# Cisco IOSのバージョンアップとリカバリ手順

## 目次
1. はじめに
2. 必要な準備
   1. 必要な機材とソフトウェア
   2. 諸注意
3. Cisco IOSのバージョンアップ手順
   1. 現在のIOSバージョンを確認
   2. IOSイメージをダウンロード
   3. IOSをTFTPサーバーにアップロード
   4. IOSをルータにインストール
   5. インストールの確認
4. リカバリ手順
   1. ROMMONモードへのアクセス
   2. TFTPサーバーからのイメージ復元
   3. 設定コンフィグの復旧
5. まとめ

## 1. はじめに

Cisco IOSを最新のバージョンにアップデートすることは、セキュリティの向上や新機能の利用のために重要です。また、万が一のトラブルに備えてリカバリ手順を熟知しておくことも不可欠です。本記事では、Cisco IOSのバージョンアップとリカバリの具体的な手順について解説します。

## 2. 必要な準備

### 2-1. 必要な機材とソフトウェア

- Ciscoルータまたはスイッチ
- 最新のCisco IOSソフトウェアイメージ
- TFTPサーバー (例: Tftpd64)
- コンソールケーブル
- コンソールアクセス用ソフトウェア (例: PuTTY)

### 2-2. 諸注意

- 作業は業務に影響を与えない時間帯に行うことを推奨します。
- バージョンアップ作業を行う前に、現在の設定をバックアップしてください。
- 不測の事態に備えて、復旧用のインストールメディアやドキュメントを用意しておきましょう。

## 3. Cisco IOSのバージョンアップ手順

### 3-1. 現在のIOSバージョンを確認

まず、現在のIOSバージョンを確認します。コンソールにログインし、以下のコマンドを実行します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3-2. IOSイメージをダウンロード

Ciscoの公式ウェブサイトから、対象のデバイスに適した最新のIOSイメージをダウンロードします。ダウンロードにはCiscoアカウントが必要です。

### 3-3. IOSをTFTPサーバーにアップロード

TFTPサーバーを準備し、ダウンロードしたIOSイメージをアップロードします。TFTPサーバーの設定により、ファイルの保存場所を確認してください。

### 3-4. IOSをルータにインストール

コンソールから次のコマンドを入力し、新しいIOSをルータにコピーします。

![img](/mosaic-code.jpg)

プロンプトに従い、TFTPサーバーのIPアドレスとファイル名を入力します。

### 3-5. インストールの確認

インストールが完了したら、ルータを再起動し、新しいIOSバージョンが正しく動作しているか確認します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. リカバリ手順

### 4-1. ROMMONモードへのアクセス

IOSの起動に失敗した場合、ROMMONモードに入る必要があります。起動時にCtrl+Breakキーを押して、ROMMONモードに入ります。

### 4-2. TFTPサーバーからのイメージ復元

以下のコマンドでTFTPサーバーからIOSを復元します。

![img](/mosaic-code.jpg)

必要な設定情報(例: IPアドレス、TFTPサーバー)を入力します。

### 4-3. 設定コンフィグの復旧

IOSの復旧が完了したら、必要に応じてコンフィグをリストアします。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. まとめ

この記事では、Cisco IOSのバージョンアップとリカバリ手順について解説しました。日常のメンテナンス作業として定期的にバージョンアップを行い、安定したネットワーク環境を維持しましょう。リカバリ手順も合わせて理解し、万が一の事態に備えておくことが重要です。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# Cisco IOSのバージョンアップとリカバリ手順

## 目次
1. はじめに
2. 必要な準備
   1. 必要な機材とソフトウェア
   2. 諸注意
3. Cisco IOSのバージョンアップ手順
   1. 現在のIOSバージョンを確認
   2. IOSイメージをダウンロード
   3. IOSをTFTPサーバーにアップロード
   4. IOSをルータにインストール
   5. インストールの確認
4. リカバリ手順
   1. ROMMONモードへのアクセス
   2. TFTPサーバーからのイメージ復元
   3. 設定コンフィグの復旧
5. まとめ

## 1. はじめに

Cisco IOSを最新のバージョンにアップデートすることは、セキュリティの向上や新機能の利用のために重要です。また、万が一のトラブルに備えてリカバリ手順を熟知しておくことも不可欠です。本記事では、Cisco IOSのバージョンアップとリカバリの具体的な手順について解説します。

## 2. 必要な準備

### 2-1. 必要な機材とソフトウェア

- Ciscoルータまたはスイッチ
- 最新のCisco IOSソフトウェアイメージ
- TFTPサーバー (例: Tftpd64)
- コンソールケーブル
- コンソールアクセス用ソフトウェア (例: PuTTY)

### 2-2. 諸注意

- 作業は業務に影響を与えない時間帯に行うことを推奨します。
- バージョンアップ作業を行う前に、現在の設定をバックアップしてください。
- 不測の事態に備えて、復旧用のインストールメディアやドキュメントを用意しておきましょう。

## 3. Cisco IOSのバージョンアップ手順

### 3-1. 現在のIOSバージョンを確認

まず、現在のIOSバージョンを確認します。コンソールにログインし、以下のコマンドを実行します。

```bash
show version
```

### 3-2. IOSイメージをダウンロード

Ciscoの公式ウェブサイトから、対象のデバイスに適した最新のIOSイメージをダウンロードします。ダウンロードにはCiscoアカウントが必要です。

### 3-3. IOSをTFTPサーバーにアップロード

TFTPサーバーを準備し、ダウンロードしたIOSイメージをアップロードします。TFTPサーバーの設定により、ファイルの保存場所を確認してください。

### 3-4. IOSをルータにインストール

コンソールから次のコマンドを入力し、新しいIOSをルータにコピーします。

```bash
copy tftp flash
```

プロンプトに従い、TFTPサーバーのIPアドレスとファイル名を入力します。

### 3-5. インストールの確認

インストールが完了したら、ルータを再起動し、新しいIOSバージョンが正しく動作しているか確認します。

```bash
reload
show version
```

## 4. リカバリ手順

### 4-1. ROMMONモードへのアクセス

IOSの起動に失敗した場合、ROMMONモードに入る必要があります。起動時にCtrl+Breakキーを押して、ROMMONモードに入ります。

### 4-2. TFTPサーバーからのイメージ復元

以下のコマンドでTFTPサーバーからIOSを復元します。

```bash
tftpdnld
```

必要な設定情報(例: IPアドレス、TFTPサーバー)を入力します。

### 4-3. 設定コンフィグの復旧

IOSの復旧が完了したら、必要に応じてコンフィグをリストアします。

```bash
copy startup-config running-config
```

## 5. まとめ

この記事では、Cisco IOSのバージョンアップとリカバリ手順について解説しました。日常のメンテナンス作業として定期的にバージョンアップを行い、安定したネットワーク環境を維持しましょう。リカバリ手順も合わせて理解し、万が一の事態に備えておくことが重要です。 

Cisco IOSのバージョンアップとリカバリ手順

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