# S3バケットの定期削除ジョブをEventBridgeで設定する

## 1. 目次

1-1. はじめに  
1-2. 必要な計画  
1-3. EventBridgeルールの設定  
1-4. Lambda関数の作成  
1-5. S3バケットの削除を実行  
1-6. まとめ  

## 1-1. はじめに

AWSのS3はデータ保存のための強力なツールですが、時には不要なデータを定期的に削除し、コストを削減する必要があります。このガイドでは、AWS EventBridge（旧称CloudWatch Events）を使用して、S3バケット内のオブジェクトを定期的に削除するためのジョブを設定する方法について詳しく説明します。

## 1-2. 必要な計画

S3バケットの定期削除を自動化する作業を始める前に、以下の点を確認してください。

- 対象となるS3バケットの特定
- 削除頻度の決定（例: 週1回または月1回）
- 使用するLambda関数のリソース制約（メモリやタイムアウトの設定など）
- 必要に応じたログおよびモニタリングの設定

## 1-3. EventBridgeルールの設定

まず、EventBridgeを使用して定期的なイベントをトリガーするルールを設定します。

1. AWSマネジメントコンソールにログインし、EventBridgeサービスを開きます。
2. 「ルールの作成」を選択します。
3. ルール名を設定し、説明を適宜記入します。
4. スケジュールに基づくルールを作成する場合、「スケジュール」を選択し、CRONまたは式（ rate() ）を使用してイベントの頻度を設定します。

```plaintext
例: CRON(0 0 ? * SUN *) //毎週日曜日の午前0時
```

5. ターゲットとして「Lambda関数」を選択し、事前に作成したLambda関数を指定します。

## 1-4. Lambda関数の作成

次に、S3バケット内のオブジェクトを削除するLambda関数を作成します。

1. AWS Lambdaコンソールを開き、「関数の作成」をクリック。
2. この関数の役割は、特定のS3バケット内すべてのオブジェクトを削除することです。コード例は以下の通りです。

```python
import boto3

def lambda_handler(event, context):
    s3 = boto3.client('s3')
    bucket_name = 'YOUR_BUCKET_NAME'
    
    # バケット内のすべてのオブジェクトを取得
    objects_to_delete = s3.list_objects_v2(Bucket=bucket_name).get('Contents', [])
    
    # オブジェクトの削除
    for object_info in objects_to_delete:
        s3.delete_object(Bucket=bucket_name, Key=object_info['Key'])
        print(f"Deleted {object_info['Key']}")
        
    return "Cleanup job completed"
```

3. 必要なIAMロールにはS3へのフルアクセス権限が含まれるように設定してください。

## 1-5. S3バケットの削除を実行

設定が完了したら、EventBridgeのルールに従って指定された時間にジョブが実行されます。これにより、S3バケット内のオブジェクトが定期的に削除されます。

## 1-6. まとめ

EventBridgeとLambdaを使用して、S3バケットを自動的に管理することで、データの整理が簡単になります。AWSの自動化機能を活用して運用コストを削減しつつ、効率的なシステム管理を実現しましょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

S3バケットの定期削除ジョブをEventBridgeで設定する

1. 目次

1-1. はじめに

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