## Cisco IOS XEでのRESTCONF API活用方法

### 目次
1. はじめに
2. RESTCONFとは？
3. RESTCONF vs NETCONF vs gRPC
4. 準備: Cisco IOS XEの設定
   1. RESTCONFの有効化
   2. 必要な権限の設定
5. RESTCONF APIを使った基本操作
   1. GETリクエストでの情報取得
   2. POSTリクエストでのコンフィグ追加
   3. PUTリクエストでのコンフィグ更新
   4. DELETEリクエストでのコンフィグ削除
6. サンプルコード: Pythonを使ったRESTCONF操作
7. トラブルシューティング
8. まとめ

### 1. はじめに

今日のネットワーク管理では、効率的かつプログラマブルな方式での管理が求められています。Cisco IOS XEでは、RESTCONF APIを利用することで、プログラミングを通じてネットワークデバイスを管理することができます。本記事では、RESTCONF APIの基礎から具体的な活用方法までを詳しく解説します。

### 2. RESTCONFとは？

RESTCONFは、RESTfulなAPIを使用してネットワークデバイスの管理を行うためのプロトコルです。ネットワークデバイスの設定や状態の取得、操作などをHTTPメソッドを利用して実現します。

### 3. RESTCONF vs NETCONF vs gRPC

- **RESTCONF**: 簡素でありつつも、YANGモデルをサポートします。直感的なHTTPリクエストを用いるため、Web開発者にも馴染みが深いです。
- **NETCONF**: XMLをベースにした強力なプロトコルで、トランザクション性を備えています。
- **gRPC**: 高性能で双方向のストリーミングをサポートし、大規模な環境での利用に適しています。

### 4. 準備: Cisco IOS XEの設定

#### 4-1. RESTCONFの有効化

Cisco IOS XEでRESTCONFを有効にするには、以下のコマンドを使用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

#### 4-2. 必要な権限の設定

RESTCONFを使用する際には、ユーザーに適切な権限を設定することが重要です。以下のコマンドでユーザーを設定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5. RESTCONF APIを使った基本操作

#### 5-1. GETリクエストでの情報取得

GETリクエストを使用して、ルータのインタフェース情報を取得します。

![img](/mosaic-code.jpg)

#### 5-2. POSTリクエストでのコンフィグ追加

新しいインタフェース設定を追加するには、POSTリクエストを使用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

#### 5-3. PUTリクエストでのコンフィグ更新

あるインタフェースの設定を更新するには、PUTリクエストを使用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

#### 5-4. DELETEリクエストでのコンフィグ削除

インタフェース設定を削除するには、DELETEリクエストを使用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 6. サンプルコード: Pythonを使ったRESTCONF操作

以下にPythonを用いてRESTCONF APIを操作するサンプルコードを示します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 7. トラブルシューティング

RESTCONF APIを使用する際に、以下の点に注意してください。
- HTTPSを使用して通信するため、証明書の設定や警告を無視する設定が必要です。
- APIリクエストのURLやヘッダーが正しく設定されていることを確認します。

### 8. まとめ

RESTCONF APIは、Cisco IOS XEをプログラミングによって柔軟に管理する非常に強力なツールです。RESTfulなアプローチは、多くの開発者にとって親しみやすく、ネットワークの効率的な管理を可能にします。今後、RESTCONF APIを活用して、更なる自動化と効率化を追求してみてください。 [cv:issue_marketplace_engineer]

## Cisco IOS XEでのRESTCONF API活用方法

### 目次
1. はじめに
2. RESTCONFとは？
3. RESTCONF vs NETCONF vs gRPC
4. 準備: Cisco IOS XEの設定
   1. RESTCONFの有効化
   2. 必要な権限の設定
5. RESTCONF APIを使った基本操作
   1. GETリクエストでの情報取得
   2. POSTリクエストでのコンフィグ追加
   3. PUTリクエストでのコンフィグ更新
   4. DELETEリクエストでのコンフィグ削除
6. サンプルコード: Pythonを使ったRESTCONF操作
7. トラブルシューティング
8. まとめ

### 1. はじめに

今日のネットワーク管理では、効率的かつプログラマブルな方式での管理が求められています。Cisco IOS XEでは、RESTCONF APIを利用することで、プログラミングを通じてネットワークデバイスを管理することができます。本記事では、RESTCONF APIの基礎から具体的な活用方法までを詳しく解説します。

### 2. RESTCONFとは？

RESTCONFは、RESTfulなAPIを使用してネットワークデバイスの管理を行うためのプロトコルです。ネットワークデバイスの設定や状態の取得、操作などをHTTPメソッドを利用して実現します。

### 3. RESTCONF vs NETCONF vs gRPC

- **RESTCONF**: 簡素でありつつも、YANGモデルをサポートします。直感的なHTTPリクエストを用いるため、Web開発者にも馴染みが深いです。
- **NETCONF**: XMLをベースにした強力なプロトコルで、トランザクション性を備えています。
- **gRPC**: 高性能で双方向のストリーミングをサポートし、大規模な環境での利用に適しています。

### 4. 準備: Cisco IOS XEの設定

#### 4-1. RESTCONFの有効化

Cisco IOS XEでRESTCONFを有効にするには、以下のコマンドを使用します。

```bash
configure terminal
restconf
```

#### 4-2. 必要な権限の設定

RESTCONFを使用する際には、ユーザーに適切な権限を設定することが重要です。以下のコマンドでユーザーを設定します。

```bash
username admin privilege 15 secret cisco123
ip http authentication local
```

### 5. RESTCONF APIを使った基本操作

#### 5-1. GETリクエストでの情報取得

GETリクエストを使用して、ルータのインタフェース情報を取得します。

```http
GET /restconf/data/ietf-interfaces:interfaces HTTP/1.1
Host: <router-ip>
Accept: application/yang-data+json
Authorization: Basic <base64-encoded-credentials>
```

#### 5-2. POSTリクエストでのコンフィグ追加

新しいインタフェース設定を追加するには、POSTリクエストを使用します。

```http
POST /restconf/data/ietf-interfaces:interfaces HTTP/1.1
Host: <router-ip>
Content-Type: application/yang-data+json
Authorization: Basic <base64-encoded-credentials>

{
  "ietf-interfaces:interface": {
    "name": "GigabitEthernet2",
    "description": "Configured by RESTCONF",
    "type": "iana-if-type:ethernetCsmacd",
    "enabled": true
  }
}
```

#### 5-3. PUTリクエストでのコンフィグ更新

あるインタフェースの設定を更新するには、PUTリクエストを使用します。

```http
PUT /restconf/data/ietf-interfaces:interfaces/interface=GigabitEthernet2 HTTP/1.1
Host: <router-ip>
Content-Type: application/yang-data+json
Authorization: Basic <base64-encoded-credentials>

{
  "ietf-interfaces:interface": {
    "name": "GigabitEthernet2",
    "description": "Updated by RESTCONF",
    "enabled": true
  }
}
```

#### 5-4. DELETEリクエストでのコンフィグ削除

インタフェース設定を削除するには、DELETEリクエストを使用します。

```http
DELETE /restconf/data/ietf-interfaces:interfaces/interface=GigabitEthernet2 HTTP/1.1
Host: <router-ip>
Authorization: Basic <base64-encoded-credentials>
```

### 6. サンプルコード: Pythonを使ったRESTCONF操作

以下にPythonを用いてRESTCONF APIを操作するサンプルコードを示します。

```python
import requests
from requests.auth import HTTPBasicAuth

router = {
    "ip": "192.168.1.1",
    "username": "admin",
    "password": "cisco123"
}

url = f"https://{router['ip']}/restconf/data/ietf-interfaces:interfaces"

headers = {
    "Accept": "application/yang-data+json",
    "Content-Type": "application/yang-data+json"
}

response = requests.get(url, headers=headers, auth=HTTPBasicAuth(router['username'], router['password']), verify=False)

print(response.json())
```

### 7. トラブルシューティング

RESTCONF APIを使用する際に、以下の点に注意してください。
- HTTPSを使用して通信するため、証明書の設定や警告を無視する設定が必要です。
- APIリクエストのURLやヘッダーが正しく設定されていることを確認します。

### 8. まとめ

RESTCONF APIは、Cisco IOS XEをプログラミングによって柔軟に管理する非常に強力なツールです。RESTfulなアプローチは、多くの開発者にとって親しみやすく、ネットワークの効率的な管理を可能にします。今後、RESTCONF APIを活用して、更なる自動化と効率化を追求してみてください。 

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