# Cloud BuildでCloud Pub/Subと連携した通知システムの作成

## 目次

1. はじめに

2. Cloud Buildとは

3. Cloud Pub/Subとは

4. 通知システムの要件定義

5. Cloud Buildの構成

    1-1. Cloud Buildの基本設定

    1-2. Cloud Buildのトリガー設定

6. Cloud Pub/Subの構成

    2-1. トピックの作成

    2-2. サブスクリプションの設定

7. 通知システムの実装

    3-1. Cloud BuildとCloud Pub/Subの連携

    3-2. メッセージのフォーマットと送信方法

8. セキュリティ考慮

9. テストとデプロイ

10. まとめ

## 本文

### 1. はじめに

DevOpsの普及に伴い、自動化された通知システムは、モダンなCI/CDにおいて非常に重要な役割を果たします。そこで今回は、Google Cloud Platform（GCP）のCloud BuildとCloud Pub/Subを組み合わせて通知システムを構築する方法について詳しく解説します。

### 2. Cloud Buildとは

Cloud Buildは、GCPが提供する完全マネージドのビルドサービスです。ソースコードのリポジトリからビルドイメージを作成し、様々な環境にデプロイする際のパイプラインを自動化します。

### 3. Cloud Pub/Subとは

Cloud Pub/Subは、リアルタイムメッセージ処理を行うためのGCPのメッセージングサービスです。プッシュ型とプル型の通信モデルを提供し、非同期的にメッセージを送信します。

### 4. 通知システムの要件定義

本システムの要件は以下の通りです。

- ビルドが成功または失敗した際に、通知を送信する

- より具体的なメッセージ情報（ビルドID、ステータス、タイムスタンプなど）を含む

- 送信先は選択可能（メール、Slackなど）

- システムの拡張性を考慮

### 5. Cloud Buildの構成

#### 5-1. Cloud Buildの基本設定

まず、GCPプロジェクトを作成し、Cloud Build APIを有効化します。その後、ビルドステップの定義を行います。例えば、次のような `cloudbuild.yaml` ファイルを用意します。

![img](/mosaic-code.jpg)

#### 5-2. Cloud Buildのトリガー設定

トリガーを設定することで、自動的にビルドが始まる条件を定義します。例えば、GitHubのリポジトリでのコミット時に自動ビルドする設定をします。

### 6. Cloud Pub/Subの構成

#### 6-1. トピックの作成

通知システムに必要なトピックを作成します。GCPコンソールで新しいトピックを作成し、実行時に使用することを前提に設定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

#### 6-2. サブスクリプションの設定

サブスクリプションを通して、メッセージの受信を設定します。これにより、特定のリスナーがメッセージを受け取ることができます。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 7. 通知システムの実装

#### 7-1. Cloud BuildとCloud Pub/Subの連携

Cloud BuildからCloud Pub/Subにメッセージを送信するため、ビルドコンフィグでPub/Subへの呼び出しを記述します。例えば、以下のように `cloudbuild.yaml` を改良します。

![img](/mosaic-code.jpg)

#### 7-2. メッセージのフォーマットと送信方法

通知メッセージはJSON形式でフォーマットし、ステータスや他の必要な情報を含めます。これは後処理での解析を容易にするため重要です。

### 8. セキュリティ考慮

セキュリティは重要です。IAMを用いて必要最小限のアクセス権を付与し、公共アクセスを避けます。特に、Pub/Subトピックのパーミッションを正確に設定することが重要です。

### 9. テストとデプロイ

構築したシステムをテストします。小規模なテストケースを設定し、システム全体の動作を確認します。問題がなければ、本番環境にデプロイします。

### 10. まとめ

Cloud BuildとCloud Pub/Subを用いた通知システムの構築により、DevOps環境におけるCI/CDパイプラインの監視を効率化できます。今回作成したシステムは、拡張が容易で、他の通知システムへの応用も可能です。GCPの強力なインフラを活用し、迅速かつスケーラブルな環境構築を目指しましょう。

# Cloud BuildでCloud Pub/Subと連携した通知システムの作成

## 目次

1. はじめに

2. Cloud Buildとは

3. Cloud Pub/Subとは

4. 通知システムの要件定義

5. Cloud Buildの構成

    1-1. Cloud Buildの基本設定

    1-2. Cloud Buildのトリガー設定

6. Cloud Pub/Subの構成

    2-1. トピックの作成

    2-2. サブスクリプションの設定

7. 通知システムの実装

    3-1. Cloud BuildとCloud Pub/Subの連携

    3-2. メッセージのフォーマットと送信方法

8. セキュリティ考慮

9. テストとデプロイ

10. まとめ

## 本文

### 1. はじめに

DevOpsの普及に伴い、自動化された通知システムは、モダンなCI/CDにおいて非常に重要な役割を果たします。そこで今回は、Google Cloud Platform（GCP）のCloud BuildとCloud Pub/Subを組み合わせて通知システムを構築する方法について詳しく解説します。

### 2. Cloud Buildとは

Cloud Buildは、GCPが提供する完全マネージドのビルドサービスです。ソースコードのリポジトリからビルドイメージを作成し、様々な環境にデプロイする際のパイプラインを自動化します。

### 3. Cloud Pub/Subとは

Cloud Pub/Subは、リアルタイムメッセージ処理を行うためのGCPのメッセージングサービスです。プッシュ型とプル型の通信モデルを提供し、非同期的にメッセージを送信します。

### 4. 通知システムの要件定義

本システムの要件は以下の通りです。

- ビルドが成功または失敗した際に、通知を送信する

- より具体的なメッセージ情報（ビルドID、ステータス、タイムスタンプなど）を含む

- 送信先は選択可能（メール、Slackなど）

- システムの拡張性を考慮

### 5. Cloud Buildの構成

#### 5-1. Cloud Buildの基本設定

まず、GCPプロジェクトを作成し、Cloud Build APIを有効化します。その後、ビルドステップの定義を行います。例えば、次のような `cloudbuild.yaml` ファイルを用意します。

```yaml

steps:

  - name: 'gcr.io/cloud-builders/gcloud'

    args: ['builds', 'submit', '.', '--tag=gcr.io/$PROJECT_ID/my-app']

```

#### 5-2. Cloud Buildのトリガー設定

トリガーを設定することで、自動的にビルドが始まる条件を定義します。例えば、GitHubのリポジトリでのコミット時に自動ビルドする設定をします。

### 6. Cloud Pub/Subの構成

#### 6-1. トピックの作成

通知システムに必要なトピックを作成します。GCPコンソールで新しいトピックを作成し、実行時に使用することを前提に設定します。

```shell

gcloud pubsub topics create build-notifications

```

#### 6-2. サブスクリプションの設定

サブスクリプションを通して、メッセージの受信を設定します。これにより、特定のリスナーがメッセージを受け取ることができます。

```shell

gcloud pubsub subscriptions create my-subscription --topic build-notifications

```

### 7. 通知システムの実装

#### 7-1. Cloud BuildとCloud Pub/Subの連携

Cloud BuildからCloud Pub/Subにメッセージを送信するため、ビルドコンフィグでPub/Subへの呼び出しを記述します。例えば、以下のように `cloudbuild.yaml` を改良します。

```yaml

- name: 'gcr.io/cloud-builders/gcloud'

  args: ['pubsub', 'topics', 'publish', 'build-notifications',

         '--message', '{"status": "$BUILD_STATUS", "projectId": "$PROJECT_ID"}']

```

#### 7-2. メッセージのフォーマットと送信方法

通知メッセージはJSON形式でフォーマットし、ステータスや他の必要な情報を含めます。これは後処理での解析を容易にするため重要です。

### 8. セキュリティ考慮

セキュリティは重要です。IAMを用いて必要最小限のアクセス権を付与し、公共アクセスを避けます。特に、Pub/Subトピックのパーミッションを正確に設定することが重要です。

### 9. テストとデプロイ

構築したシステムをテストします。小規模なテストケースを設定し、システム全体の動作を確認します。問題がなければ、本番環境にデプロイします。

### 10. まとめ

Cloud BuildとCloud Pub/Subを用いた通知システムの構築により、DevOps環境におけるCI/CDパイプラインの監視を効率化できます。今回作成したシステムは、拡張が容易で、他の通知システムへの応用も可能です。GCPの強力なインフラを活用し、迅速かつスケーラブルな環境構築を目指しましょう。

Cloud BuildでCloud Pub/Subと連携した通知システムの作成

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