# Cloud BuildとSlackを連携してビルド通知を送る方法

## 目次

1. はじめに

2. Cloud Buildの概要

   1. Cloud Buildとは

   2. Cloud Buildの主な機能

3. Slackの概要

   1. Slackとは

   2. Slackの主な特徴

4. Cloud BuildとSlackの連携方法

   1. Google Cloud Platformのセットアップ

   2. Slackのセットアップ

5. Cloud BuildからSlackへの通知設定

   1. Pub/Subトピックの作成

   2. Cloud Functionsの作成

   3. Slack Webhookの設定

6. 詳細な設定ステップ

7. テストと確認

8. まとめ

## 1. はじめに

本記事では、Google CloudのCI/CDサービスであるCloud Buildと、チームコミュニケーションツールであるSlackを連携し、ビルド通知をSlackに送る方法を説明します。この連携により、ビルドの成功や失敗をチーム全員にリアルタイムで知らせることが可能になります。以下のステップに従ってセットアップを行うことで、作業の効率を向上させることができます。

## 2. Cloud Buildの概要

### 2-1. Cloud Buildとは

Cloud Buildは、Google Cloud Platform（GCP）が提供する完全な統合継続サービス（CICD）です。ソースコードをビルドしてコンテナ化するためのツールで、スケーラブルな環境での実行が可能です。Cloud Buildは複数のプラットフォームをサポートし、コードビルド、テスト、およびデプロイを簡素化します。

### 2-2. Cloud Buildの主な機能

- **コードビルド**: 任意のプログラミング言語やツールを使用して、ビルド手順をカスタマイズ可能。

- **テストの自動化**: ビルドプロセスの一環として自動テストを実行。

- **継続的デプロイ**: GKEやServerlessなど、GCPの多彩なサービスへデプロイが可能。

- **スケーラブル**: 負荷に応じてスケールし、ビルドの並列実行をサポート。

## 3. Slackの概要

### 3-1. Slackとは

Slackは、遠隔地のチームや異なる場所のメンバーが効率的にコミュニケーションを取るためのプラットフォームです。単なるチャットツール以上の機能を持ち、さまざまなアプリケーションと統合することでビジネスの生産性を向上させます。

### 3-2. Slackの主な特徴

- **チャンネルベース**: プロジェクトごとにチャンネルを作ることができ、情報の共有が容易。

- **ボットとの統合**: 外部サービスと連携したボット経由での通知や操作が可能。

- **ファイル共有**: ドラッグ&ドロップでファイルを簡単に共有可能。

## 4. Cloud BuildとSlackの連携方法

### 4-1. Google Cloud Platformのセットアップ

まず、GCPプロジェクトにアクセスし、Cloud Build APIを有効化してください。

1. GCPコンソールにログイン。

2. プロジェクトを選択。

3. 左側のメニューから「APIとサービス」→「ダッシュボード」をクリック。

4. 「APIを有効にする」を選択し、Cloud Build APIを検索して有効化。

### 4-2. Slackのセットアップ

Slackアプリの作成とIncoming Webhookの設定を行います。

1. [Slack API](https://api.slack.com/)にログイン。

2. 「Your Apps」から新しいSlack Appを作成。

3. 作成したアプリから「Incoming Webhooks」を有効化。

4. Webhook URLを取得し、通知を送りたいチャンネルを選択。

## 5. Cloud BuildからSlackへの通知設定

### 5-1. Pub/Subトピックの作成

GCPのPub/Subを利用して、Cloud Buildのイベントをトリガーとして利用します。

1. GCPコンソールで「Pub/Sub」→「トピック」を選択。

2. 「トピックを作成」をクリックし、適切な名前を付けて作成。

### 5-2. Cloud Functionsの作成

Slackへの通知はCloud Functionsを介して行います。

1. GCPコンソールで「Cloud Functions」を選択。

2. 「関数を作成」をクリック。

3. タイプを「イベント」、トリガーを先ほど作成したPub/Subトピックに設定。

4. ソースコードは以下のように:

![img](/mosaic-code.jpg)

5. 環境変数にSLACK_WEBHOOK_URLを設定し、先ほど取得したWebhook URLを登録。

### 5-3. Slack Webhookの設定

取得したWebhook URLを使用して、Cloud Functions側に設定した環境変数を確認して「デプロイ」ボタンを押下。

## 6. 詳細な設定ステップ

Cloud Buildのトリガー設定で、ビルド毎にCloud Pub/Subへの通知を追加します。

1. GCPコンソールに移動し、「Cloud Build」→「トリガー」を選択。

2. トリガーを作成または編集し、「通知オプション」で先ほどのPub/Subトピックを選択。

## 7. テストと確認

設定後、コードリポジトリを更新しビルドを開始します。

- 更新後、Cloud Buildが正常に実行される。

- Slackの指定チャンネルにビルドのステータスが通知されることを確認。

## 8. まとめ

Cloud BuildとSlackの統合により、ビルドの進捗が迅速にチームへ伝達されるようになりました。リアルタイムの通知により開発者の生産性が向上し、問題を迅速に特定することが可能になります。この連携のセットアップは、特に大規模なチームにおいて強力なコミュニケーション手段として機能します。ビルドプロセスのどの部分も見逃すことがなくなるでしょう。

# Cloud BuildとSlackを連携してビルド通知を送る方法

## 目次

1. はじめに

2. Cloud Buildの概要

   1. Cloud Buildとは

   2. Cloud Buildの主な機能

3. Slackの概要

   1. Slackとは

   2. Slackの主な特徴

4. Cloud BuildとSlackの連携方法

   1. Google Cloud Platformのセットアップ

   2. Slackのセットアップ

5. Cloud BuildからSlackへの通知設定

   1. Pub/Subトピックの作成

   2. Cloud Functionsの作成

   3. Slack Webhookの設定

6. 詳細な設定ステップ

7. テストと確認

8. まとめ

## 1. はじめに

本記事では、Google CloudのCI/CDサービスであるCloud Buildと、チームコミュニケーションツールであるSlackを連携し、ビルド通知をSlackに送る方法を説明します。この連携により、ビルドの成功や失敗をチーム全員にリアルタイムで知らせることが可能になります。以下のステップに従ってセットアップを行うことで、作業の効率を向上させることができます。

## 2. Cloud Buildの概要

### 2-1. Cloud Buildとは

Cloud Buildは、Google Cloud Platform（GCP）が提供する完全な統合継続サービス（CICD）です。ソースコードをビルドしてコンテナ化するためのツールで、スケーラブルな環境での実行が可能です。Cloud Buildは複数のプラットフォームをサポートし、コードビルド、テスト、およびデプロイを簡素化します。

### 2-2. Cloud Buildの主な機能

- **コードビルド**: 任意のプログラミング言語やツールを使用して、ビルド手順をカスタマイズ可能。

- **テストの自動化**: ビルドプロセスの一環として自動テストを実行。

- **継続的デプロイ**: GKEやServerlessなど、GCPの多彩なサービスへデプロイが可能。

- **スケーラブル**: 負荷に応じてスケールし、ビルドの並列実行をサポート。

## 3. Slackの概要

### 3-1. Slackとは

Slackは、遠隔地のチームや異なる場所のメンバーが効率的にコミュニケーションを取るためのプラットフォームです。単なるチャットツール以上の機能を持ち、さまざまなアプリケーションと統合することでビジネスの生産性を向上させます。

### 3-2. Slackの主な特徴

- **チャンネルベース**: プロジェクトごとにチャンネルを作ることができ、情報の共有が容易。

- **ボットとの統合**: 外部サービスと連携したボット経由での通知や操作が可能。

- **ファイル共有**: ドラッグ&ドロップでファイルを簡単に共有可能。

## 4. Cloud BuildとSlackの連携方法

### 4-1. Google Cloud Platformのセットアップ

まず、GCPプロジェクトにアクセスし、Cloud Build APIを有効化してください。

1. GCPコンソールにログイン。

2. プロジェクトを選択。

3. 左側のメニューから「APIとサービス」→「ダッシュボード」をクリック。

4. 「APIを有効にする」を選択し、Cloud Build APIを検索して有効化。

### 4-2. Slackのセットアップ

Slackアプリの作成とIncoming Webhookの設定を行います。

1. [Slack API](https://api.slack.com/)にログイン。

2. 「Your Apps」から新しいSlack Appを作成。

3. 作成したアプリから「Incoming Webhooks」を有効化。

4. Webhook URLを取得し、通知を送りたいチャンネルを選択。

## 5. Cloud BuildからSlackへの通知設定

### 5-1. Pub/Subトピックの作成

GCPのPub/Subを利用して、Cloud Buildのイベントをトリガーとして利用します。

1. GCPコンソールで「Pub/Sub」→「トピック」を選択。

2. 「トピックを作成」をクリックし、適切な名前を付けて作成。

### 5-2. Cloud Functionsの作成

Slackへの通知はCloud Functionsを介して行います。

1. GCPコンソールで「Cloud Functions」を選択。

2. 「関数を作成」をクリック。

3. タイプを「イベント」、トリガーを先ほど作成したPub/Subトピックに設定。

4. ソースコードは以下のように:

```python

# Python

import base64

import json

import requests

import os

def notify_to_slack(event, context):

    SLACK_WEBHOOK_URL = os.environ.get('SLACK_WEBHOOK_URL')

    if not SLACK_WEBHOOK_URL:

        print('Slack Webhook URL is not set.')

        return

    build_data = base64.b64decode(event['data']).decode('utf-8')

    build_info = json.loads(build_data)

    status = build_info['status']

    

    message = f"Build is {status}: {build_info.get('logUrl', 'No Log URL available')}"

    payload = {

        "text": message

    }

    requests.post(SLACK_WEBHOOK_URL, json=payload)

```

5. 環境変数にSLACK_WEBHOOK_URLを設定し、先ほど取得したWebhook URLを登録。

### 5-3. Slack Webhookの設定

取得したWebhook URLを使用して、Cloud Functions側に設定した環境変数を確認して「デプロイ」ボタンを押下。

## 6. 詳細な設定ステップ

Cloud Buildのトリガー設定で、ビルド毎にCloud Pub/Subへの通知を追加します。

1. GCPコンソールに移動し、「Cloud Build」→「トリガー」を選択。

2. トリガーを作成または編集し、「通知オプション」で先ほどのPub/Subトピックを選択。

## 7. テストと確認

設定後、コードリポジトリを更新しビルドを開始します。

- 更新後、Cloud Buildが正常に実行される。

- Slackの指定チャンネルにビルドのステータスが通知されることを確認。

## 8. まとめ

Cloud BuildとSlackの統合により、ビルドの進捗が迅速にチームへ伝達されるようになりました。リアルタイムの通知により開発者の生産性が向上し、問題を迅速に特定することが可能になります。この連携のセットアップは、特に大規模なチームにおいて強力なコミュニケーション手段として機能します。ビルドプロセスのどの部分も見逃すことがなくなるでしょう。

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