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# ER図の記号と表記ルールまとめ

## 目次

1. ER図の基礎

2. エンティティ（Entity）

    - 2-1. エンティティの表現

3. 属性（Attribute）

    - 3-1. シンプル属性と複合属性

    - 3-2. 派生属性と多値属性

4. リレーションシップ（Relationship）

    - 4-1. リレーションシップの種類

    - 4-2. カーディナリティとモダリティ

5. 特殊なエンティティ

    - 5-1. 弱エンティティ

6. ER図の記法スタイル

    - 6-1. チェン記法

    - 6-2. バークレー記法

7. 図を活用したデータベース設計

8. まとめ

## 1. ER図の基礎

ER図は、データベースの論理的な設計を視覚化するための図です。データをそれぞれのエンティティやリレーションシップ、属性として記述し、その相互関係を示します。

## 2. エンティティ（Entity）

### 2-1. エンティティの表現

エンティティはデータベース内で識別可能な「もの」や「概念」を表します。長方形で図示され、名前がつけられます。例として、`顧客`や`注文`が挙げられます。

## 3. 属性（Attribute）

エンティティに付随する情報で、楕円形で表示します。

### 3-1. シンプル属性と複合属性

- **シンプル属性**: 一つの値だけを持つ属性（例: `名前`）。

- **複合属性**: 複数の構成要素からなる属性（例: `住所`は`市`, `丁目`, `番地`などに分けられる）。

### 3-2. 派生属性と多値属性

- **派生属性**: 他の属性から計算できる属性（点線で囲む）。

- **多値属性**: 複数の値を持つことができる属性（例: `電話番号`は1人に複数存在し得る）。

## 4. リレーションシップ（Relationship）

### 4-1. リレーションシップの種類

リレーションシップはエンティティ間の関連を示します。菱形で表現され、関係を説明します。

### 4-2. カーディナリティとモダリティ

- **カーディナリティ**: 各エンティティがリレーションシップに参加する回数（1:1, 1:N, M:Nのパターン）。

- **モダリティ**: 必須か任意かを示します。

## 5. 特殊なエンティティ

### 5-1. 弱エンティティ

自身のみでは一意に識別できず、他のエンティティに依存しています。二重の長方形で示されます。

## 6. ER図の記法スタイル

### 6-1. チェン記法

エンティティを複数の属性に分解し、関係性を明確にします。

### 6-2. バークレー記法

関係を明記することに重きを置き、リレーションシップやエンティティの種類を細分化。

## 7. 図を活用したデータベース設計

ER図を用いることで、データベースの設計を直感的に把握できます。それによってデータ構造を効率よく設計し、維持することが可能です。

## まとめ

ER図は、データベース設計における重要な図表のひとつであり、データとその関係性を直感的に理解する手助けをします。この理解は実際のデータ構造を設計する際に不可欠です。

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この情報が役に立つと幸いです。他に具体的な質問があれば、お知らせください。

ER図の記号と表記ルールまとめ

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