# 目次
1. はじめに
2. EC2インスタンスのCloudWatchモニタリング設定
   1-1. CloudWatchモニタリング有効化
   1-2. IAMポリシーとロールの設定
3. CloudWatchメトリクスの取得と可視化
   1-1. 簡単なメトリクス取得の手順
   1-2. カスタムダッシュボードの作成
4. アラームの設定
   1-1. CloudWatchアラームの作成
   1-2. 通知ルールの設定
5. 応用事例とベストプラクティス
6. まとめ

# 1. はじめに

AWS EC2インスタンスの効率的な運用には、CPU使用率を監視することが重要です。これにより、システムの過負荷を未然に防ぎ、最適なパフォーマンスを維持できます。本記事では、AWS CloudWatchを利用してEC2のCPU使用率を監視・可視化する方法について具体的に解説します。

# 2. EC2インスタンスのCloudWatchモニタリング設定

## 2-1. CloudWatchモニタリング有効化

AWS管理コンソールにアクセスし、以下の手順でCloudWatchモニタリングを有効にします。

1. **EC2ダッシュボード**に移動します。
2. 既存のEC2インスタンスを選択し、[アクション]メニューから[モニタリングとトラブルシューティング]を選択します。
3. [詳細モニタリングを有効化]をクリックします。これにより、1分間隔でのメトリクス収集が開始されます。

## 2-2. IAMポリシーとロールの設定

CloudWatchへログを送信するために、適切なIAMロールとポリシーを作成します。

1. **IAMコンソール**にアクセスし、[ロール]を選択します。
2. [ロールを作成]し、[AWSサービス]からEC2を選択します。
3. [次: 権限]で、`CloudWatchFullAccess`ポリシーをアタッチします。
4. ロールを作成し、EC2インスタンスにアタッチします。

# 3. CloudWatchメトリクスの取得と可視化

## 3-1. 簡単なメトリクス取得の手順

AWS CloudWatchコンソールで以下の手順を実行します。

1. **CloudWatchのダッシュボード**を開きます。
2. 左のメニューから[メトリクス]に進みます。
3. [EC2]を選択し、[Per-Instance Metrics]から、目的のインスタンスIDに対応するCPU使用率を選択します。
4. グラフが表示されます。

## 3-2. カスタムダッシュボードの作成

定期的に監視するためには、ダッシュボードを作成しておくと便利です。

1. CloudWatchの[ダッシュボード]から、[ダッシュボードを作成]をクリックします。
2. ダッシュボード名を入力し、[ウィジェットを追加]をクリックします。
3. [グラフ]を選択し、先程取得したCPU使用率のメトリクスをウィジェットとして追加します。

# 4. アラームの設定

## 4-1. CloudWatchアラームの作成

CPU使用率の閾値を超えた際に通知を受け取るためにアラームを設定します。

1. [アラーム]から[アラームを作成]を選択します。
2. 必要なメトリクスを選択し、CPU使用率の閾値を設定します（例: 70%）。
3. アラームが発生した場合のアクションとしてSNSトピックを選択します。

## 4-2. 通知ルールの設定

SNSトピックを設定して、指定したメールアドレスへ通知を送信します。

1. SNSコンソールで新しいトピックを作成します。
2. [サブスクリプション]を作成し、通知を受け取りたいメールアドレスを指定します。
3. CloudWatchのアラーム設定で、このSNSトピックを指定します。

# 5. 応用事例とベストプラクティス

1. トラフィックがピークとなる時間帯に合わせてアラームのしきい値を調整します。
2. CPU以外のメトリクス（メモリ使用率、ネットワークトラフィックなど）も併せて監視します。
3. Auto Scalingを利用して、負荷の高まりに応じてインスタンスを自動で開始・終了させます。

# 6. まとめ

AWS CloudWatchを使用したEC2インスタンスのCPU使用率の監視は、コスト効率の良い方法でリソースの最適化とシステムの安定稼働に繋がります。しっかりと監視、通知設定を行い、安定した運用を実現しましょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

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1. はじめに
2. EC2インスタンスのCloudWatchモニタリング設定
   1-1. CloudWatchモニタリング有効化
   1-2. IAMポリシーとロールの設定
3. CloudWatchメトリクスの取得と可視化
   1-1. 簡単なメトリクス取得の手順
   1-2. カスタムダッシュボードの作成
4. アラームの設定
   1-1. CloudWatchアラームの作成
   1-2. 通知ルールの設定
5. 応用事例とベストプラクティス
6. まとめ

# 1. はじめに

AWS EC2インスタンスの効率的な運用には、CPU使用率を監視することが重要です。これにより、システムの過負荷を未然に防ぎ、最適なパフォーマンスを維持できます。本記事では、AWS CloudWatchを利用してEC2のCPU使用率を監視・可視化する方法について具体的に解説します。

# 2. EC2インスタンスのCloudWatchモニタリング設定

## 2-1. CloudWatchモニタリング有効化

AWS管理コンソールにアクセスし、以下の手順でCloudWatchモニタリングを有効にします。

1. **EC2ダッシュボード**に移動します。
2. 既存のEC2インスタンスを選択し、[アクション]メニューから[モニタリングとトラブルシューティング]を選択します。
3. [詳細モニタリングを有効化]をクリックします。これにより、1分間隔でのメトリクス収集が開始されます。

## 2-2. IAMポリシーとロールの設定

CloudWatchへログを送信するために、適切なIAMロールとポリシーを作成します。

1. **IAMコンソール**にアクセスし、[ロール]を選択します。
2. [ロールを作成]し、[AWSサービス]からEC2を選択します。
3. [次: 権限]で、`CloudWatchFullAccess`ポリシーをアタッチします。
4. ロールを作成し、EC2インスタンスにアタッチします。

# 3. CloudWatchメトリクスの取得と可視化

## 3-1. 簡単なメトリクス取得の手順

AWS CloudWatchコンソールで以下の手順を実行します。

1. **CloudWatchのダッシュボード**を開きます。
2. 左のメニューから[メトリクス]に進みます。
3. [EC2]を選択し、[Per-Instance Metrics]から、目的のインスタンスIDに対応するCPU使用率を選択します。
4. グラフが表示されます。

## 3-2. カスタムダッシュボードの作成

定期的に監視するためには、ダッシュボードを作成しておくと便利です。

1. CloudWatchの[ダッシュボード]から、[ダッシュボードを作成]をクリックします。
2. ダッシュボード名を入力し、[ウィジェットを追加]をクリックします。
3. [グラフ]を選択し、先程取得したCPU使用率のメトリクスをウィジェットとして追加します。

# 4. アラームの設定

## 4-1. CloudWatchアラームの作成

CPU使用率の閾値を超えた際に通知を受け取るためにアラームを設定します。

1. [アラーム]から[アラームを作成]を選択します。
2. 必要なメトリクスを選択し、CPU使用率の閾値を設定します（例: 70%）。
3. アラームが発生した場合のアクションとしてSNSトピックを選択します。

## 4-2. 通知ルールの設定

SNSトピックを設定して、指定したメールアドレスへ通知を送信します。

1. SNSコンソールで新しいトピックを作成します。
2. [サブスクリプション]を作成し、通知を受け取りたいメールアドレスを指定します。
3. CloudWatchのアラーム設定で、このSNSトピックを指定します。

# 5. 応用事例とベストプラクティス

1. トラフィックがピークとなる時間帯に合わせてアラームのしきい値を調整します。
2. CPU以外のメトリクス（メモリ使用率、ネットワークトラフィックなど）も併せて監視します。
3. Auto Scalingを利用して、負荷の高まりに応じてインスタンスを自動で開始・終了させます。

# 6. まとめ

AWS CloudWatchを使用したEC2インスタンスのCPU使用率の監視は、コスト効率の良い方法でリソースの最適化とシステムの安定稼働に繋がります。しっかりと監視、通知設定を行い、安定した運用を実現しましょう。 

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