# Azure App ServiceでWebアプリを公開する基本手順

## 目次

1. はじめに

2. Azure App Serviceとは？

3. 必要な準備

4. Webアプリの作成とデプロイ

    - 4-1. Azureポータルへのログイン

    - 4-2. リソースグループの作成

    - 4-3. App Serviceプランの作成

    - 4-4. Webアプリの作成

    - 4-5. コードのデプロイ

5. デプロイ後の確認

6. まとめ

## 1. はじめに

Azure App ServiceはMicrosoft Azureの強力なPaaS（Platform as a Service）であり、Webアプリの構築、デプロイ、スケーリングを簡単に行うことができます。この記事では、Azure App Serviceを使用してWebアプリケーションを公開する基本手順を具体的に解説します。

## 2. Azure App Serviceとは？

Azure App Serviceは多様なプログラミング言語（.NET、Java、Node.jsなど）をサポートし、セキュリティ、スケーラビリティ、管理負荷の軽減を提供します。自動スケーリング、トラフィック管理、カスタムドメイン、HTTPS、Global CDNなど、さまざまな機能を備えています。

## 3. 必要な準備

始める前に、Azureアカウントが必要です。また、Azureポータルにアクセスするためのインターネット接続と、デプロイしたいWebアプリケーションのコードを用意しておきましょう。

## 4. Webアプリの作成とデプロイ

### 4-1. Azureポータルへのログイン

まず、[Azureポータル](https://portal.azure.com/)にアクセスして、Azureアカウントにログインします。

### 4-2. リソースグループの作成

Azureポータルの「リソースグループ」セクションに移動し、「作成」をクリックします。リソースグループはAzureリソースを整理するためのコンテナです。名前とリージョンを設定し、リソースグループを作成します。

### 4-3. App Serviceプランの作成

次に、「App Serviceプラン」を作成します。「新しいApp Serviceプランを作成」選択し、プラン名、リージョン、価格帯を入力します。プランの価格帯はアプリの性能とコストに影響するため、利用ケースに最適なものを選びます。

### 4-4. Webアプリの作成

「作成+リソース」の検索ボックスに「Web App」を入力して選択します。「新規作成」をクリックし、Webアプリの名前、サブスクリプション、リソースグループ、サービスプランを指定します。プランに.NET、Java、Node.jsなどのランタイムスタックを選択することもできます。

### 4-5. コードのデプロイ

Azureには複数のデプロイ方法があります。Azureポータル、Visual Studio、GitHub Actions、Azure DevOpsなどから選べます。ここでは一般的な「GitHub Actions」を使用した手順を示します。

1. リポジトリをGitHubにプッシュし、GitHub Actionsでデプロイワークフローを作成します。

2. Azureポータルの「デプロイセンター」で「GitHub」を接続し、リポジトリとワークフローを選択します。

3. 自動デプロイを有効にして、コードがプッシュされるたびにAzure App Serviceに自動デプロイするように設定します。

## 5. デプロイ後の確認

デプロイが成功したら、Azureポータルの「Web Apps」セクションで、アプリのURLを確認できます。ブラウザでこのURLを開き、Webアプリが正常に動作していることをチェックします。問題がある場合は、ログストリームを確認し、詳細なデバッグを行います。

## 6. まとめ

Azure App Serviceを利用することで、セキュアでスケーラブルなWebアプリケーションの開発が可能になります。今回は基本的なデプロイ手順を解説しましたが、Azureにはもっと多くの高度な機能があります。今後それらを活用して、運用中のアプリケーションをさらに効率化してみてください。

Azure App ServiceでWebアプリを公開する基本手順

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