Scoopを使ったWindowsアプリ管理
2024年05月15日 13:50
MacやLinuxを使用していると、アプリをインストールする際にアプリマネージャというものを使用すると思います。
Windowsでも似たようなのがあればと思っていたところ、Scoopというのが一番イメージに近かったので紹介します。
ScoopはCLI(黒背景に文字だけの画面)で操作できるアプリ自動導入&管理ツールです。
Macでよく使用するHomebrewのようなイメージです。
インストールも簡単で、PowerShellでコマンドを実行するだけでインストールが完了します。
GUIでも使用できますが、CLIの方がおすすめです。
ScoopのインストールにはPowerShellを使用します。
まず、Scoopやそのインストールスクリプトなどを実行できるようにするためのコマンドを実行します。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser -Force
次に、Scoop自体をインストールするコマンドを実行します。
iwr -useb get.scoop.sh | iex
scoopのアプリは、Bucket(バケット)と呼ばれるGitリポジトリとして管理されています。
そのため、デフォルトで読み込まれているBucketにないアプリも存在します。
インストールしたいアプリがデフォルトのBucketであるmainにない場合、Bucketを追加する必要があります。
ちなみにBucketはsearchコマンドで情報のSourceで確認できます。
firefoxの場合はextrasというBucketにあるので、extrasを追加する必要があります。
コマンドは以下5つをよく使用します。
scoopを使用してインストール可能かどうかを調べます。
scoop search ***
Bucketを追加して利用可能なアプリの数を増やします。
scoop bucket add ***
scoopを使用してアプリをインストールを行います。
scoop install ***
scoopを使用してインストールしたアプリの一覧を表示します。
scoop list
Scoopをアップデートします。
scoop update
Scoopを使用してインストールした全アプリをアップデートします。
scoop update *
特定のアプリだけをアップデートします。
scoop update firefox
scoopを使用してインストールしたアプリをアンインストールします。
scoop uninstall ***
今回はWindowsで使用できるアプリ自動導入&管理ツールscoopを紹介しました。
scoopを使うことでWindowsでもアプリの管理が簡単にできます。
アプリだけでなく、プログラム言語等もインストールできます。
PATHの設定等も自動で行ってくれるため非常に楽です。
ぜひ試してみてください。
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