# EntraとMicrosoft 365のアクセス連携設定

## 目次

1. はじめに

2. Entraとは

3. Microsoft 365とは

4. アクセス連携の必要性

5. EntraとMicrosoft 365の連携準備

   1. Entraアカウントの準備

   2. Microsoft 365アカウントの準備

6. 連携設定手順

   1. Azure ADとの統合

   2. SSO（シングルサインオン）設定

   3. 権限管理とポリシー設定

7. ベストプラクティス

8. まとめ

## 1. はじめに

EntraとMicrosoft 365の連携により、企業はセキュリティと管理効率を向上させることができます。このガイドでは、その設定手順を具体的に解説します。

## 2. Entraとは

Entraは、組織のアイデンティティ管理とセキュリティを管理するプラットフォームです。このシステムは、多要素認証（MFA）やアクセス管理機能を提供し、クラウドとオンプレミスの環境を統一的に管理します。

## 3. Microsoft 365とは

Microsoft 365は、Officeアプリケーションを含むクラウドサービスのスイートです。企業向けのメール、ファイル共有、ビジネス向けのコミュニケーションツールを統合して提供します。

## 4. アクセス連携の必要性

EntraとMicrosoft 365の連携によって以下が可能になります。

- セキュリティポリシーの統一

- シングルサインオンによる利便性向上

- アクセスログとモニタリングの集中化

## 5. EntraとMicrosoft 365の連携準備

### 5.1 Entraアカウントの準備

- Entraの管理ポータルにアクセスし、必要なアカウントを作成します。

- 多要素認証を設定し、セキュリティを強化します。

### 5.2 Microsoft 365アカウントの準備

- Microsoft 365管理ポータルにログインし、管理権限のあるアカウントを用意します。

## 6. 連携設定手順

### 6.1 Azure ADとの統合

1. Azureポータルにログインし、「Azure Active Directory」を選択します。

2. 「外部ID」から「エンタープライズアプリケーション」を選択し、アプリケーションを登録します。このプロセスでEntraをMicrosoft 365にリンクします。

### 6.2 SSO（シングルサインオン）設定

1. Azure Active DirectoryのSSO設定画面で、Microsoft 365のSSOを有効化します。

2. 必要に応じて認証ポリシーを設定し、ユーザーの利便性とセキュリティを最適化します。

### 6.3 権限管理とポリシー設定

1. EntraとMicrosoft 365で同様の権限グループを作成し、それに応じたポリシーを設定します。

2. 各グループに適用する役割と権限を詳細に設定して、不要なアクセスを制限します。

## 7. ベストプラクティス

- 定期的なアクセス権限のレビューと更新

- 証跡ログを活用したモニタリング

- セキュリティインシデントの早期発見と対応

## 8. まとめ

EntraとMicrosoft 365のアクセス連携は、組織のITインフラストラクチャのセキュリティと効率を劇的に向上させます。統合プラットフォームとしてこれらを利用することで、ユーザーは安全かつ簡単に業務を遂行できます。具体的な設定に関するステップに従い、システム管理の複雑性を軽減し、ビジネスのスピードを加速させてください。

EntraとMicrosoft 365のアクセス連携設定

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