# 目次
1. はじめに
2. Amazon EC2の概要
   2.1 EC2とは何か
   2.2 EC2インスタンスの選択
3. 前提条件と準備
   3.1 AWSアカウントの作成
   3.2 IAMユーザーの設定
4. EC2 インスタンスの設定と起動
   4.1 セキュリティグループの作成
   4.2 EC2インスタンスの起動
   4.3 Elastic IPの設定
5. サーバー環境の構築
   5.1 ApacheまたはNginxのインストール
   5.2 PHPのインストール
   5.3 MySQLのインストール
6. Laravelのデプロイ
   6.1 Laravelプロジェクトの配置
   6.2 環境設定ファイルの設定
   6.3 データベースのマイグレーション
7. アプリケーションの動作確認
8. セキュリティ強化
   8.1 SSHアクセスの制限
   8.2 ファイアウォールの設定
9. まとめ

## 1. はじめに
今回の記事では、Amazon Web Services（AWS）の一部であるAmazon Elastic Compute Cloud（EC2）を利用して、Laravelアプリケーションをデプロイする方法を解説します。EC2は、スケーラブルなコンピューティングキャパシティを提供するサービスであり、必要に応じて容易に設定を変更できる汎用性の高いツールです。

## 2. Amazon EC2の概要

### 2.1 EC2とは何か
Amazon EC2（Elastic Compute Cloud）は、クラウドで仮想サーバーを提供するサービスです。開発者はこれを利用して、任意のスケールとコンピュータリソースを持つサーバーを立ち上げることができます。

### 2.2 EC2インスタンスの選択
EC2には、様々なサイズ（インスタンスタイプ）のインスタンスが用意されています。アプリケーションに必要なリソース量に応じて、最適なインスタンスタイプを選択します。例えば、小規模なアプリケーションの場合、t2.microやt3.microなどの無料利用枠を使用できるインスタンスが適しています。

## 3. 前提条件と準備

### 3.1 AWSアカウントの作成
AWSのサービスを利用するには、まずAWSアカウントを作成します。AWS公式サイトにアクセスし、アカウント作成プロセスに従ってください。メールアドレスや支払い情報の登録が必要です。

### 3.2 IAMユーザーの設定
セキュリティの観点から、ルートアカウントではなく、IAMユーザーを作成し、そのユーザーにEC2に関する権限を割り当てます。IAMダッシュボードに移動し、新規ユーザーの作成を行い、適切なポリシーをアタッチしてください。

## 4. EC2 インスタンスの設定と起動

### 4.1 セキュリティグループの作成
セキュリティグループは、インスタンスへのトラフィックを制御するためのファイアウォールです。HTTP（ポート80）、HTTPS（ポート443）、SSH（ポート22）などの必要なポートを許可するようにセキュリティグループを設定します。

### 4.2 EC2インスタンスの起動
AWSコンソールから「インスタンスの起動」を選択し、AMI（Amazon Machine Image）を選択してEC2インスタンスを起動します。Laravelアプリケーションには、Amazon Linux 2 AMIが一般的に使用されます。

### 4.3 Elastic IPの設定
インスタンスのIPアドレスは再起動ごとに変化するため、固定IPアドレスとしてElastic IPを設定することをお勧めします。EC2ダッシュボードの「Elastic IP」セクションからElastic IPを割り当て、起動中のインスタンスにアタッチします。

## 5. サーバー環境の構築

### 5.1 ApacheまたはNginxのインストール
ApacheまたはNginxのどちらかを選択してWebサーバーとして使用します。以下はApacheのインストール例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5.2 PHPのインストール
LaravelはPHPで動作するので、PHPと必要な拡張機能をインストールします。PHP 8.0以降のバージョンを推奨しています。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5.3 MySQLのインストール
データベースとしてMySQLをインストールします。MariaDBで代替することも可能です。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. Laravelのデプロイ

### 6.1 Laravelプロジェクトの配置
ローカルのLaravelプロジェクトをサーバーにアップロードします。SCPやFTPを使用することが一般的です。

### 6.2 環境設定ファイルの設定
プロジェクト内の.envファイルを以下のように設定します。データベース接続情報やAPP_KEYを生成し、セキュアな情報を設定してください。

### 6.3 データベースのマイグレーション
アプリケーションのデータベースをセットアップするために、以下のコマンドを実行します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 7. アプリケーションの動作確認
ブラウザでElastic IPを入力し、Laravelアプリケーションが正常に表示されるか確認します。表示されると、設定が正しく完了しています。

## 8. セキュリティ強化

### 8.1 SSHアクセスの制限
SSHポートへのアクセスを制限します。特定のIPのみアクセスできるようにセキュリティグループを変更します。

### 8.2 ファイアウォールの設定
OSのファイアウォールも適切に設定し、必要最小限のポートだけを開放します。

## 9. まとめ
この記事では、Amazon EC2を用いてLaravelアプリケーションをデプロイする手順を詳しく説明しました。EC2はスケーラビリティと柔軟性が高く、プロジェクトの拡張に対応しやすいプラットフォームです。セキュリティの設定も含め、全体の流れを理解し、実行することでスムーズなデプロイを実現できるでしょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# 目次
1. はじめに
2. Amazon EC2の概要
   2.1 EC2とは何か
   2.2 EC2インスタンスの選択
3. 前提条件と準備
   3.1 AWSアカウントの作成
   3.2 IAMユーザーの設定
4. EC2 インスタンスの設定と起動
   4.1 セキュリティグループの作成
   4.2 EC2インスタンスの起動
   4.3 Elastic IPの設定
5. サーバー環境の構築
   5.1 ApacheまたはNginxのインストール
   5.2 PHPのインストール
   5.3 MySQLのインストール
6. Laravelのデプロイ
   6.1 Laravelプロジェクトの配置
   6.2 環境設定ファイルの設定
   6.3 データベースのマイグレーション
7. アプリケーションの動作確認
8. セキュリティ強化
   8.1 SSHアクセスの制限
   8.2 ファイアウォールの設定
9. まとめ

## 1. はじめに
今回の記事では、Amazon Web Services（AWS）の一部であるAmazon Elastic Compute Cloud（EC2）を利用して、Laravelアプリケーションをデプロイする方法を解説します。EC2は、スケーラブルなコンピューティングキャパシティを提供するサービスであり、必要に応じて容易に設定を変更できる汎用性の高いツールです。

## 2. Amazon EC2の概要

### 2.1 EC2とは何か
Amazon EC2（Elastic Compute Cloud）は、クラウドで仮想サーバーを提供するサービスです。開発者はこれを利用して、任意のスケールとコンピュータリソースを持つサーバーを立ち上げることができます。

### 2.2 EC2インスタンスの選択
EC2には、様々なサイズ（インスタンスタイプ）のインスタンスが用意されています。アプリケーションに必要なリソース量に応じて、最適なインスタンスタイプを選択します。例えば、小規模なアプリケーションの場合、t2.microやt3.microなどの無料利用枠を使用できるインスタンスが適しています。

## 3. 前提条件と準備

### 3.1 AWSアカウントの作成
AWSのサービスを利用するには、まずAWSアカウントを作成します。AWS公式サイトにアクセスし、アカウント作成プロセスに従ってください。メールアドレスや支払い情報の登録が必要です。

### 3.2 IAMユーザーの設定
セキュリティの観点から、ルートアカウントではなく、IAMユーザーを作成し、そのユーザーにEC2に関する権限を割り当てます。IAMダッシュボードに移動し、新規ユーザーの作成を行い、適切なポリシーをアタッチしてください。

## 4. EC2 インスタンスの設定と起動

### 4.1 セキュリティグループの作成
セキュリティグループは、インスタンスへのトラフィックを制御するためのファイアウォールです。HTTP（ポート80）、HTTPS（ポート443）、SSH（ポート22）などの必要なポートを許可するようにセキュリティグループを設定します。

### 4.2 EC2インスタンスの起動
AWSコンソールから「インスタンスの起動」を選択し、AMI（Amazon Machine Image）を選択してEC2インスタンスを起動します。Laravelアプリケーションには、Amazon Linux 2 AMIが一般的に使用されます。

### 4.3 Elastic IPの設定
インスタンスのIPアドレスは再起動ごとに変化するため、固定IPアドレスとしてElastic IPを設定することをお勧めします。EC2ダッシュボードの「Elastic IP」セクションからElastic IPを割り当て、起動中のインスタンスにアタッチします。

## 5. サーバー環境の構築

### 5.1 ApacheまたはNginxのインストール
ApacheまたはNginxのどちらかを選択してWebサーバーとして使用します。以下はApacheのインストール例です。

```bash
sudo yum update -y
sudo yum install httpd -y
sudo systemctl start httpd
sudo systemctl enable httpd
```

### 5.2 PHPのインストール
LaravelはPHPで動作するので、PHPと必要な拡張機能をインストールします。PHP 8.0以降のバージョンを推奨しています。

```bash
sudo amazon-linux-extras install php8.0 -y
```

### 5.3 MySQLのインストール
データベースとしてMySQLをインストールします。MariaDBで代替することも可能です。

```bash
sudo yum install mariadb-server -y
sudo systemctl start mariadb
sudo systemctl enable mariadb
```

## 6. Laravelのデプロイ

### 6.1 Laravelプロジェクトの配置
ローカルのLaravelプロジェクトをサーバーにアップロードします。SCPやFTPを使用することが一般的です。

### 6.2 環境設定ファイルの設定
プロジェクト内の.envファイルを以下のように設定します。データベース接続情報やAPP_KEYを生成し、セキュアな情報を設定してください。

### 6.3 データベースのマイグレーション
アプリケーションのデータベースをセットアップするために、以下のコマンドを実行します。

```bash
php artisan migrate
```

## 7. アプリケーションの動作確認
ブラウザでElastic IPを入力し、Laravelアプリケーションが正常に表示されるか確認します。表示されると、設定が正しく完了しています。

## 8. セキュリティ強化

### 8.1 SSHアクセスの制限
SSHポートへのアクセスを制限します。特定のIPのみアクセスできるようにセキュリティグループを変更します。

### 8.2 ファイアウォールの設定
OSのファイアウォールも適切に設定し、必要最小限のポートだけを開放します。

## 9. まとめ
この記事では、Amazon EC2を用いてLaravelアプリケーションをデプロイする手順を詳しく説明しました。EC2はスケーラビリティと柔軟性が高く、プロジェクトの拡張に対応しやすいプラットフォームです。セキュリティの設定も含め、全体の流れを理解し、実行することでスムーズなデプロイを実現できるでしょう。 

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