# 目次

1. はじめに

2. Cloud Identityとは

3. ドメインの所有権確認とは

4. ドメイン所有権を確認・設定する方法

   - 4-1. Cloud Identityへのアクセス

   - 4-2. ドメインの追加手順

   - 4-3. ドメイン所有権確認の手段

     - TXTレコードを使用した確認

     - HTMLファイルによる確認

   - 4-4. DNS設定の反映を待つ

5. 所有者確認の例

   - 5-1. Googleドメインの場合

   - 5-2. 他のドメインプロバイダーの場合

6. トラブルシューティング

   - ドメインが確認されない場合

7. まとめ

## 1. はじめに

組織がGoogleサービスを利用する際、Cloud Identityを使用することが一般的です。Cloud Identityは、ドメインの管理とユーザーアカウントのセキュリティを強化するためのツールです。ここでは、Cloud Identityにおいて重要なステップである「ドメインの所有権確認・設定方法」について詳しく解説します。

## 2. Cloud Identityとは

Cloud IdentityはGoogleが提供するクラウドベースのID管理サービスです。このサービスを利用することで、組織はユーザーやデータの安全性を確保しながら、よりシームレスな業務運用を実現できます。具体的には、次のような機能を提供しています：

- ユーザーのプロビジョニングと管理

- アクセス制御とセキュリティポリシーの設定

- シングルサインオン (SSO) 機能

## 3. ドメインの所有権確認とは

ドメインの所有権確認とは、そのドメインが本当に自分のものであることを証明するプロセスです。この確認作業は、Cloud Identityを設定する際の重要なステップです。所有権を確認することで、正当な管理者であることをGoogleに示し、サービスの利用を開始できるようになります。

## 4. ドメイン所有権を確認・設定する方法

### 4-1. Cloud Identityへのアクセス

Google Workspaceを訪れ、新しいドメインを追加するためにCloud Identityにアクセスします。以下の手順で設定を開始します。

1. [Admin Console](https://admin.google.com/) にログインします。

2. 「ドメイン」セクションを選択します。

### 4-2. ドメインの追加手順

1. 「ドメインを追加」をクリックし、設定したいドメイン名を入力します。

2. プロセスが開始され、所有権確認の手順が案内されます。

### 4-3. ドメイン所有権確認の手段

ドメインの所有権を確認するには、主に以下の二つの方法があります。

#### TXTレコードを使用した確認

1. ドメインプロバイダのサイトにログインします。

2. DNS設定に移動し、指定されたTXTレコードを追加します。

#### HTMLファイルによる確認

1. 控えておいたHTMLファイルをダウンロードします。

2. そのファイルをドメインのルートディレクトリにアップロードします。

### 4-4. DNS設定の反映を待つ

反映には時間がかかる場合があり、最大で72時間が目安です。この時間の間、ドメインプロバイダの設定方法や、地域によっては反応の速さが異なるかもしれません。

## 5. 所有者確認の例

### 5-1. Googleドメインの場合

Google Domainsを使用している場合、TXTレコードの設定は比較的簡単です。ドメイン管理画面にてTXTレコードの追加ページにアクセスし、指示通りに値を入力します。

### 5-2. 他のドメインプロバイダーの場合

NamecheapやGoDaddyなどでも似たような手順で確認を行います。ただし、インターフェースや呼び名に関しては若干の違いがあるため、それに応じた調整が必要です。

## 6. トラブルシューティング

### ドメインが確認されない場合

- 設定したレコードが正しいか再確認してください。

- 設定後、十分な時間が経過しているか確認します。

- ドメインのDNSキャッシュをクリアし、再度確認します。

## 7. まとめ

Cloud Identityにおけるドメインの所有権確認は、Googleのサービスを利用していくうえで避けて通れない重要な手順です。このプロセスをしっかりと理解し実行することで、組織のセキュリティを確保し、無駄のないGoogleサービスの活用を開始することができます。具体的な手順を覚え、ドメイン管理の一環として定期的な確認と更新を行いましょう。

このガイドが、みなさんのCloud Identityの導入と運用をサポートする一助になれば幸いです。

目次

続きを読むには単価診断を受けてください（30秒）