# AWS ConfigとCloudWatch Logsの連携設定方法

## 1-0 はじめに
AWS ConfigとCloudWatch Logsは、AWS環境内のリソースの変更を追跡し、解析可能な形式でデータを記録するための重要なツールです。AWS ConfigはAWSリソースの設定を記録し、変更を評価し、記録データを保持するサービスです。一方、CloudWatch Logsはログデータの収集、監視、解析を可能にします。この記事では、AWS Configが生成する設定変更データをCloudWatch Logsに連携して保管・解析する方法を詳しく解説します。

## 目次
- [1-1 基本概念](#1-1-基本概念)
- [1-2 必要な権限の設定](#1-2-必要な権限の設定)
- [1-3 AWS Configの設定](#1-3-AWS-Configの設定)
- [1-4 CloudWatch Logsの設定](#1-4-CloudWatch-Logsの設定)
- [1-5 ConfigのイベントのCloudWatchへの出力](#1-5-ConfigのイベントのCloudWatchへの出力)
- [1-6 まとめ](#1-6-まとめ)

## 1-1 基本概念
AWS Configは、AWSアカウント内のリソースの設定をキャプチャし、それらの変更を追跡します。CloudWatch Logsは大量のログデータを使いやすくして、リアルタイムでシステムのパフォーマンスやエラーを監視するためのリソースを提供します。これらを連携することで、リソースの変化を詳細なログ情報として可視化できます。

## 1-2 必要な権限の設定
まず、AWS IAMを使用して適切な権限を設定します。AWS ConfigとCloudWatch Logsが互いにアクセスできるようにするには、以下のポリシーを持つIAMロールを作成する必要があります。

### IAMポリシー例
以下はIAMポリシーの例です。このポリシーはAWS ConfigがCloudWatch Logsにアクセスし、ログデータを書き込むために必要な権限を提供します。

```json
{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "logs:CreateLogGroup",
                "logs:CreateLogStream",
                "logs:PutLogEvents"
            ],
            "Resource": "*"
        }
    ]
}
```

このポリシーを新しいIAMロールにアタッチし、そのロールをAWS Configに割り当ててください。

## 1-3 AWS Configの設定
AWS Configの設定プロセスは以下の手順で行います。

### AWS Config設定ステップ
1. **AWS Management Console**にログインし、AWS Configサービスへ移動します。
2. [AWS Config設定] ページで、記録したいリソースの種類を選択します。
3. **"設定を保存"** をクリックして保存します。

## 1-4 CloudWatch Logsの設定
CloudWatch LogsにAWS Configのイベントを記録するには、CloudWatch Logs用のロググループを作成する必要があります。

### CloudWatch Logs設定ステップ
1. **AWS Management Console** にて **CloudWatch** サービスを選択します。
2. "Logs" セクションに移動し、"Create log group"を選択します。
3. 新しいロググループに名前を付け、**"Create"** をクリックします。

## 1-5 ConfigのイベントのCloudWatchへの出力
AWS ConfigでログデータがCloudWatch Logに出力されるように設定します。

### 設定手順
1. **AWS Configのダッシュボード**で、**Delivery Channel**を編集します。
2. 転送設定にCloudWatch Logsグループを指定し、ログデータを出力するように設定します。
3. 設定を保存し、AWS Configが生成する設定変更イベントがCloudWatch Logsに送信されることを確認します。

## 1-6 まとめ
AWS ConfigとCloudWatch Logsを連携することで、AWSリソースの構成変更をリアルタイムに監視し、効果的なトラブルシューティングが可能になります。正確に設定することで、より詳細な情報を得て、運用コストを削減しつつ、システムの信頼性を向上させることができます。

この連携により、システムの健全性をより簡単に追跡し、可能な問題が発生する前にそれを防ぐことができるため、最大限の価値を引き出せるでしょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

AWS ConfigとCloudWatch Logsの連携設定方法

1-0 はじめに

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