# Azure Functions に GraphQL API をデプロイする方法

## 目次
1. はじめに
2. 必要なツールと環境設定
    1. Azure アカウントの作成
    2. Azure Functions Core Tools のインストール
    3. Node.js と npm のインストール
3. GraphQL API のセットアップ
    1. プロジェクトの作成
    2. 必要なパッケージのインストール
4. Azure Functions プロジェクトの作成
    1. HTTP トリガー関数の作成
    2. GraphQL API を統合
5. Azure にデプロイ
    1. デプロイ前の設定
    2. Azure Functions へのデプロイ
6. 通信確認
    1. ローカルでのテスト
    2. Azure 上での動作確認
7. まとめ

## 1. はじめに
Azure Functions は、サーバーレスコンピューティングプラットフォームであり、イベント駆動型の小さなコードの単位、つまり「関数」を実行するための優れた環境を提供します。本記事では、Azure Functions に GraphQL API をデプロイする手順について詳しく説明します。

## 2. 必要なツールと環境設定

### 2.1 Azure アカウントの作成
最初に、Azure ポータルにアクセスして無料の Azure アカウントを作成します。

### 2.2 Azure Functions Core Tools のインストール
次に、Azure Functions Core Tools をインストールしてローカル開発環境をセットアップします。これは、Windows、Mac、または Linux で使用できます。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 2.3 Node.js と npm のインストール
Node.js および npm（Node.js Package Manager）をインストールします。バージョンは LTS（長期サポート）を推奨します。
公式サイト: [Node.js](https://nodejs.org/)

## 3. GraphQL API のセットアップ

### 3.1 プロジェクトの作成
まず、プロジェクト用のディレクトリを作成します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3.2 必要なパッケージのインストール
GraphQL を実装するために必要なライブラリをインストールします。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. Azure Functions プロジェクトの作成

### 4.1 HTTP トリガー関数の作成
Azure Functions Core Tools を使用して HTTP トリガーの Azure Functions プロジェクトを作成します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4.2 GraphQL API を統合
`index.js` に GraphQL API を実装します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. Azure にデプロイ

### 5.1 デプロイ前の設定
Azure CLI を使用して Azure portal にログインし、関数アプリを作成します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5.2 Azure Functions へのデプロイ
次に、Azure Functions Core Tools を使用して関数をデプロイします。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. 通信確認

### 6.1 ローカルでのテスト
ローカル環境でのテストは `func start` を実行し、http://localhost:7071/api/GraphQLFunction で動作を確認します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 6.2 Azure 上での動作確認
Azure portal からデプロイした関数アプリを選択し、`Functions` セクションで URL を取得します。Postman や curl を使用して API のテストを行うことができます。

## 7. まとめ
Azure Functions に GraphQL API をデプロイする方法をご紹介しました。この記事の手順に従えば、サーバーレス環境で効率よく GraphQL API の開発とデプロイが可能になります。この手法を活用して、スケーラブルなアプリケーションの構築をお試しください。次回はスキーマの複雑化や各種データソースの統合についても取り上げる予定です。

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# Azure Functions に GraphQL API をデプロイする方法

## 目次
1. はじめに
2. 必要なツールと環境設定
    1. Azure アカウントの作成
    2. Azure Functions Core Tools のインストール
    3. Node.js と npm のインストール
3. GraphQL API のセットアップ
    1. プロジェクトの作成
    2. 必要なパッケージのインストール
4. Azure Functions プロジェクトの作成
    1. HTTP トリガー関数の作成
    2. GraphQL API を統合
5. Azure にデプロイ
    1. デプロイ前の設定
    2. Azure Functions へのデプロイ
6. 通信確認
    1. ローカルでのテスト
    2. Azure 上での動作確認
7. まとめ

## 1. はじめに
Azure Functions は、サーバーレスコンピューティングプラットフォームであり、イベント駆動型の小さなコードの単位、つまり「関数」を実行するための優れた環境を提供します。本記事では、Azure Functions に GraphQL API をデプロイする手順について詳しく説明します。

## 2. 必要なツールと環境設定

### 2.1 Azure アカウントの作成
最初に、Azure ポータルにアクセスして無料の Azure アカウントを作成します。

### 2.2 Azure Functions Core Tools のインストール
次に、Azure Functions Core Tools をインストールしてローカル開発環境をセットアップします。これは、Windows、Mac、または Linux で使用できます。

```bash
npm install -g azure-functions-core-tools@4 --unsafe-perm true
```

### 2.3 Node.js と npm のインストール
Node.js および npm（Node.js Package Manager）をインストールします。バージョンは LTS（長期サポート）を推奨します。
公式サイト: [Node.js](https://nodejs.org/)

## 3. GraphQL API のセットアップ

### 3.1 プロジェクトの作成
まず、プロジェクト用のディレクトリを作成します。

```bash
mkdir my-graphql-api
cd my-graphql-api
```

### 3.2 必要なパッケージのインストール
GraphQL を実装するために必要なライブラリをインストールします。

```bash
npm init -y
npm install express express-graphql graphql
```

## 4. Azure Functions プロジェクトの作成

### 4.1 HTTP トリガー関数の作成
Azure Functions Core Tools を使用して HTTP トリガーの Azure Functions プロジェクトを作成します。

```bash
func init my-graphql-function
cd my-graphql-function
func new --name GraphQLFunction --template "HTTP trigger"
```

### 4.2 GraphQL API を統合
`index.js` に GraphQL API を実装します。

```javascript
const { graphqlHTTP } = require('express-graphql');
const { buildSchema } = require('graphql');

// グラフQLスキーマを定義
const schema = buildSchema(`
  type Query {
    hello: String
  }
`);

// rootプロバイダー
const root = {
  hello: () => 'Hello world!',
};

module.exports = async function (context, req) {
  context.log('GraphQL HTTP Trigger function processed a request.');
  
  // express-graphql を使用して GraphQL API を処理
  return graphqlHTTP({
    schema: schema,
    rootValue: root,
    graphiql: true, // 開発時のみ
  })(req, context.res);
};
```

## 5. Azure にデプロイ

### 5.1 デプロイ前の設定
Azure CLI を使用して Azure portal にログインし、関数アプリを作成します。

```bash
az login
az functionapp create --resource-group <ResourceGroupName> --consumption-plan-location <Location> --runtime node --functions-version 3 --name <AppName> --storage-account <StorageAccountName>
```

### 5.2 Azure Functions へのデプロイ
次に、Azure Functions Core Tools を使用して関数をデプロイします。

```bash
func azure functionapp publish <AppName>
```

## 6. 通信確認

### 6.1 ローカルでのテスト
ローカル環境でのテストは `func start` を実行し、http://localhost:7071/api/GraphQLFunction で動作を確認します。

```bash
func start
```

### 6.2 Azure 上での動作確認
Azure portal からデプロイした関数アプリを選択し、`Functions` セクションで URL を取得します。Postman や curl を使用して API のテストを行うことができます。

## 7. まとめ
Azure Functions に GraphQL API をデプロイする方法をご紹介しました。この記事の手順に従えば、サーバーレス環境で効率よく GraphQL API の開発とデプロイが可能になります。この手法を活用して、スケーラブルなアプリケーションの構築をお試しください。次回はスキーマの複雑化や各種データソースの統合についても取り上げる予定です。



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