Nodejs(Google Cloud Functions)でGoogleDriveAPIを使ってOCRを実装する

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2024年12月06日 4:23

Node.js (Google Cloud Functions)でGoogle Drive APIを使ってOCRを実装する

はじめに

クラウドベースのアプリケーションでOCR(光学文字認識)を実装することは、紙の書類や画像データをデジタル化する上で非常に有効です。この記事では、Node.jsとGoogle Cloud Functionsを使用して、Google Drive APIを介してOCRを実現する方法を解説します。


必要な準備

1. Google Cloudプロジェクトのセットアップ

  1. Google Cloud Consoleで新しいプロジェクトを作成します。
  2. 「APIとサービス」でGoogle Drive APIを有効にします。
  3. 「APIとサービス」>「認証情報」からサービスアカウントを作成し、キーをJSON形式でダウンロードします。このファイルは、Cloud Functionsでの認証に使用します。

2. 必要なNode.jsパッケージをインストール

ローカル環境で以下のコマンドを使用して必要なモジュールをインストールします:

img

  • googleapis: Google APIを操作するためのライブラリ。
  • @google-cloud/storage: Google Cloud Storageの操作用ライブラリ。

実装手順

1. Cloud Functionsのセットアップ

Cloud FunctionsでOCR機能を動作させるために、エントリーポイントを作成します。以下のようにindex.jsを作成します。

index.js

img

2. デプロイメント

ローカルで以下のコマンドを実行し、Cloud Functionsにデプロイします:

img


動作確認

  1. Cloud FunctionsのURLを取得します。
  2. cURLやPostmanで以下の形式でリクエストを送信します:

img

レスポンス

成功すると、Cloud StorageにPDFファイルが保存されます。


注意点

  1. Google Driveの認証: 正しいスコープを設定することを忘れないでください。
  2. ファイルサイズ: Cloud Functionsはリソース制限があるため、大きなファイルの処理には注意が必要です。
  3. エラーハンドリング: ネットワークや認証のエラーを適切に処理しましょう。

まとめ

Google Drive APIとGoogle Cloud Functionsを組み合わせることで、簡単にOCR機能を実装できます。スケーラブルなアーキテクチャとGoogle Cloudの強力なツールを活用することで、プロジェクトの効率性を大幅に向上させることが可能です。ぜひ、この記事を参考に、実際のプロジェクトに活用してみてください!

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# Node.js
# Google Cloud Functions
# GoogleDriveAPI
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