# Azure App Serviceでカスタム404ページを設定する方法

## 目次

1. はじめに

2. Azure App Serviceとは

3. カスタム404ページの必要性

4. カスタム404ページを設定する手順

    - 4-1. カスタム404ページの準備

    - 4-2. Azure Portalで設定する方法

    - 4-3. Web.configファイルでの設定

5. 具体的なコード例

6. 注意点とトラブルシューティング

7. まとめ

## 1. はじめに

ウェブサイトの運用において、404エラーページのデザインはユーザー体験に大きな影響を与えます。単なるエラーメッセージよりも、カスタム404ページを設定することで、訪問者に対する情報提供やブランディングの機会を提供できます。本記事では、Azure App Serviceを利用して、カスタム404ページを設定する具体的方法を紹介します。

## 2. Azure App Serviceとは

Azure App Serviceは、Microsoft Azureが提供する高機能なホステッドサービスで、アプリケーションの開発、デプロイ、スケールを容易にします。Webアプリケーションを迅速に構築して公開するためのプラットフォームとして広く利用されています。

## 3. カスタム404ページの必要性

カスタム404ページは、ユーザーが存在しないページにアクセスした際に表示されるページです。以下のような利点があります。

- **ユーザーエクスペリエンスの向上**: 明確なナビゲーションを提供し、ユーザーを導くことができます。

- **ブランド強化**: デザインやメッセージを自社のブランドに統一することで、プロフェッショナルな印象を与えます。

- **エンゲージメントの維持**: ユーザーがすぐにサイトを離れないように、他のコンテンツへのリンクを提供可能です。

## 4. カスタム404ページを設定する手順

### 4-1. カスタム404ページの準備

まず、カスタム404ページのHTMLファイルを作成します。このページには、ユーザーが次に何をすればよいかを明確に示す導線が含まれていると理想的です。デザインはブランドガイドラインに従って作成します。

### 4-2. Azure Portalで設定する方法

1. **Azure Portalにサインイン**: ポータルにアクセスし、対象となるApp Serviceを選択します。

2. **カスタムエラーページの設定**:

   - 左側のメニューから「診断と解決策」または「設定」タブを開きます。

   - 設定メニューで「開発ツール」>「高度なツール (Kudu)」を選択します。

   - Kuduのコンソールで、`d:\home\site\wwwroot`ディレクトリに移動し、作成したカスタム404ページをアップロードします。

3. **Web.configの編集**:

   - KuduのエディターまたはFTPクライアントを使ってWeb.configファイルを開き、以下の設定を追加します。

### 4-3. Web.configファイルでの設定

Web.configファイルに以下の構成を追加します。これにより、404エラーをカスタムページにリダイレクトします。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. 具体的なコード例

以下に、実際のWeb.config内での設定例を示します。`/custom404.html`は、カスタム404ページの相対パスです。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. 注意点とトラブルシューティング

- **HTTPSのサポート**: カスタム404ページもHTTPSに対応しているか確認してください。ブラウザの警告を防ぎ、セキュリティを強化します。

- **キャッシュのクリア**: 設定変更後はブラウザのキャッシュをクリアしないと変更が適用されない場合があります。

- **デバッグモードの確認**: ローカル環境でしっかりとテストし、404ページが正しく表示されるか確認することが重要です。

## 7. まとめ

カスタム404ページは単なるエラー通知だけでなく、ユーザーエクスペリエンスの一部として価値があります。Azure App Serviceでの設定方法を理解し、効果的なカスタムエラーページを提供することで、サイトの質を向上させることができます。これにより、訪問者がエラー時でも好印象を持つ可能性が高まります。

以上、Azure App Serviceでのカスタム404ページ設定のガイドでした。設定を正しく行い、ユーザーにとって居心地の良いエラーページを提供しましょう。

# Azure App Serviceでカスタム404ページを設定する方法

## 目次

1. はじめに

2. Azure App Serviceとは

3. カスタム404ページの必要性

4. カスタム404ページを設定する手順

    - 4-1. カスタム404ページの準備

    - 4-2. Azure Portalで設定する方法

    - 4-3. Web.configファイルでの設定

5. 具体的なコード例

6. 注意点とトラブルシューティング

7. まとめ

## 1. はじめに

ウェブサイトの運用において、404エラーページのデザインはユーザー体験に大きな影響を与えます。単なるエラーメッセージよりも、カスタム404ページを設定することで、訪問者に対する情報提供やブランディングの機会を提供できます。本記事では、Azure App Serviceを利用して、カスタム404ページを設定する具体的方法を紹介します。

## 2. Azure App Serviceとは

Azure App Serviceは、Microsoft Azureが提供する高機能なホステッドサービスで、アプリケーションの開発、デプロイ、スケールを容易にします。Webアプリケーションを迅速に構築して公開するためのプラットフォームとして広く利用されています。

## 3. カスタム404ページの必要性

カスタム404ページは、ユーザーが存在しないページにアクセスした際に表示されるページです。以下のような利点があります。

- **ユーザーエクスペリエンスの向上**: 明確なナビゲーションを提供し、ユーザーを導くことができます。

- **ブランド強化**: デザインやメッセージを自社のブランドに統一することで、プロフェッショナルな印象を与えます。

- **エンゲージメントの維持**: ユーザーがすぐにサイトを離れないように、他のコンテンツへのリンクを提供可能です。

## 4. カスタム404ページを設定する手順

### 4-1. カスタム404ページの準備

まず、カスタム404ページのHTMLファイルを作成します。このページには、ユーザーが次に何をすればよいかを明確に示す導線が含まれていると理想的です。デザインはブランドガイドラインに従って作成します。

### 4-2. Azure Portalで設定する方法

1. **Azure Portalにサインイン**: ポータルにアクセスし、対象となるApp Serviceを選択します。

2. **カスタムエラーページの設定**:

   - 左側のメニューから「診断と解決策」または「設定」タブを開きます。

   - 設定メニューで「開発ツール」>「高度なツール (Kudu)」を選択します。

   - Kuduのコンソールで、`d:\home\site\wwwroot`ディレクトリに移動し、作成したカスタム404ページをアップロードします。

3. **Web.configの編集**:

   - KuduのエディターまたはFTPクライアントを使ってWeb.configファイルを開き、以下の設定を追加します。

### 4-3. Web.configファイルでの設定

Web.configファイルに以下の構成を追加します。これにより、404エラーをカスタムページにリダイレクトします。

```xml

<configuration>

  <system.webServer>

    <httpErrors errorMode="Custom" existingResponse="Replace">

      <remove statusCode="404" />

      <error statusCode="404" path="/custom404.html" responseMode="ExecuteURL"/>

    </httpErrors>

  </system.webServer>

</configuration>

```

## 5. 具体的なコード例

以下に、実際のWeb.config内での設定例を示します。`/custom404.html`は、カスタム404ページの相対パスです。

```xml

<configuration>

  <system.webServer>

    <httpErrors defaultResponseMode="File">

      <remove statusCode="404" subStatusCode="-1" />

      <error statusCode="404" responseMode="ExecuteURL" path="/custom404.html"/>

    </httpErrors>

  </system.webServer>

</configuration>

```

## 6. 注意点とトラブルシューティング

- **HTTPSのサポート**: カスタム404ページもHTTPSに対応しているか確認してください。ブラウザの警告を防ぎ、セキュリティを強化します。

- **キャッシュのクリア**: 設定変更後はブラウザのキャッシュをクリアしないと変更が適用されない場合があります。

- **デバッグモードの確認**: ローカル環境でしっかりとテストし、404ページが正しく表示されるか確認することが重要です。

## 7. まとめ

カスタム404ページは単なるエラー通知だけでなく、ユーザーエクスペリエンスの一部として価値があります。Azure App Serviceでの設定方法を理解し、効果的なカスタムエラーページを提供することで、サイトの質を向上させることができます。これにより、訪問者がエラー時でも好印象を持つ可能性が高まります。

以上、Azure App Serviceでのカスタム404ページ設定のガイドでした。設定を正しく行い、ユーザーにとって居心地の良いエラーページを提供しましょう。

Azure App Serviceでカスタム404ページを設定する方法

目次

続きを読むには単価診断を受けてください（30秒）