# Google Cloud PlatformでGoogle Managed SSL証明書を設定する方法

## 目次

1. [はじめに](#1-はじめに)

2. [Google Managed SSL証明書とは](#2-google-managed-ssl証明書とは)

3. [事前準備](#3-事前準備)

    - 3.1 [Google Cloud Platformプロジェクトの作成](#31-google-cloud-platformプロジェクトの作成)

    - 3.2 [必要なAPIの有効化](#32-必要なAPIの有効化)

4. [SSL証明書の設定手順](#4-ssl証明書の設定手順)

    - 4.1 [ドメインの登録](#41-ドメインの登録)

    - 4.2 [ロードバランサの設定](#42-ロードバランサの設定)

    - 4.3 [Google Managed SSL証明書の作成](#43-google-managed-ssl証明書の作成)

5. [確認とトラブルシューティング](#5-確認とトラブルシューティング)

6. [Google Managed SSL証明書利用のメリット](#6-google-managed-ssl証明書利用のメリット)

7. [まとめ](#7-まとめ)

## 1. はじめに

Google Cloud Platform（GCP）でWebサイトのセキュリティを強化するために、SSL証明書を設定することは重要です。Google Managed SSL証明書を使用すると、手動での証明書管理が不要になり、Googleが自動的に証明書の更新を行ってくれます。このガイドでは、GCPのCloud Consoleを使用してGoogle Managed SSL証明書を設定する手順を詳しく解説します。

## 2. Google Managed SSL証明書とは

Google Managed SSL証明書は、Googleが管理するSSL証明書で、ドメインを安全に保護するために使用されます。証明書の取得から更新までを自動化しており、ユーザーは管理の手間を省けます。

## 3. 事前準備

### 3.1 Google Cloud Platformプロジェクトの作成

SSL証明書を使用するには、最初にGCP上でプロジェクトを作成します。このプロジェクトは、すべてのリソースとAPIキーの管理に必要です。

1. GCPコンソールにログインします。

2. 「プロジェクトを選択」から「新しいプロジェクトを作成」を選択します。

3. プロジェクト名を入力し、「作成」をクリックします。

### 3.2 必要なAPIの有効化

Google Managed SSL証明書を設定するためには、以下のAPIを有効にする必要があります。

- Compute Engine API

- Cloud DNS API

1. ナビゲーションメニューから「APIとサービス」->「ライブラリ」を選択します。

2. 各APIを検索し、「有効にする」をクリックします。

## 4. SSL証明書の設定手順

### 4.1 ドメインの登録

SSL証明書は、ドメインを保護します。そのため、使用するドメインをGCPに登録する必要があります。

1. Cloud DNSを使用してDNSゾーンを作成します。

2. ドメインを購入したドメインレジストラで、GCPが提供するネームサーバーに設定を変更します。

### 4.2 ロードバランサの設定

Google Managed SSL証明書はHTTP(S)ロードバランサを使用して設定されます。

1. GCPコンソールで「ネットワーキング」->「ロードバランサ」を選択します。

2. 「HTTP(S)ロードバランサを作成」をクリックします。

3. 「バックエンド構成」、「フロントエンド構成」の順に設定を進めます。

4. フロントエンド構成で、SSL証明書を指定します（このステップで、後述の方法によりGoogle Managed SSLを選択する必要があります）。

### 4.3 Google Managed SSL証明書の作成

ここで、実際に証明書の作成を行います。

1. 「フロントエンド構成」で「証明書の管理」を選択します。

2. 「Google管理証明書の作成」を選択し、ドメイン名を入力します。

3. 「作成」をクリックし、Googleが証明書のプロビジョニングを行います。この操作は完了するまでに数分かかることがあります。

## 5. 確認とトラブルシューティング

作成した証明書が正しく設定されているか確認します。Google Managed SSL証明書は、正常に動作している場合「ACTIVE」ステータスを示します。もし「PROVISIONING」や「FAILED」になっている場合、ドメインの設定を確認し、必要なDNSレコードが正しく設定されているかをご確認ください。

## 6. Google Managed SSL証明書利用のメリット

Google Managed SSL証明書は更新が自動で行われるため、安全性と利便性が向上します。また、設定が簡略化されるため、セキュリティ管理にかかる時間を節約することができます。

## 7. まとめ

GCPでGoogle Managed SSL証明書を設定することにより、Webサイトのセキュリティを強化し、訪問者に安心感を提供できます。設定手順に従うことで、簡単に証明書を導入し、Googleに信頼のおける管理を任せることが可能です。これにより、より重要な業務に集中することができます。 

GCPを活用したSSL証明書の自動管理によって、運用の負担が大幅に軽減されるだけでなく、最新のセキュリティ標準に準拠したWebサイトを維持できます。

Google Cloud PlatformでGoogle Managed SSL証明書を設定する方法

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