# GCP Cloud Consoleでスケジュールによる自動起動・停止を設定する手順

## 目次

1. はじめに

2. 前提条件

3. GCP Cloud Schedulerの設定

    1. Cloud Schedulerとは

    2. 料金について

    3. サービスの有効化

4. Pub/Subの設定

    1. Pub/Subトピックの作成

    2. サービスアカウントの設定

5. Cloud Functionsの設定

    1. Cloud Functionsとは

    2. 関数の作成

    3. 関数のデプロイ

6. 自動起動の設定

    1. 起動スクリプトの作成

    2. Cloud Functionsへの実装

    3. スケジュールの設定

7. 自動停止の設定

    1. 停止スクリプトの作成

    2. Cloud Functionsへの実装

    3. スケジュールの設定

8. まとめ

## 1. はじめに

Google Cloud Platform (GCP) を利用する際に、インスタンスの自動起動・停止を設定することでコスト効率を高めることができます。この記事では、GCPの各機能を活用してスケジュールによる自動起動・停止の手順を具体的に解説します。

## 2. 前提条件

- Google Cloud Platformのアカウントがあること。

- Compute Engineインスタンスが事前に作成されていること。

- GCPのプロジェクトが設定されていること。

## 3. GCP Cloud Schedulerの設定

### 3-1. Cloud Schedulerとは

Cloud Schedulerは、Google Cloud上でのジョブスケジューリングを実現するサービスです。Cron形式でジョブを設定し、特定の時間に特定のアクションをトリガーできます。

### 3-2. 料金について

Cloud Schedulerは、実行ジョブ数に基づいて課金されます。無料枠も用意されていますが、大量のジョブ実行がある場合は追加コストが発生します。

### 3-3. サービスの有効化

1. GCPコンソールにログインします。

2. ナビゲーションメニューから「APIとサービス」を選びます。

3. 「ライブラリ」をクリックし、"Cloud Scheduler API"を検索して有効にします。

## 4. Pub/Subの設定

### 4-1. Pub/Subトピックの作成

1. 「Pub/Sub」から「トピック」を選び、「トピックを作成」をクリックします。

2. トピックIDを指定し、必要に応じてオプションを設定します。

### 4-2. サービスアカウントの設定

1. 「IAMと管理」から「サービスアカウント」を選びます。

2. 新しいサービスアカウントを作成し、Pub/Subのパブリッシャー権限を付与します。

## 5. Cloud Functionsの設定

### 5-1. Cloud Functionsとは

Cloud Functionsは、サーバーレス環境で関数を実行するためのサービスです。トリガーをセットしてイベントドリブンな処理を行うことができます。

### 5-2. 関数の作成

1. 「Cloud Functions」を開き、「関数を作成」をクリックします。

2. 必要な情報を入力し、「次へ」を押します。

### 5-3. 関数のデプロイ

1. ソースコード、トリガー、環境設定を入力し、デプロイボタンを押して関数をデプロイします。

## 6. 自動起動の設定

### 6-1. 起動スクリプトの作成

![img](/mosaic-code.jpg)

### 6-2. Cloud Functionsへの実装

Cloud Functionsのコードエディタで上記のスクリプトを入力し保存します。

### 6-3. スケジュールの設定

1. Cloud Schedulerで新しいジョブを作成します。

2. トピックを指定し、Cron形式でスケジュールを設定します。

## 7. 自動停止の設定

### 7-1. 停止スクリプトの作成

![img](/mosaic-code.jpg)

### 7-2. Cloud Functionsへの実装

Cloud Functionsのコードエディタで上記のスクリプトを入力し保存します。

### 7-3. スケジュールの設定

1. 既存のトピックを利用し、停止用ジョブをCloud Schedulerで作成します。

2. 停止したい時間帯をCron形式で指定します。

## 8. まとめ

GCPの様々なサービスを活用することで、インスタンスの自動起動・停止を簡単にスケジュールすることができます。これにより、リソースの無駄を省き、コストを効率的に管理することが可能です。各ステップを丁寧に進めて、定期的に設定が正しく動作しているか確認してください。

# GCP Cloud Consoleでスケジュールによる自動起動・停止を設定する手順

## 目次

1. はじめに

2. 前提条件

3. GCP Cloud Schedulerの設定

    1. Cloud Schedulerとは

    2. 料金について

    3. サービスの有効化

4. Pub/Subの設定

    1. Pub/Subトピックの作成

    2. サービスアカウントの設定

5. Cloud Functionsの設定

    1. Cloud Functionsとは

    2. 関数の作成

    3. 関数のデプロイ

6. 自動起動の設定

    1. 起動スクリプトの作成

    2. Cloud Functionsへの実装

    3. スケジュールの設定

7. 自動停止の設定

    1. 停止スクリプトの作成

    2. Cloud Functionsへの実装

    3. スケジュールの設定

8. まとめ

## 1. はじめに

Google Cloud Platform (GCP) を利用する際に、インスタンスの自動起動・停止を設定することでコスト効率を高めることができます。この記事では、GCPの各機能を活用してスケジュールによる自動起動・停止の手順を具体的に解説します。

## 2. 前提条件

- Google Cloud Platformのアカウントがあること。

- Compute Engineインスタンスが事前に作成されていること。

- GCPのプロジェクトが設定されていること。

## 3. GCP Cloud Schedulerの設定

### 3-1. Cloud Schedulerとは

Cloud Schedulerは、Google Cloud上でのジョブスケジューリングを実現するサービスです。Cron形式でジョブを設定し、特定の時間に特定のアクションをトリガーできます。

### 3-2. 料金について

Cloud Schedulerは、実行ジョブ数に基づいて課金されます。無料枠も用意されていますが、大量のジョブ実行がある場合は追加コストが発生します。

### 3-3. サービスの有効化

1. GCPコンソールにログインします。

2. ナビゲーションメニューから「APIとサービス」を選びます。

3. 「ライブラリ」をクリックし、"Cloud Scheduler API"を検索して有効にします。

## 4. Pub/Subの設定

### 4-1. Pub/Subトピックの作成

1. 「Pub/Sub」から「トピック」を選び、「トピックを作成」をクリックします。

2. トピックIDを指定し、必要に応じてオプションを設定します。

### 4-2. サービスアカウントの設定

1. 「IAMと管理」から「サービスアカウント」を選びます。

2. 新しいサービスアカウントを作成し、Pub/Subのパブリッシャー権限を付与します。

## 5. Cloud Functionsの設定

### 5-1. Cloud Functionsとは

Cloud Functionsは、サーバーレス環境で関数を実行するためのサービスです。トリガーをセットしてイベントドリブンな処理を行うことができます。

### 5-2. 関数の作成

1. 「Cloud Functions」を開き、「関数を作成」をクリックします。

2. 必要な情報を入力し、「次へ」を押します。

### 5-3. 関数のデプロイ

1. ソースコード、トリガー、環境設定を入力し、デプロイボタンを押して関数をデプロイします。

## 6. 自動起動の設定

### 6-1. 起動スクリプトの作成

```python

# Python

from google.auth import compute_engine

from googleapiclient import discovery

def start_instance(event, context):

    service = discovery.build('compute', 'v1', credentials=compute_engine.Credentials())

    project = 'YOUR_PROJECT_ID'

    zone = 'YOUR_INSTANCE_ZONE'

    instance = 'YOUR_INSTANCE_NAME'

    request = service.instances().start(project=project, zone=zone, instance=instance)

    response = request.execute()

    print('Instance started:', response)

```

### 6-2. Cloud Functionsへの実装

Cloud Functionsのコードエディタで上記のスクリプトを入力し保存します。

### 6-3. スケジュールの設定

1. Cloud Schedulerで新しいジョブを作成します。

2. トピックを指定し、Cron形式でスケジュールを設定します。

## 7. 自動停止の設定

### 7-1. 停止スクリプトの作成

```python

# Python

from google.auth import compute_engine

from googleapiclient import discovery

def stop_instance(event, context):

    service = discovery.build('compute', 'v1', credentials=compute_engine.Credentials())

    project = 'YOUR_PROJECT_ID'

    zone = 'YOUR_INSTANCE_ZONE'

    instance = 'YOUR_INSTANCE_NAME'

    request = service.instances().stop(project=project, zone=zone, instance=instance)

    response = request.execute()

    print('Instance stopped:', response)

```

### 7-2. Cloud Functionsへの実装

Cloud Functionsのコードエディタで上記のスクリプトを入力し保存します。

### 7-3. スケジュールの設定

1. 既存のトピックを利用し、停止用ジョブをCloud Schedulerで作成します。

2. 停止したい時間帯をCron形式で指定します。

## 8. まとめ

GCPの様々なサービスを活用することで、インスタンスの自動起動・停止を簡単にスケジュールすることができます。これにより、リソースの無駄を省き、コストを効率的に管理することが可能です。各ステップを丁寧に進めて、定期的に設定が正しく動作しているか確認してください。

GCP Cloud Consoleでスケジュールによる自動起動・停止を設定する手順

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