのコンソールでStatic IPがインスタンスに割り当てられていることを確認できます。

## 5. まとめ

このガイドでは、Terraformを使ってGCPでStatic IPアドレスを予約し、VMインスタンスに割り当てる方法を詳しく解説しました。この手順をしっかりと理解し、静的IPを活用することで、安定したリソース管理が可能になります。特に、本番環境での運用や外部システムとの接続を必要とするシナリオで役立つでしょう。さらなる自動化とスケーラビリティを目指して、Terraformの活用をぜひ進めてみてください。

TerraformでGCPのStatic IPアドレスを予約・割り当てする方法

目次

続きを読むには単価診断を受けてください（30秒）