# 目次

1. EKSクラスタの概要
   - 1-1. EKSとは
   - 1-2. Kubernetesクラスタの構成

2. Prometheusの導入
   - 2-1. Prometheusとは
   - 2-2. Helmチャートによるインストール
   - 2-3. Prometheusの設定

3. Grafanaの導入
   - 3-1. Grafanaとは
   - 3-2. Helmチャートによるインストール
   - 3-3. ダッシュボードの設定

4. 監視強化のための設定
   - 4-1. アラートの設定
   - 4-2. ロギングの活用
   - 4-3. セキュリティ考慮事項

5. よくある問題とトラブルシューティング
   - 5-1. Prometheusのデータが収集されない
   - 5-2. Grafanaのダッシュボードが表示されない

6. まとめ

# 1. EKSクラスタの概要

## 1-1. EKSとは

Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS)は、AWSが提供するKubernetesのフルマネージドサービスです。EKSを利用することで、物理的なサーバー管理をせずに、コンテナのオーケストレーションを行うことができます。

## 1-2. Kubernetesクラスタの構成

Kubernetesクラスターは主に以下のコンポーネントで構成されています。

- **マスターノード**: クラスター全体の管理を行うノード。
- **ワーカーノード**: アプリケーションコンテナが稼働するノード。
- **Pod**: 単一タスクを実行する最小単位。

# 2. Prometheusの導入

## 2-1. Prometheusとは

Prometheusは、オープンソースのモニタリングおよびアラートツールキットです。EKSの監視に最適で、リソースのメトリクス収集と解析を行うことができます。

## 2-2. Helmチャートによるインストール

Helmを使用すると、Prometheusのインストールが簡単になり、以下の手順でインストールできます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 2-3. Prometheusの設定

Prometheusは、ConfigMapでカスタム設定が可能です。

![img](/mosaic-code.jpg)

設定を変更後、Helmで更新します。

![img](/mosaic-code.jpg)

# 3. Grafanaの導入

## 3-1. Grafanaとは

Grafanaは、メトリクスの視覚化を行うオープンソースのプラットフォームです。Prometheusで収集したデータをダッシュボード上で可視化するのに適しています。

## 3-2. Helmチャートによるインストール

GrafanaもHelm経由で簡単にデプロイできます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 3-3. ダッシュボードの設定

インストール後、GrafanaのWeb UIにアクセスし、Prometheusをデータソースとして追加します。その後、Kubernetes監視のための役立つダッシュボードテンプレートをインポートできます。

# 4. 監視強化のための設定

## 4-1. アラートの設定

Prometheusのアラート機能を使用して異常を検知した際に通知を受けることができます。以下はアラート設定の例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4-2. ロギングの活用

ロギングは問題のトラブルシューティングに役立ちます。EKSはCloudWatchと統合することでログを集約できます。

## 4-3. セキュリティ考慮事項

PrometheusとGrafanaをインターネット公開する際は、IAMポリシーやセキュアなアクセス方法を考慮する必要があります。

# 5. よくある問題とトラブルシューティング

## 5-1. Prometheusのデータが収集されない

PrometheusのService Discovery設定を確認し、ターゲットが正しく設定されているか確認します。

## 5-2. Grafanaのダッシュボードが表示されない

データソースの設定が正しいか、Firewallやセキュリティグループによるアクセス制限を再確認します。

# 6. まとめ

EKSクラスタにPrometheusとGrafanaを導入することで、システムの監視能力を大幅に向上させることができます。適切な設定とメンテナンスを行うことで、運用環境の安定性を高め、異常検知やパフォーマンス改善に寄与することが可能です。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# 目次

1. EKSクラスタの概要
   - 1-1. EKSとは
   - 1-2. Kubernetesクラスタの構成

2. Prometheusの導入
   - 2-1. Prometheusとは
   - 2-2. Helmチャートによるインストール
   - 2-3. Prometheusの設定

3. Grafanaの導入
   - 3-1. Grafanaとは
   - 3-2. Helmチャートによるインストール
   - 3-3. ダッシュボードの設定

4. 監視強化のための設定
   - 4-1. アラートの設定
   - 4-2. ロギングの活用
   - 4-3. セキュリティ考慮事項

5. よくある問題とトラブルシューティング
   - 5-1. Prometheusのデータが収集されない
   - 5-2. Grafanaのダッシュボードが表示されない

6. まとめ

# 1. EKSクラスタの概要

## 1-1. EKSとは

Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS)は、AWSが提供するKubernetesのフルマネージドサービスです。EKSを利用することで、物理的なサーバー管理をせずに、コンテナのオーケストレーションを行うことができます。

## 1-2. Kubernetesクラスタの構成

Kubernetesクラスターは主に以下のコンポーネントで構成されています。

- **マスターノード**: クラスター全体の管理を行うノード。
- **ワーカーノード**: アプリケーションコンテナが稼働するノード。
- **Pod**: 単一タスクを実行する最小単位。

# 2. Prometheusの導入

## 2-1. Prometheusとは

Prometheusは、オープンソースのモニタリングおよびアラートツールキットです。EKSの監視に最適で、リソースのメトリクス収集と解析を行うことができます。

## 2-2. Helmチャートによるインストール

Helmを使用すると、Prometheusのインストールが簡単になり、以下の手順でインストールできます。

```bash
helm repo add prometheus-community https://prometheus-community.github.io/helm-charts
helm install prometheus prometheus-community/prometheus
```

## 2-3. Prometheusの設定

Prometheusは、ConfigMapでカスタム設定が可能です。

```yaml
# prometheus-config.yaml
global:
  scrape_interval: 15s
scrape_configs:
  - job_name: 'kubernetes-nodes'
    kubernetes_sd_configs:
    - role: node
```

設定を変更後、Helmで更新します。

```bash
helm upgrade prometheus prometheus-community/prometheus -f prometheus-config.yaml
```

# 3. Grafanaの導入

## 3-1. Grafanaとは

Grafanaは、メトリクスの視覚化を行うオープンソースのプラットフォームです。Prometheusで収集したデータをダッシュボード上で可視化するのに適しています。

## 3-2. Helmチャートによるインストール

GrafanaもHelm経由で簡単にデプロイできます。

```bash
helm repo add grafana https://grafana.github.io/helm-charts
helm install grafana grafana/grafana
```

## 3-3. ダッシュボードの設定

インストール後、GrafanaのWeb UIにアクセスし、Prometheusをデータソースとして追加します。その後、Kubernetes監視のための役立つダッシュボードテンプレートをインポートできます。

# 4. 監視強化のための設定

## 4-1. アラートの設定

Prometheusのアラート機能を使用して異常を検知した際に通知を受けることができます。以下はアラート設定の例です。

```yaml
# alerts.yaml
groups:
- name: example
  rules:
  - alert: HighCPUUsage
    expr: cpu_usage_seconds_total{job="kubernetes-nodes"} > 0.9
    for: 5m
    labels:
      severity: warning
    annotations:
      summary: "High CPU usage detected"
```

## 4-2. ロギングの活用

ロギングは問題のトラブルシューティングに役立ちます。EKSはCloudWatchと統合することでログを集約できます。

## 4-3. セキュリティ考慮事項

PrometheusとGrafanaをインターネット公開する際は、IAMポリシーやセキュアなアクセス方法を考慮する必要があります。

# 5. よくある問題とトラブルシューティング

## 5-1. Prometheusのデータが収集されない

PrometheusのService Discovery設定を確認し、ターゲットが正しく設定されているか確認します。

## 5-2. Grafanaのダッシュボードが表示されない

データソースの設定が正しいか、Firewallやセキュリティグループによるアクセス制限を再確認します。

# 6. まとめ

EKSクラスタにPrometheusとGrafanaを導入することで、システムの監視能力を大幅に向上させることができます。適切な設定とメンテナンスを行うことで、運用環境の安定性を高め、異常検知やパフォーマンス改善に寄与することが可能です。 

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