# K6を使ったAPIパフォーマンステストの始め方

## 目次
1. K6とは？
2. K6のインストール
3. 基本的なスクリプトの作成
4. スクリプトの実行
5. 結果の分析
6. スクリプトの高度なカスタマイズ
7. CI/CDパイプラインへの統合
8. まとめ

## 1. K6とは？
K6は、開発者向けに設計されたモダンなオープンソースの負荷試験ツールです。Go言語で書かれており、JavaScriptでスクリプトを記述できます。K6はシンプルでありながら強力で、APIのパフォーマンスを包括的にテストするためのツールです。

## 2. K6のインストール
K6を使用するには、まずインストールが必要です。以下に主要なオペレーティングシステムでのインストール手順を示します。

### 2-1. macOS
![img](/mosaic-code.jpg)

### 2-2. Windows
Windowsでは、Chocolateyを使ったインストールが便利です。
![img](/mosaic-code.jpg)

### 2-3. Linux
Linuxの場合は、公式のパッケージマネージャーを利用します。
![img](/mosaic-code.jpg)

## 3. 基本的なスクリプトの作成
K6のスクリプトはJavaScriptで記述します。簡単なGETリクエストを実行するサンプルスクリプトを以下に示します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. スクリプトの実行
スクリプトを作成したら、以下のコマンドで実行します。
![img](/mosaic-code.jpg)
ここで、`script.js`は実行するスクリプトのファイル名です。

## 5. 結果の分析
K6は、リクエストの成功率やエラーレート、応答時間の分布など、多くの指標をリアルタイムで報告します。結果は、コンソール出力だけでなく、Grafanaなどのモニタリングツールとも統合できます。

## 6. スクリプトの高度なカスタマイズ
K6では、より複雑なシナリオを構築することができます。例えば、異なるVU数を時間によって変化させたり、特定のHTTPメソッドを組み合わせたりできます。

### 6-1. 複雑なシナリオの設定例
![img](/mosaic-code.jpg)

## 7. CI/CDパイプラインへの統合
K6はCI/CDパイプラインとの統合も容易で、GitLab CI/CDやJenkinsといったツールでの実行が可能です。これにより、デプロイメントのたびにAPIのパフォーマンステストを自動化できます。

## 8. まとめ
K6は、柔軟で強力なAPIパフォーマンステストツールです。インストールからスクリプト作成、実行、結果分析までのプロセスは非常に直感的で、デベロッパーが迅速にAPIの負荷テストを行うのに最適です。シンプルなスクリプトから始めて、ニーズに応じてスクリプトをカスタマイズし、継続的インテグレーションに組み込むことで、安定したAPI運用を実現しましょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# K6を使ったAPIパフォーマンステストの始め方

## 目次
1. K6とは？
2. K6のインストール
3. 基本的なスクリプトの作成
4. スクリプトの実行
5. 結果の分析
6. スクリプトの高度なカスタマイズ
7. CI/CDパイプラインへの統合
8. まとめ

## 1. K6とは？
K6は、開発者向けに設計されたモダンなオープンソースの負荷試験ツールです。Go言語で書かれており、JavaScriptでスクリプトを記述できます。K6はシンプルでありながら強力で、APIのパフォーマンスを包括的にテストするためのツールです。

## 2. K6のインストール
K6を使用するには、まずインストールが必要です。以下に主要なオペレーティングシステムでのインストール手順を示します。

### 2-1. macOS
```bash
brew install k6
```

### 2-2. Windows
Windowsでは、Chocolateyを使ったインストールが便利です。
```bash
choco install k6
```

### 2-3. Linux
Linuxの場合は、公式のパッケージマネージャーを利用します。
```bash
sudo apt install k6
```

## 3. 基本的なスクリプトの作成
K6のスクリプトはJavaScriptで記述します。簡単なGETリクエストを実行するサンプルスクリプトを以下に示します。

```javascript
import http from 'k6/http';
import { check, sleep } from 'k6';

export let options = {
  vus: 10,
  duration: '30s',
};

export default function () {
  let res = http.get('https://test-api.example.com');
  check(res, {
    'status was 200': (r) => r.status === 200,
  });
  sleep(1);
}
```

## 4. スクリプトの実行
スクリプトを作成したら、以下のコマンドで実行します。
```bash
k6 run script.js
```
ここで、`script.js`は実行するスクリプトのファイル名です。

## 5. 結果の分析
K6は、リクエストの成功率やエラーレート、応答時間の分布など、多くの指標をリアルタイムで報告します。結果は、コンソール出力だけでなく、Grafanaなどのモニタリングツールとも統合できます。

## 6. スクリプトの高度なカスタマイズ
K6では、より複雑なシナリオを構築することができます。例えば、異なるVU数を時間によって変化させたり、特定のHTTPメソッドを組み合わせたりできます。

### 6-1. 複雑なシナリオの設定例
```javascript
export let options = {
  stages: [
    { duration: '2m', target: 100 },
    { duration: '5m', target: 100 },
    { duration: '2m', target: 0 },
  ],
};
```

## 7. CI/CDパイプラインへの統合
K6はCI/CDパイプラインとの統合も容易で、GitLab CI/CDやJenkinsといったツールでの実行が可能です。これにより、デプロイメントのたびにAPIのパフォーマンステストを自動化できます。

## 8. まとめ
K6は、柔軟で強力なAPIパフォーマンステストツールです。インストールからスクリプト作成、実行、結果分析までのプロセスは非常に直感的で、デベロッパーが迅速にAPIの負荷テストを行うのに最適です。シンプルなスクリプトから始めて、ニーズに応じてスクリプトをカスタマイズし、継続的インテグレーションに組み込むことで、安定したAPI運用を実現しましょう。 

K6を使ったAPIパフォーマンステストの始め方

目次

1. K6とは？

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