# WSO2におけるSOAP to REST Transformationの設定手順

## 目次
1. はじめに
2. SOAP to REST Transformationとは
3. WSO2 API Managerの導入
   3.1 前提条件の確認
   3.2 ダウンロードとインストール
4. SOAP Web Serviceの作成
   4.1 サンプルSOAPサービスの準備
5. WSO2でのREST API作成
   5.1 API Publisherの起動
   5.2 新規APIの作成ウィザード
6. SOAP to REST Transformationの設定
   6.1 Soapサービスポイントの登録
   6.2 Request/Response Transformationの構成
7. APIの公開とテスト
   7.1 APIのデプロイと公開
   7.2 テストの実行
8. RESTful APIを利用したクライアントの構築
9. まとめ

## 1. はじめに
SOAP（Simple Object Access Protocol）とREST（Representational State Transfer）は、Webサービスを構築するための2つの主要なプロトコルです。従来のSOAPベースのサービスをRESTfulサービスとして提供することで、より軽量で広く利用されているRESTの利点を享受することができます。本記事では、WSO2 API Managerを用いてSOAPからRESTへの変換を行う手順を解説します。

## 2. SOAP to REST Transformationとは
SOAP to REST Transformationとは、 SOAPベースのWebサービスをREST APIとして公開する技術です。これにより、SOAPの複雑さを持たないシンプルなHTTPリクエストを用いたサービスが実現可能です。これをWSO2 API Managerを使って容易に設定できます。

## 3. WSO2 API Managerの導入

### 3.1 前提条件の確認
- Java 8 以上がインストールされていることを確認します。
- 必要に応じて、Apache Mavenも用意してください。

### 3.2 ダウンロードとインストール
1. [WSO2の公式サイト](https://wso2.com/api-management/)から最新のWSO2 API Managerをダウンロードします。
2. ZIPファイルを展開し、任意のディレクトリに配置します。
3. 'bin'ディレクトリの'startup.bat'（Windows）または'startup.sh'（Unix）を実行し、サーバーを起動します。

## 4. SOAP Web Serviceの作成

### 4.1 サンプルSOAPサービスの準備
すでに存在するSOAPサービスを使用するか、以下のようなWSDLファイルを用意します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. WSO2でのREST API作成

### 5.1 API Publisherの起動
WSO2 API Managerが正常に起動したら、ブラウザで以下のURLにアクセスしてAPI Publisherを開きます。
`http://localhost:9443/publisher`

### 5.2 新規APIの作成ウィザード
1. ログイン後、"Create API"ボタンをクリックします。
2. "SOAP PassThrough"オプションを選択し、WSDL URLを入力します。

## 6. SOAP to REST Transformationの設定

### 6.1 Soapサービスポイントの登録
生成されたAPIの"Manage"ページで、SOAP Web Serviceのエンドポイントを登録します。

### 6.2 Request/Response Transformationの構成
1. "Design"タブで、各リソースのレベルでSOAPリクエストとレスポンスに対し変換を行うスクリプトを指定し設定します。
2. WSO2のTransformation機能により、必要なフィールドを抽出したり、JSON形式へ変換するルールを設定します。

## 7. APIの公開とテスト

### 7.1 APIのデプロイと公開
設定が完了したら、"Publish"タブをクリックしてAPIを公開します。

### 7.2 テストの実行
1. API Developer Portalにアクセスし、公開されたREST APIのエンドポイントをテストします。
2. Swagger Documentationを確認し、期待通りのレスポンスを取得できるか検証します。

## 8. RESTful APIを利用したクライアントの構築
REST APIの利用者として、例えばcurlコマンドやPostmanなどを使って、実際にリクエストを送信し、変換後のデータを確認します。クライアント側でのエンドポイントはREST対応とし、JSONレスポンスが得られることを確認します。

## 9. まとめ
WSO2 API Managerを利用することで、SOAPからRESTへ効率的かつ容易に変換が可能となります。このプロセスにより、既存のSOAPサービスをAPIエコシステムに統合でき、多くのクライアントアプリケーションとのインターフェースを構築することができます。引き続き、APIのライフサイクル管理を活用し、サービスの維持・運用に役立ててください。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# WSO2におけるSOAP to REST Transformationの設定手順

## 目次
1. はじめに
2. SOAP to REST Transformationとは
3. WSO2 API Managerの導入
   3.1 前提条件の確認
   3.2 ダウンロードとインストール
4. SOAP Web Serviceの作成
   4.1 サンプルSOAPサービスの準備
5. WSO2でのREST API作成
   5.1 API Publisherの起動
   5.2 新規APIの作成ウィザード
6. SOAP to REST Transformationの設定
   6.1 Soapサービスポイントの登録
   6.2 Request/Response Transformationの構成
7. APIの公開とテスト
   7.1 APIのデプロイと公開
   7.2 テストの実行
8. RESTful APIを利用したクライアントの構築
9. まとめ

## 1. はじめに
SOAP（Simple Object Access Protocol）とREST（Representational State Transfer）は、Webサービスを構築するための2つの主要なプロトコルです。従来のSOAPベースのサービスをRESTfulサービスとして提供することで、より軽量で広く利用されているRESTの利点を享受することができます。本記事では、WSO2 API Managerを用いてSOAPからRESTへの変換を行う手順を解説します。

## 2. SOAP to REST Transformationとは
SOAP to REST Transformationとは、 SOAPベースのWebサービスをREST APIとして公開する技術です。これにより、SOAPの複雑さを持たないシンプルなHTTPリクエストを用いたサービスが実現可能です。これをWSO2 API Managerを使って容易に設定できます。

## 3. WSO2 API Managerの導入

### 3.1 前提条件の確認
- Java 8 以上がインストールされていることを確認します。
- 必要に応じて、Apache Mavenも用意してください。

### 3.2 ダウンロードとインストール
1. [WSO2の公式サイト](https://wso2.com/api-management/)から最新のWSO2 API Managerをダウンロードします。
2. ZIPファイルを展開し、任意のディレクトリに配置します。
3. 'bin'ディレクトリの'startup.bat'（Windows）または'startup.sh'（Unix）を実行し、サーバーを起動します。

## 4. SOAP Web Serviceの作成

### 4.1 サンプルSOAPサービスの準備
すでに存在するSOAPサービスを使用するか、以下のようなWSDLファイルを用意します。

```xml
<?xml version="1.0"?>
<definitions xmlns="http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/" ...>
    
</definitions>
```

## 5. WSO2でのREST API作成

### 5.1 API Publisherの起動
WSO2 API Managerが正常に起動したら、ブラウザで以下のURLにアクセスしてAPI Publisherを開きます。
`http://localhost:9443/publisher`

### 5.2 新規APIの作成ウィザード
1. ログイン後、"Create API"ボタンをクリックします。
2. "SOAP PassThrough"オプションを選択し、WSDL URLを入力します。

## 6. SOAP to REST Transformationの設定

### 6.1 Soapサービスポイントの登録
生成されたAPIの"Manage"ページで、SOAP Web Serviceのエンドポイントを登録します。

### 6.2 Request/Response Transformationの構成
1. "Design"タブで、各リソースのレベルでSOAPリクエストとレスポンスに対し変換を行うスクリプトを指定し設定します。
2. WSO2のTransformation機能により、必要なフィールドを抽出したり、JSON形式へ変換するルールを設定します。

## 7. APIの公開とテスト

### 7.1 APIのデプロイと公開
設定が完了したら、"Publish"タブをクリックしてAPIを公開します。

### 7.2 テストの実行
1. API Developer Portalにアクセスし、公開されたREST APIのエンドポイントをテストします。
2. Swagger Documentationを確認し、期待通りのレスポンスを取得できるか検証します。

## 8. RESTful APIを利用したクライアントの構築
REST APIの利用者として、例えばcurlコマンドやPostmanなどを使って、実際にリクエストを送信し、変換後のデータを確認します。クライアント側でのエンドポイントはREST対応とし、JSONレスポンスが得られることを確認します。

## 9. まとめ
WSO2 API Managerを利用することで、SOAPからRESTへ効率的かつ容易に変換が可能となります。このプロセスにより、既存のSOAPサービスをAPIエコシステムに統合でき、多くのクライアントアプリケーションとのインターフェースを構築することができます。引き続き、APIのライフサイクル管理を活用し、サービスの維持・運用に役立ててください。

WSO2におけるSOAP to REST Transformationの設定手順

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