SES・請負・派遣の違いとは?契約形態ごとの人月単価比較
2025年02月10日 7:15
SES、請負、派遣の違いとは何か?それぞれの契約形態の特徴や、エンジニアの人月単価の相場を比較しながら詳しく解説します。フリーランスエンジニアや企業が契約を選択する際のポイントも紹介。
SESは、エンジニアが業務委託としてクライアント先に常駐し、技術支援を行う契約形態です。労働力を提供する形態に近く、成果物の責任は発注企業側にあります。
請負契約は、成果物の納品を前提とした契約であり、業務委託会社(受注側)が成果物の品質や納期に責任を持ちます。発注者からの指揮命令は発生しません。
派遣契約は、エンジニアが派遣会社に雇用され、クライアント企業に一定期間派遣される契約です。クライアント企業の指揮命令のもとで業務を遂行します。
メリット
デメリット
メリット
デメリット
メリット
デメリット
各契約形態ごとの人月単価の相場を比較すると、以下のような傾向が見られます。
契約形態 | 人月単価の相場(円) |
---|---|
SES | 60〜90万円 |
請負 | 80〜150万円 |
派遣 | 40〜80万円 |
※ 上記の金額は【24】の資料をもとにした参考値です。
フリーランスエンジニアが契約を選ぶ際には、以下の点を考慮するとよいでしょう。
案件の探しやすさについても、【26】の調査によると、フリーランス市場では業務委託案件が減少傾向にあり、慎重な契約選択が求められます。
企業がどの契約形態を選ぶかは、以下のような基準で決まります。
要素 | SES | 請負 | 派遣 |
---|---|---|---|
コスト | 中 | 高 | 低 |
柔軟性 | 高 | 低 | 中 |
管理負担 | 低 | 高 | 中 |
企業は、短期的な人材確保ならSESや派遣、長期的なプロジェクト遂行なら請負が適しているといえます。
SES・請負・派遣にはそれぞれ異なる特徴があり、契約形態によってエンジニアの働き方や企業の負担が変わってきます。
フリーランスや企業は、自身の目的や状況に応じて最適な契約形態を選ぶことが重要です。今後のキャリアやプロジェクト運営の参考にしてください。
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