# EC2でZabbixサーバを構築して社内監視体制を整える方法

## 目次
1. はじめに
2. 必要な準備
   - AWSアカウントの作成
   - IAMロールの設定
3. EC2インスタンスのセットアップ
   - インスタンスの作成
   - セキュリティグループの設定
4. Zabbixのインストール
   - 必要なパッケージのインストール
   - Zabbixリポジトリの追加
5. Zabbixサーバの構成
   - データベースの設定
   - Zabbixサーバの設定
6. Zabbixフロントエンドの設定
   - Webサーバのインストール
   - 初期設定とログイン
7. 監視設定
   - ホストの追加
   - テンプレートの設定
8. まとめ

## 1. はじめに
Zabbixはオープンソースの総合監視ソフトウェアで、ネットワークやサーバ、アプリケーションの監視に利用されます。AWS EC2上でZabbixサーバを構築することで、社内のITインフラを一元的に監視し、効率的な運用を支援します。

## 2. 必要な準備

### AWSアカウントの作成
AWSでEC2インスタンスを立ち上げるためには、AWSアカウントが必要です。公式サイトからアカウントを登録し、AWS管理コンソールにアクセス可能にしてください。

### IAMロールの設定
セキュリティの観点から、EC2インスタンスに適切なIAMロールを割り当て、必要最小限のアクセス許可を設定します。

## 3. EC2インスタンスのセットアップ

### インスタンスの作成
AWS管理コンソールからEC2サービスを選択し、新規インスタンスを作成します。オペレーティングシステムはZabbixの推奨環境であるLinux（例えば、Amazon LinuxまたはCentOS）を選択します。

### セキュリティグループの設定
ネットワークアクセスを制御するため、EC2インスタンスにセキュリティグループを設定します。標準的には以下のポートを開けておく必要があります：
- HTTP(80) - Webアクセス用
- HTTPS(443) - 安全なWebアクセス用
- Zabbixエージェント(10050) - Zabbixエージェントの監視用
- Zabbixサーバ(10051) - Zabbixサーバの監視用

## 4. Zabbixのインストール

### 必要なパッケージのインストール
![img](/mosaic-code.jpg)
必要に応じて、Zabbixが動作するために必要なパッケージをインストールします。

### Zabbixリポジトリの追加
![img](/mosaic-code.jpg)
Zabbixの公式ドキュメントを参考に、システムにリポジトリを追加し、サーバとエージェントをインストールします。

## 5. Zabbixサーバの構成

### データベースの設定
![img](/mosaic-code.jpg)
セキュアなデータベース設定を施します。その後、Zabbix用のデータベースを作成し、ユーザーを設定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### Zabbixサーバの設定
Zabbixサーバの設定ファイルを編集し、データベース情報を入力します。
![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. Zabbixフロントエンドの設定

### Webサーバのインストール
Apacheを開始し、Zabbixフロントエンドを動作させます。
![img](/mosaic-code.jpg)

### 初期設定とログイン
ブラウザで`http://<EC2_PUBLIC_DNS>/zabbix`にアクセスし、初期セットアップを行います。ここで、Zabbixの管理者アカウントを作成します。

## 7. 監視設定

### ホストの追加
Zabbix管理コンソールにログインし、新規ホストを追加します。監視したいサーバやネットワークデバイスの情報を入力します。

### テンプレートの設定
Zabbixテンプレートを利用して、監視設定を効率化します。Common Templateが提供するさまざまなサービスやアプリケーションに対するテンプレートを適用します。

## 8. まとめ
ZabbixサーバをEC2上で構築することにより、効率よくかつセキュアに社内のITインフラを監視することができます。AWSの弾力性と信頼性を活用しつつ、Zabbixの強力な監視能力を組み合わせることで、運用効率が向上します。運用開始後は、定期的なメンテナンスと設定の更新を忘れずに実施しましょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# EC2でZabbixサーバを構築して社内監視体制を整える方法

## 目次
1. はじめに
2. 必要な準備
   - AWSアカウントの作成
   - IAMロールの設定
3. EC2インスタンスのセットアップ
   - インスタンスの作成
   - セキュリティグループの設定
4. Zabbixのインストール
   - 必要なパッケージのインストール
   - Zabbixリポジトリの追加
5. Zabbixサーバの構成
   - データベースの設定
   - Zabbixサーバの設定
6. Zabbixフロントエンドの設定
   - Webサーバのインストール
   - 初期設定とログイン
7. 監視設定
   - ホストの追加
   - テンプレートの設定
8. まとめ

## 1. はじめに
Zabbixはオープンソースの総合監視ソフトウェアで、ネットワークやサーバ、アプリケーションの監視に利用されます。AWS EC2上でZabbixサーバを構築することで、社内のITインフラを一元的に監視し、効率的な運用を支援します。

## 2. 必要な準備

### AWSアカウントの作成
AWSでEC2インスタンスを立ち上げるためには、AWSアカウントが必要です。公式サイトからアカウントを登録し、AWS管理コンソールにアクセス可能にしてください。

### IAMロールの設定
セキュリティの観点から、EC2インスタンスに適切なIAMロールを割り当て、必要最小限のアクセス許可を設定します。

## 3. EC2インスタンスのセットアップ

### インスタンスの作成
AWS管理コンソールからEC2サービスを選択し、新規インスタンスを作成します。オペレーティングシステムはZabbixの推奨環境であるLinux（例えば、Amazon LinuxまたはCentOS）を選択します。

### セキュリティグループの設定
ネットワークアクセスを制御するため、EC2インスタンスにセキュリティグループを設定します。標準的には以下のポートを開けておく必要があります：
- HTTP(80) - Webアクセス用
- HTTPS(443) - 安全なWebアクセス用
- Zabbixエージェント(10050) - Zabbixエージェントの監視用
- Zabbixサーバ(10051) - Zabbixサーバの監視用

## 4. Zabbixのインストール

### 必要なパッケージのインストール
```bash
sudo yum update -y
sudo yum install -y httpd mariadb-server php php-mbstring php-gd php-xml php-bcmath php-ldap
```
必要に応じて、Zabbixが動作するために必要なパッケージをインストールします。

### Zabbixリポジトリの追加
```bash
sudo rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/5.0/rhel/7/x86_64/zabbix-release-5.0-1.el7.noarch.rpm
sudo yum install -y zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-agent
```
Zabbixの公式ドキュメントを参考に、システムにリポジトリを追加し、サーバとエージェントをインストールします。

## 5. Zabbixサーバの構成

### データベースの設定
```bash
sudo systemctl start mariadb
sudo mysql_secure_installation
```
セキュアなデータベース設定を施します。その後、Zabbix用のデータベースを作成し、ユーザーを設定します。

```sql
CREATE DATABASE zabbix CHARACTER SET UTF8 COLLATE UTF8_BIN;
CREATE USER 'zabbixuser'@'localhost' IDENTIFIED BY 'your_password';
GRANT ALL PRIVILEGES ON zabbix.* TO 'zabbixuser'@'localhost';
FLUSH PRIVILEGES;
```

### Zabbixサーバの設定
Zabbixサーバの設定ファイルを編集し、データベース情報を入力します。
```bash
sudo nano /etc/zabbix/zabbix_server.conf
DBName=zabbix
DBUser=zabbixuser
DBPassword=your_password
```

## 6. Zabbixフロントエンドの設定

### Webサーバのインストール
Apacheを開始し、Zabbixフロントエンドを動作させます。
```bash
sudo systemctl start httpd
sudo systemctl enable httpd
```

### 初期設定とログイン
ブラウザで`http://<EC2_PUBLIC_DNS>/zabbix`にアクセスし、初期セットアップを行います。ここで、Zabbixの管理者アカウントを作成します。

## 7. 監視設定

### ホストの追加
Zabbix管理コンソールにログインし、新規ホストを追加します。監視したいサーバやネットワークデバイスの情報を入力します。

### テンプレートの設定
Zabbixテンプレートを利用して、監視設定を効率化します。Common Templateが提供するさまざまなサービスやアプリケーションに対するテンプレートを適用します。

## 8. まとめ
ZabbixサーバをEC2上で構築することにより、効率よくかつセキュアに社内のITインフラを監視することができます。AWSの弾力性と信頼性を活用しつつ、Zabbixの強力な監視能力を組み合わせることで、運用効率が向上します。運用開始後は、定期的なメンテナンスと設定の更新を忘れずに実施しましょう。 

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