# S3上の画像をリサイズして保存するLambda処理の実装

## 目次
1. はじめに
2. 必要な準備
   1. AWSアカウントの作成
   2. 必要なリソースの作成
3. Lambda関数の作成
   1. Lambda関数の基本設定
   2. 必要なパッケージのインストール
4. コードの実装
   1. イベントドリブンアーキテクチャ
   2. 画像のリサイズ処理
5. S3とLambdaの統合
   1. イベント通知の設定
   2. IAMロールの設定
6. Lambda関数のテスト
7. まとめ

## 1. はじめに

S3バケットにアップロードされた画像を自動的にリサイズするLambda関数の作成について説明します。このプロジェクトでは、AWS Lambdaを用いて画像をリアルタイムでリサイズし、別のS3バケットに保存する方法を紹介します。

## 2. 必要な準備

### 2.1 AWSアカウントの作成

AWSサービスを使用するためには、まずAWSアカウントを作成する必要があります。詳細な手順はAWS公式サイトを参照してください。

### 2.2 必要なリソースの作成

* Amazon S3バケット（オリジナル画像保存用とリサイズ画像保存用）
* AWS Lambda関数
* IAMロール（Lambda関数にS3の操作権限を付与）

## 3. Lambda関数の作成

### 3.1 Lambda関数の基本設定

AWS管理コンソールにて、新規Lambda関数を作成します。関数名を設定し、ランタイムをPython 3.xに設定します。

### 3.2 必要なパッケージのインストール

Boto3（AWS SDK for Python）とPillow（Python Imaging Libraryのフォーク）を使用して、S3とのやりとりおよび画像操作を行います。

ローカル環境で必要なパッケージをインストールし、ZipファイルにまとめてLambdaにアップロードします。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. コードの実装

### 4.1 イベントドリブンアーキテクチャ

Lambda関数がトリガーされるたびに、S3からイベント情報を受け取ります。イベント情報には、画像ファイルのバケット名やキー名が含まれています。

### 4.2 画像のリサイズ処理

以下のサンプルコードは、S3から画像を取得し、リサイズした後に別のバケットに保存する処理を行います。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. S3とLambdaの統合

### 5.1 イベント通知の設定

S3バケットにファイルがアップロードされた際にLambda関数をトリガーするよう設定します。これはS3のイベント通知設定から行います。

### 5.2 IAMロールの設定

Lambda関数がS3にアクセスするためのIAMロールを設定します。このロールにはS3へのgetObjectやputObjectの権限を追加します。

## 6. Lambda関数のテスト

Lambda関数が正しく動作することを確認するために、S3に画像ファイルをアップロードして、Lambdaのログで画像がリサイズされ、ターゲットバケットに保存されているか検証します。

## 7. まとめ

この記事では、AWS Lambdaを使用して、S3にアップロードされた画像を自動的にリサイズし、別のバケットに保存する方法について説明しました。これにより、リアルタイムな画像処理を自動化し、効率的にS3を利用することが可能となります。

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# S3上の画像をリサイズして保存するLambda処理の実装

## 目次
1. はじめに
2. 必要な準備
   1. AWSアカウントの作成
   2. 必要なリソースの作成
3. Lambda関数の作成
   1. Lambda関数の基本設定
   2. 必要なパッケージのインストール
4. コードの実装
   1. イベントドリブンアーキテクチャ
   2. 画像のリサイズ処理
5. S3とLambdaの統合
   1. イベント通知の設定
   2. IAMロールの設定
6. Lambda関数のテスト
7. まとめ

## 1. はじめに

S3バケットにアップロードされた画像を自動的にリサイズするLambda関数の作成について説明します。このプロジェクトでは、AWS Lambdaを用いて画像をリアルタイムでリサイズし、別のS3バケットに保存する方法を紹介します。

## 2. 必要な準備

### 2.1 AWSアカウントの作成

AWSサービスを使用するためには、まずAWSアカウントを作成する必要があります。詳細な手順はAWS公式サイトを参照してください。

### 2.2 必要なリソースの作成

* Amazon S3バケット（オリジナル画像保存用とリサイズ画像保存用）
* AWS Lambda関数
* IAMロール（Lambda関数にS3の操作権限を付与）

## 3. Lambda関数の作成

### 3.1 Lambda関数の基本設定

AWS管理コンソールにて、新規Lambda関数を作成します。関数名を設定し、ランタイムをPython 3.xに設定します。

### 3.2 必要なパッケージのインストール

Boto3（AWS SDK for Python）とPillow（Python Imaging Libraryのフォーク）を使用して、S3とのやりとりおよび画像操作を行います。

ローカル環境で必要なパッケージをインストールし、ZipファイルにまとめてLambdaにアップロードします。

```bash
pip install pillow -t .
pip install boto3 -t .
zip -r function.zip .
```

## 4. コードの実装

### 4.1 イベントドリブンアーキテクチャ

Lambda関数がトリガーされるたびに、S3からイベント情報を受け取ります。イベント情報には、画像ファイルのバケット名やキー名が含まれています。

### 4.2 画像のリサイズ処理

以下のサンプルコードは、S3から画像を取得し、リサイズした後に別のバケットに保存する処理を行います。

```python
import json
import boto3
from PIL import Image
import io

s3_client = boto3.client('s3')

def lambda_handler(event, context):
    # S3のイベントからバケット名とオブジェクトキーを取得
    source_bucket = event['Records'][0]['s3']['bucket']['name']
    source_key = event['Records'][0]['s3']['object']['key']
    
    # 画像ファイルを取得
    response = s3_client.get_object(Bucket=source_bucket, Key=source_key)
    image_data = response['Body'].read()

    # 画像をリサイズ
    with Image.open(io.BytesIO(image_data)) as image:
        resized_image = image.resize((128, 128))  # 128x128ピクセルにリサイズ
    
    # リサイズした画像を保存するためのS3バケットとキー
    destination_bucket = "resized-images-bucket"
    destination_key = "resized-" + source_key
    
    # リサイズした画像をS3にアップロード
    out_image = io.BytesIO()
    resized_image.save(out_image, format=image.format)
    out_image.seek(0)

    s3_client.put_object(Bucket=destination_bucket, Key=destination_key, Body=out_image)
    
    return {
        'statusCode': 200,
        'body': json.dumps('Image resized and uploaded successfully')
    }
```

## 5. S3とLambdaの統合

### 5.1 イベント通知の設定

S3バケットにファイルがアップロードされた際にLambda関数をトリガーするよう設定します。これはS3のイベント通知設定から行います。

### 5.2 IAMロールの設定

Lambda関数がS3にアクセスするためのIAMロールを設定します。このロールにはS3へのgetObjectやputObjectの権限を追加します。

## 6. Lambda関数のテスト

Lambda関数が正しく動作することを確認するために、S3に画像ファイルをアップロードして、Lambdaのログで画像がリサイズされ、ターゲットバケットに保存されているか検証します。

## 7. まとめ

この記事では、AWS Lambdaを使用して、S3にアップロードされた画像を自動的にリサイズし、別のバケットに保存する方法について説明しました。これにより、リアルタイムな画像処理を自動化し、効率的にS3を利用することが可能となります。

 

S3上の画像をリサイズして保存するLambda処理の実装

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