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## 目次

1. ログの概要

2. 構造化ログの特徴

3. 非構造化ログの特徴

4. 構造化ログと非構造化ログの比較

5. まとめ

## 1. ログの概要

ログは、システムやアプリケーションの動作やイベントを記録するためのものです。Oracle Loggingでは、効率的なシステム監視とトラブルシューティングをサポートする強力なログ記録機能が提供されています。ログは主に、構造化ログと非構造化ログの2種類に分けられます。

## 2. 構造化ログの特徴

構造化ログは、規則的で一貫性のある形式で記録されるログデータを指します。これにより、データの解析やデータベースへの投入が容易になります。このタイプのログは、一般的にJSONやXMLなどの形式を使用して記録され、フィールドやキー・バリューのペア形式を持っています。これにより、特定の値に基づいたフィルタリングやクエリが簡単になります。

### 2-1. メリット

- **検索効率**: 構造化データであるため、特定のフィールドを迅速に検索できます。

- **自動化の容易さ**: パースや解析が容易なため、自動化ツールやスクリプトでの処理がしやすい。

### 2-2. デメリット

- **複雑な設定が必要**: ログを記録する際の設定が些細ながらも複雑で手間がかかる。

## 3. 非構造化ログの特徴

非構造化ログは、定型化されていない形式で記録されるログデータを指します。一般的には、ログメッセージがフリーフォームのテキストとして記録されます。例として、システムエラーメッセージやユーザー操作の診断情報などがあります。

### 3-1. メリット

- **フレキシビリティ**: 形式に縛られずに記録できるため、任意の情報を自由に記録可能。

- **簡易性**: 設定が少なく、すぐに利用を開始しやすい。

### 3-2. デメリット

- **解析が困難**: データがフリーフォームであるため、解析やパースが難しくなる。

## 4. 構造化ログと非構造化ログの比較

| 特徴          | 構造化ログ                           | 非構造化ログ                 |

|---------------|--------------------------------------|------------------------------|

| **形式**      | 一貫性のある形式（例: JSON, XML）   | フリーフォームテキスト       |

| **検索性**    | 高い検索効率                        | 低い検索効率                 |

| **設定の複雑さ** | やや複雑                             | 簡単                          |

| **解析性**    | 高い解析性                          | 低い解析性                   |

## まとめ

Oracle Loggingにおける構造化ログと非構造化ログには、それぞれ利点と欠点があります。構造化ログは、容易な検索と自動化、解析をサポートしますが、設定が複雑です。一方、非構造化ログは設定が簡単でフレキシブルですが、検索と解析が困難です。用途や必要な解析レベルに応じて、どちらのログ形式を使用するかを選択することが重要です。

目次

1. ログの概要

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