# DockerでKibana + Elasticsearchログ可視化環境を構築する

## 目次
1. イントロダクション
2. 必要なツールと環境
3. Docker Composeのインストール
4. ElasticsearchとKibanaの設定
   - 4-1. Docker Composeファイルの作成
   - 4-2. Elasticsearch設定
   - 4-3. Kibana設定
5. コンテナの起動と確認
6. Elasticsearchにデータを投入
7. Kibanaでのデータ可視化
8. まとめ

## 1. イントロダクション

ElasticsearchとKibanaの組み合わせは、ログデータの収集、検索、可視化を強力にサポートします。Dockerを利用することで、迅速に環境を構築し、運用を開始することができます。本記事では、Dockerを用いてKibanaとElasticsearchの環境をセットアップし、簡単なログ可視化を行う手順を解説します。

## 2. 必要なツールと環境

始める前に、以下のツールと環境が必要です。

- Docker
- Docker Compose
- 約2GB以上のRAM

DockerとDocker Composeがインストールされていない場合は、公式サイトからインストーラーを取得しインストールを行ってください。

## 3. Docker Composeのインストール

Docker Composeは、複数のコンテナを一括して管理するのに非常に便利なツールです。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. ElasticsearchとKibanaの設定

### 4-1. Docker Composeファイルの作成

プロジェクトディレクトリを作成し、その中に`docker-compose.yml`ファイルを作成します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4-2. Elasticsearch設定

Docker Composeファイルで指定しているElasticsearch環境変数`discovery.type=single-node`は、クラスタを組まない単一ノードで動かす設定です。また、`ES_JAVA_OPTS`でJVMのヒープサイズを指定しています。

### 4-3. Kibana設定

Kibanaの設定は、`ELASTICSEARCH_HOSTS`でElasticsearchのURLを指定することによって、Elasticsearchとの通信を可能にしています。

## 5. コンテナの起動と確認

作成した`docker-compose.yml`があるディレクトリで以下のコマンドを実行し、コンテナを起動します。

![img](/mosaic-code.jpg)

ブラウザを開き、http://localhost:5601 にアクセスして、Kibanaの画面が表示されることを確認します。

## 6. Elasticsearchにデータを投入

以下のコマンドを使用して、サンプルデータをElasticsearchに投入できます。ここでは、curlを用いてシンプルなデータを投入します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 7. Kibanaでのデータ可視化

Kibanaのインターフェースを使用してデータを可視化する手順は以下の通りです:

1. **Index Patternの作成**: Kibanaにアクセスし、`Management > Stack Management > Index Patterns`から新しいIndex Patternを作成します。`logs`をインデックス名に指定してください。

2. **データの可視化**: Kibanaの`Discover`タブを使用して、投稿したログデータを選択し、可視化します。

データが正しく表示されることを確認してください。

## 8. まとめ

本記事では、DockerとDocker Composeを使用してElasticsearchとKibanaを迅速にセットアップし、簡単なログデータの可視化を行いました。ElasticsearchとKibanaの組み合わせは強力で、ハイパフォーマンスなログ分析ソリューションを提供します。この設定を基に、さらに高度な設定や多様なデータソースの取り込みを行って、ニーズに応じたログ分析システムを拡張していくことが可能です。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# DockerでKibana + Elasticsearchログ可視化環境を構築する

## 目次
1. イントロダクション
2. 必要なツールと環境
3. Docker Composeのインストール
4. ElasticsearchとKibanaの設定
   - 4-1. Docker Composeファイルの作成
   - 4-2. Elasticsearch設定
   - 4-3. Kibana設定
5. コンテナの起動と確認
6. Elasticsearchにデータを投入
7. Kibanaでのデータ可視化
8. まとめ

## 1. イントロダクション

ElasticsearchとKibanaの組み合わせは、ログデータの収集、検索、可視化を強力にサポートします。Dockerを利用することで、迅速に環境を構築し、運用を開始することができます。本記事では、Dockerを用いてKibanaとElasticsearchの環境をセットアップし、簡単なログ可視化を行う手順を解説します。

## 2. 必要なツールと環境

始める前に、以下のツールと環境が必要です。

- Docker
- Docker Compose
- 約2GB以上のRAM

DockerとDocker Composeがインストールされていない場合は、公式サイトからインストーラーを取得しインストールを行ってください。

## 3. Docker Composeのインストール

Docker Composeは、複数のコンテナを一括して管理するのに非常に便利なツールです。

```bash
sudo curl -L "https://github.com/docker/compose/releases/download/$(curl -s https://api.github.com/repos/docker/compose/releases/latest | grep tag_name | cut -d '"' -f 4)/docker-compose-$(uname -s)-$(uname -m)" -o /usr/local/bin/docker-compose

sudo chmod +x /usr/local/bin/docker-compose

docker-compose --version
```

## 4. ElasticsearchとKibanaの設定

### 4-1. Docker Composeファイルの作成

プロジェクトディレクトリを作成し、その中に`docker-compose.yml`ファイルを作成します。

```yaml
version: '7'
services:
  elasticsearch:
    image: docker.elastic.co/elasticsearch/elasticsearch:7.9.3
    container_name: elasticsearch
    environment:
      - discovery.type=single-node
      - ES_JAVA_OPTS=-Xms512m -Xmx512m
    ports:
      - "9200:9200"
    networks:
      - elk

  kibana:
    image: docker.elastic.co/kibana/kibana:7.9.3
    container_name: kibana
    ports:
      - "5601:5601"
    environment:
      ELASTICSEARCH_HOSTS: http://elasticsearch:9200
    networks:
      - elk

networks:
  elk:
    driver: bridge
```

### 4-2. Elasticsearch設定

Docker Composeファイルで指定しているElasticsearch環境変数`discovery.type=single-node`は、クラスタを組まない単一ノードで動かす設定です。また、`ES_JAVA_OPTS`でJVMのヒープサイズを指定しています。

### 4-3. Kibana設定

Kibanaの設定は、`ELASTICSEARCH_HOSTS`でElasticsearchのURLを指定することによって、Elasticsearchとの通信を可能にしています。

## 5. コンテナの起動と確認

作成した`docker-compose.yml`があるディレクトリで以下のコマンドを実行し、コンテナを起動します。

```bash
docker-compose up -d
```

ブラウザを開き、http://localhost:5601 にアクセスして、Kibanaの画面が表示されることを確認します。

## 6. Elasticsearchにデータを投入

以下のコマンドを使用して、サンプルデータをElasticsearchに投入できます。ここでは、curlを用いてシンプルなデータを投入します。

```bash
curl -X POST "localhost:9200/logs/_doc/1" -H 'Content-Type: application/json' -d'
{
  "timestamp": "2025-02-25T14:12:12",
  "message": "First log entry",
  "log_level": "INFO"
}
'
```

## 7. Kibanaでのデータ可視化

Kibanaのインターフェースを使用してデータを可視化する手順は以下の通りです:

1. **Index Patternの作成**: Kibanaにアクセスし、`Management > Stack Management > Index Patterns`から新しいIndex Patternを作成します。`logs`をインデックス名に指定してください。

2. **データの可視化**: Kibanaの`Discover`タブを使用して、投稿したログデータを選択し、可視化します。

データが正しく表示されることを確認してください。

## 8. まとめ

本記事では、DockerとDocker Composeを使用してElasticsearchとKibanaを迅速にセットアップし、簡単なログデータの可視化を行いました。ElasticsearchとKibanaの組み合わせは強力で、ハイパフォーマンスなログ分析ソリューションを提供します。この設定を基に、さらに高度な設定や多様なデータソースの取り込みを行って、ニーズに応じたログ分析システムを拡張していくことが可能です。 

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