# 目次

1. はじめに

2. CORS (Cross-Origin Resource Sharing) とは

   1. 基本的な概念

   2. 重要性と役割

3. CORS policyエラーの原因

   1. 認証情報を含まないリクエスト

   2. プリフライトリクエスト

   3. レスポンスヘッダーの設定不足

4. CORS policyエラーの具体例

   1. 認証情報の不足によるエラー

   2. プリフライトリクエストの失敗

   3. レスポンスヘッダーの設定不足

5. CORS policyエラーの解決法

   1. サーバー側での設定

   2. クライアント側での対応方法

6. CORSのベストプラクティス

   1. セキュリティとパフォーマンスのバランス

   2. ログによるトラブルシューティング

7. まとめ

## 1. はじめに

CORS (Cross-Origin Resource Sharing) は、Web セキュリティにおいて重要な役割を果たす技術です。特に、異なるオリジン間でのリソースの安全な共有を実現します。しかし、CORS の設定が不適切だと HTTP リクエストが失敗し、CORS policy エラーが発生します。本記事では、具体的なエラー例を通じて CORS エラーの原因と解決策を探ります。

## 2. CORS (Cross-Origin Resource Sharing) とは

### 2-1. 基本的な概念

CORS は、ブラウザベースのWebアプリケーションが異なるオリジンのリソースにアクセスする際に、そのアクセスを制御するための仕組みです。オリジンとは、プロトコル、ドメイン、およびポート番号の組み合わせです。

### 2-2. 重要性と役割

CORSはセキュリティ上重要で、悪意のあるウェブサイトがユーザーデータにアクセスするのを防ぎます。これが適用されないと、クロスサイト・リクエスト・フォージェリ（CSRF）などの攻撃に対して脆弱になります。

## 3. CORS policyエラーの原因

### 3-1. 認証情報を含まないリクエスト

標準的な CORS リクエストでは、認証情報（例：クッキー、HTTP 認証情報）を自動的に含めません。このため、サーバーがこれらの情報を必要とする場合、リクエストが失敗します。

### 3-2. プリフライトリクエスト

クロスオリジンでのコンプリックスなHTTPリクエスト（例：PUTやDELETEメソッド）は、プリフライトリクエストを発生させます。このプリフライトリクエストが失敗する場合、CORSエラーが発生します。

### 3-3. レスポンスヘッダーの設定不足

サーバー側で設定される必要がある `Access-Control-Allow-Origin` ヘッダーが不足している場合、CORSエラーが発生します。このヘッダーは、許可されるオリジンを指定します。

## 4. CORS policyエラーの具体例

### 4-1. 認証情報の不足によるエラー

#### エラー例

リクエストが以下のようになるとエラーが発生します。

![img](/mosaic-code.jpg)

この場合、サーバーがクレデンシャルを許可していないとCORSエラーが発生します。

### 4-2. プリフライトリクエストの失敗

#### エラー例

![img](/mosaic-code.jpg)

このプリフライトリクエストに対してサーバーが正しく応答しない場合、アクセスが拒否されます。

### 4-3. レスポンスヘッダーの設定不足

#### エラー例

サーバーのレスポンスに `Access-Control-Allow-Origin` が含まれていない場合、以下のようにエラーが表示されます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. CORS policyエラーの解決法

### 5-1. サーバー側での設定

サーバー側で、適切なCORSヘッダーを設定することが重要です。具体的には、以下のようなヘッダーを追加する必要があります。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-2. クライアント側での対応方法

クラインアント側では、例えば `fetch` API を使用する際に、`credentials` フラグを適切に設定することなどが求められます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. CORSのベストプラクティス

### 6-1. セキュリティとパフォーマンスのバランス

CORSの設定は、セキュリティとパフォーマンスのバランスを保つべきです。必要以上に多くのオリジンを許可すると、セキュリティリスクが高まります。

### 6-2. ログによるトラブルシューティング

CORSエラーが発生した場合、サーバーログを確認し、具体的にどのヘッダーが不足しているかなどを調査します。

## 7. まとめ

CORS policyエラーは、適切なヘッダー設定を行うことで解決可能です。クライアントとサーバー側の協力により、セキュアなクロスオリジンのデータ共有を実現できます。常にセキュリティとパフォーマンスを考慮しながら、CORS設定を慎重に行いましょう。

# 目次

1. はじめに

2. CORS (Cross-Origin Resource Sharing) とは

   1. 基本的な概念

   2. 重要性と役割

3. CORS policyエラーの原因

   1. 認証情報を含まないリクエスト

   2. プリフライトリクエスト

   3. レスポンスヘッダーの設定不足

4. CORS policyエラーの具体例

   1. 認証情報の不足によるエラー

   2. プリフライトリクエストの失敗

   3. レスポンスヘッダーの設定不足

5. CORS policyエラーの解決法

   1. サーバー側での設定

   2. クライアント側での対応方法

6. CORSのベストプラクティス

   1. セキュリティとパフォーマンスのバランス

   2. ログによるトラブルシューティング

7. まとめ

## 1. はじめに

CORS (Cross-Origin Resource Sharing) は、Web セキュリティにおいて重要な役割を果たす技術です。特に、異なるオリジン間でのリソースの安全な共有を実現します。しかし、CORS の設定が不適切だと HTTP リクエストが失敗し、CORS policy エラーが発生します。本記事では、具体的なエラー例を通じて CORS エラーの原因と解決策を探ります。

## 2. CORS (Cross-Origin Resource Sharing) とは

### 2-1. 基本的な概念

CORS は、ブラウザベースのWebアプリケーションが異なるオリジンのリソースにアクセスする際に、そのアクセスを制御するための仕組みです。オリジンとは、プロトコル、ドメイン、およびポート番号の組み合わせです。

### 2-2. 重要性と役割

CORSはセキュリティ上重要で、悪意のあるウェブサイトがユーザーデータにアクセスするのを防ぎます。これが適用されないと、クロスサイト・リクエスト・フォージェリ（CSRF）などの攻撃に対して脆弱になります。

## 3. CORS policyエラーの原因

### 3-1. 認証情報を含まないリクエスト

標準的な CORS リクエストでは、認証情報（例：クッキー、HTTP 認証情報）を自動的に含めません。このため、サーバーがこれらの情報を必要とする場合、リクエストが失敗します。

### 3-2. プリフライトリクエスト

クロスオリジンでのコンプリックスなHTTPリクエスト（例：PUTやDELETEメソッド）は、プリフライトリクエストを発生させます。このプリフライトリクエストが失敗する場合、CORSエラーが発生します。

### 3-3. レスポンスヘッダーの設定不足

サーバー側で設定される必要がある `Access-Control-Allow-Origin` ヘッダーが不足している場合、CORSエラーが発生します。このヘッダーは、許可されるオリジンを指定します。

## 4. CORS policyエラーの具体例

### 4-1. 認証情報の不足によるエラー

#### エラー例

リクエストが以下のようになるとエラーが発生します。

```

fetch('https://example.com/data', {

  method: 'GET',

  credentials: 'include'

});

```

この場合、サーバーがクレデンシャルを許可していないとCORSエラーが発生します。

### 4-2. プリフライトリクエストの失敗

#### エラー例

```

OPTIONS /api/data HTTP/1.1

Host: api.example.com

Origin: https://myapp.com

```

このプリフライトリクエストに対してサーバーが正しく応答しない場合、アクセスが拒否されます。

### 4-3. レスポンスヘッダーの設定不足

#### エラー例

サーバーのレスポンスに `Access-Control-Allow-Origin` が含まれていない場合、以下のようにエラーが表示されます。

```

Access to XMLHttpRequest at 'https://example.com/' from origin 'https://myapp.com' has been blocked by CORS policy: No 'Access-Control-Allow-Origin' header is present on the requested resource.

```

## 5. CORS policyエラーの解決法

### 5-1. サーバー側での設定

サーバー側で、適切なCORSヘッダーを設定することが重要です。具体的には、以下のようなヘッダーを追加する必要があります。

```

Access-Control-Allow-Origin: https://yourapp.com

Access-Control-Allow-Credentials: true

Access-Control-Allow-Methods: GET, POST, OPTIONS

```

### 5-2. クライアント側での対応方法

クラインアント側では、例えば `fetch` API を使用する際に、`credentials` フラグを適切に設定することなどが求められます。

```javascript

fetch('https://example.com/data', {

  method: 'GET',

  credentials: 'include'

});

```

## 6. CORSのベストプラクティス

### 6-1. セキュリティとパフォーマンスのバランス

CORSの設定は、セキュリティとパフォーマンスのバランスを保つべきです。必要以上に多くのオリジンを許可すると、セキュリティリスクが高まります。

### 6-2. ログによるトラブルシューティング

CORSエラーが発生した場合、サーバーログを確認し、具体的にどのヘッダーが不足しているかなどを調査します。

## 7. まとめ

CORS policyエラーは、適切なヘッダー設定を行うことで解決可能です。クライアントとサーバー側の協力により、セキュアなクロスオリジンのデータ共有を実現できます。常にセキュリティとパフォーマンスを考慮しながら、CORS設定を慎重に行いましょう。

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