# NestJSとTypeORMでGraphQL Federation対応APIを構築する方法

## 目次
1. 概要
2. 必要なソフトウェアと環境設定
3. プロジェクトのセットアップ
   - 3.1 NestJSプロジェクトの作成
   - 3.2 TypeORMの設定
   - 3.3 GraphQLとFederationの統合
4. エンティティとリゾルバの作成
   - 4.1 エンティティの定義
   - 4.2 リゾルバの作成
5. データベースと接続の設定
6. APIのテストと検証
7. まとめ

## 1. 概要
NestJSは、モジュールアーキテクチャに基づいたデコレーターとTypeScriptで記述された堅牢なバックエンドフレームワークです。TypeORMはデータベースへのオブジェクトリレーションマッピングを提供し、GraphQL Federationはマルチサービス間でGraphQL APIを統合するためのツールです。この記事では、NestJSとTypeORMを使用してGraphQL FederationをサポートするAPIを構築する手順を説明します。

## 2. 必要なソフトウェアと環境設定
- Node.js (バージョン14以上)
- PostgreSQL（サンプル用に採用）
- NestJS CLI
- TypeScript

以下のコマンドで必要なツールをインストールします。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 3. プロジェクトのセットアップ

### 3.1 NestJSプロジェクトの作成
まず、NestJS CLIを使ってプロジェクトを作成します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3.2 TypeORMの設定
次に、TypeORMをインストールし、PostgreSQLとの接続を設定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

`app.module.ts`にTypeORMモジュールを設定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3.3 GraphQLとFederationの統合
GraphQL Moduleをセットアップし、Federationを有効にします。`GraphQLModule`の設定に`federation: true`を渡すことで、SchemaをFederation対応にします。

## 4. エンティティとリゾルバの作成

### 4.1 エンティティの定義
`src/entities`ディレクトリを作成し、エンティティを定義します。ここではサンプル用に`User`エンティティを定義します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4.2 リゾルバの作成
リゾルバを作成し、GraphQLクエリを処理します。`UserResolver`を`src/resolvers`ディレクトリに作成します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. データベースと接続の設定
PostgreSQLを起動し、`test`データベースを作成します。データベース接続はすでに`app.module.ts`で設定済みです。

## 6. APIのテストと検証
NestJSアプリを起動し、GraphQLのクエリエンドポイントにアクセスして、クエリとミューテーションを実行します。

![img](/mosaic-code.jpg)

ブラウザで`http://localhost:3000/graphql`にアクセスし、以下のクエリを実行します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 7. まとめ
本記事では、NestJSとTypeORMを用いたGraphQL Federation対応APIの構築手順を説明しました。このセットアップによって、マルチサービスの環境でスケーラブルなGraphQLバックエンドを管理する基盤を整えることができます。引き続きFederationの特徴を活用し、異なるAPIの統合や新たなMicroservicesアーキテクチャの導入を試みてください。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# NestJSとTypeORMでGraphQL Federation対応APIを構築する方法

## 目次
1. 概要
2. 必要なソフトウェアと環境設定
3. プロジェクトのセットアップ
   - 3.1 NestJSプロジェクトの作成
   - 3.2 TypeORMの設定
   - 3.3 GraphQLとFederationの統合
4. エンティティとリゾルバの作成
   - 4.1 エンティティの定義
   - 4.2 リゾルバの作成
5. データベースと接続の設定
6. APIのテストと検証
7. まとめ

## 1. 概要
NestJSは、モジュールアーキテクチャに基づいたデコレーターとTypeScriptで記述された堅牢なバックエンドフレームワークです。TypeORMはデータベースへのオブジェクトリレーションマッピングを提供し、GraphQL Federationはマルチサービス間でGraphQL APIを統合するためのツールです。この記事では、NestJSとTypeORMを使用してGraphQL FederationをサポートするAPIを構築する手順を説明します。

## 2. 必要なソフトウェアと環境設定
- Node.js (バージョン14以上)
- PostgreSQL（サンプル用に採用）
- NestJS CLI
- TypeScript

以下のコマンドで必要なツールをインストールします。

```bash
npm install -g @nestjs/cli
```

## 3. プロジェクトのセットアップ

### 3.1 NestJSプロジェクトの作成
まず、NestJS CLIを使ってプロジェクトを作成します。

```bash
nest new federation-api
cd federation-api
```

### 3.2 TypeORMの設定
次に、TypeORMをインストールし、PostgreSQLとの接続を設定します。

```bash
npm install typeorm pg @nestjs/typeorm
```

`app.module.ts`にTypeORMモジュールを設定します。

```typescript
import { Module } from '@nestjs/common';
import { TypeOrmModule } from '@nestjs/typeorm';
import { GraphQLModule } from '@nestjs/graphql';
import { join } from 'path';

@Module({
  imports: [
    TypeOrmModule.forRoot({
      type: 'postgres',
      host: 'localhost',
      port: 5432,
      username: 'test',
      password: 'test',
      database: 'test',
      entities: [__dirname + '/**/*.entity{.ts,.js}'],
      synchronize: true,
    }),
    GraphQLModule.forRoot({
      autoSchemaFile: join(process.cwd(), 'src/schema.gql'),
      buildSchemaOptions: {
        federation: true,
      },
    }),
  ],
})
export class AppModule {}
```

### 3.3 GraphQLとFederationの統合
GraphQL Moduleをセットアップし、Federationを有効にします。`GraphQLModule`の設定に`federation: true`を渡すことで、SchemaをFederation対応にします。

## 4. エンティティとリゾルバの作成

### 4.1 エンティティの定義
`src/entities`ディレクトリを作成し、エンティティを定義します。ここではサンプル用に`User`エンティティを定義します。

```typescript
import { Entity, Column, PrimaryGeneratedColumn } from 'typeorm';

@Entity()
export class User {
  @PrimaryGeneratedColumn()
  id: number;

  @Column()
  name: string;
  
  @Column()
  email: string;
}
```

### 4.2 リゾルバの作成
リゾルバを作成し、GraphQLクエリを処理します。`UserResolver`を`src/resolvers`ディレクトリに作成します。

```typescript
import { Resolver, Query, Mutation, Args } from '@nestjs/graphql';
import { InjectRepository } from '@nestjs/typeorm';
import { Repository } from 'typeorm';
import { User } from '../entities/user.entity';

@Resolver(() => User)
export class UserResolver {
  constructor(
    @InjectRepository(User)
    private userRepository: Repository<User>,
  ) {}

  @Query(() => [User])
  async users() {
    return this.userRepository.find();
  }

  @Mutation(() => User)
  async createUser(
    @Args('name') name: string,
    @Args('email') email: string,
  ): Promise<User> {
    const user = this.userRepository.create({ name, email });
    return this.userRepository.save(user);
  }
}
```

## 5. データベースと接続の設定
PostgreSQLを起動し、`test`データベースを作成します。データベース接続はすでに`app.module.ts`で設定済みです。

## 6. APIのテストと検証
NestJSアプリを起動し、GraphQLのクエリエンドポイントにアクセスして、クエリとミューテーションを実行します。

```bash
npm run start:dev
```

ブラウザで`http://localhost:3000/graphql`にアクセスし、以下のクエリを実行します。

```graphql
query {
  users {
    id
    name
    email
  }
}

mutation {
  createUser(name: "John Doe", email: "john@example.com") {
    id
    name
    email
  }
}
```

## 7. まとめ
本記事では、NestJSとTypeORMを用いたGraphQL Federation対応APIの構築手順を説明しました。このセットアップによって、マルチサービスの環境でスケーラブルなGraphQLバックエンドを管理する基盤を整えることができます。引き続きFederationの特徴を活用し、異なるAPIの統合や新たなMicroservicesアーキテクチャの導入を試みてください。 

NestJSとTypeORMでGraphQL Federation対応APIを構築する方法

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