web系フリーランスのキャリア設計6パターン

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2022年12月26日 1:10

フリーランスになったはいいものの数年して、次のキャリアに悩む方が多い気がしたのでフリーランスのキャリア設計について考えてみました。現在フリーランスの方や、今後フリーランスになることを検討している方の参考になれば幸いです。

フリーランスのキャリア6パターン

キャリアパターンは5パターンほどになります。
①そのままフリーランスを続ける
②正社員に戻る
③執行役員になる
④社内取締役になる
⑤社外取締役や技術顧問になる
⑥開発会社を立ち上げる

また各パターンのメリット・デメリットは下記のようになります。

メリットデメリット
①そのままフリーランスを続ける・収入が高い (年収600 ~ 2,500万円)
・リモートであることが多いので、時間に融通が効く
・孤独感を感じやすい場合もある
・下流工程を担当しやすいので、技術の理解が深まらず、市場価値が下がることがある
②正社員に戻る・責任ある仕事を任されやすい
・収入が安定する
・社会的信用がある
・収入に限界がある
・雑用も多い
・配属された部署の業務によっては、実用的なスキルが身につかない
③執行役員になる・社会的信用が高い
・キャリア設計にプラスに働く
・収入や報酬が高い
・場合によってはフリーランスの方が収入は高い
・労働時間が長い、
・ストレスが多い、
・株を保有していないので金銭的リターンが少ない
④社内部取締役になる・社会的信用が高い
・キャリア設計にプラスに働く
・収入や報酬が高い
・責任が重い
・フリーランスのように柔軟な稼働時間で働けない
⑤社外取締役や技術顧問になる・働き方が柔軟(自分の会社を持っている)
・社会的信用が高い
・キャリア設計にプラスに働く
・掛け持ち忙しい
⑥開発会社を立ち上げる・技術力を極めなくても組織を大きくできれば、収入の上限がなくなる・会社の経営に時間が割かれるので、コーディングする時間が減る
・仕事を取れなくなるリスクが高い

①そのままフリーランスを続ける

年収は600 ~ 2,500万円ほどです。正社員として働くよりも年収が高くなりやすい傾向にあります。単価をあげたい場合は専門性を高めてプライム企業などの大企業で就業を目指すといいと思います。またコーディングだけでなく、コンサルもおすすめです。コーディングよりもアウトプットしやすいので稼働効率が上がります。中にはElasticSearch専門でコンサルや設計を行う日本の第一人者の方は時給3万円ほどでした。

②正社員に戻る

年収は~1,500万円ほどになると思います。一般的な役職では1,000万円に届く方は少ないでしょう。フリーランスよりも内部情報を多く扱うような責任ある仕事を担当することも多くやりがいがあると思います。フリーランスと比べ、収入が安定し社会的信用もあります。一方で収入に限界があり、雑用もこなす必要があり、配属された部署の業務によっては、実用的なスキルが身につかない場合もあります。

③執行役員になる

執行役員は従業員という扱いですが、ポジションや社会的地位などから正社員とは別にセクションを作成しました。社会的信用が高く、今後のキャリア設計にもプラスに働くでしょう。また平均して収入や報酬が高いと思います。しかし場合によってはフリーランスの方が収入は高くなります。責任ある立場で労働時間も長く、ストレスも多い環境だと思います。株も取得していないのでリターンも給与という形で収まることになります。

④社内部取締役になる

報酬も高く、株式も取得しているケースが多いです。ある程度の規模の会社であれば社会的信用も高く、キャリア設計にもプラスになります。他メンバーを押さえて社内取締役になること自体難しいので、デメリットの点はあまりありません。

⑤社外取締役や技術顧問になる

大きなメリットとしては働き方が柔軟なことです。自分の会社を持っており、パートタイムでコンサルなどをするので報酬の獲得効率もいいと思います。社会的信用が高く、キャリア設計にはプラスに働きます。社内取締役よりは株式の取得が少ない、もしくはないことが多いです。

⑥開発会社を立ち上げる

年収0万円 ~ 1億円程度になります。技術力を極めるまで行かなくとも組織を大きくできれば、収入の上限がなくなることがメリットになると思います。会社を経営する分、時間が割かれるので、コーディングする時間が減ることは確実です。コーディングが好きという方には不向きかもしれません。また、初期は仕事を取れなくなるリスクが高くなります。フリーランスよりも案件単価が高くなるので会社に信用やコネがないと獲得が難しくなります。最初はコネを利用し実績を積み重ねていきましょう。

終わりに

フリーランスのキャリア設計6パターンいかがだったでしょうか。③以降はどれも実力が必要な内容になります。まずは現在の単価から市場価値を見極めて次のステップを検討することをおすすめします!ISSUEでは単価診断もしているのでぜひ市場価値を確認してみてください!

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