料金プランの比較: Cursor vs. GitHub Copilot
2025年02月27日 5:02
Cursorは3つの料金プランを提供しており、用途やニーズに応じて選択することができます。
Hobby(無料)プラン
無料で利用できる基本プランで、月あたり約2000回のコード補完が可能です。ただし、高度なAIモデルの利用には制限があり、全機能を活用するにはProプランへのアップグレードが必要になります。登録後最初の2週間はPro機能を試用できるため、導入前にしっかりと体験できるのも魅力です。
Pro(月額20ドル)プラン
Proプランに加入すると、コード補完が無制限になります。さらに、GPT-4やAnthropic Claudeといった高度なAIモデルへの優先アクセスが可能になり、高速で高精度な応答を得られます。日常的にコード補完を活用する開発者にとっては、費用対効果の高いプランといえるでしょう。
Business(月額40ドル/ユーザー)プラン
Businessプランでは、Proの全機能に加え、企業向けの管理機能が充実しています。例えば、プライバシーモードの強制適用やSSO(シングルサインオン)対応、チーム全体での一括課金などが可能で、組織単位で利用する際に最適です。
GitHub Copilotは主に開発者向けに設計されており、3つの料金プランを提供しています。
個人向けプラン(月額10ドル/年額100ドル)
個人開発者向けのプランで、30日間の無料試用期間があります。また、学生や特定のオープンソース貢献者は、本人確認を通じて無償で利用できます。学習目的や個人開発には最適な選択肢です。
Business(月額19ドル/ユーザー)
企業向けのプランで、コード補完機能が強化され、組織管理のためのポリシー適用が可能になります。チーム単位で利用する場合はこのプランが推奨されます。
Enterprise(月額39ドル/ユーザー)
大規模開発組織向けのプランで、ナレッジベースの構築や高度なファインチューニング機能が含まれています。企業全体で統合的に活用する際に最適です。
両ツールとも高度なAIモデルを活用しており、それぞれに特有の強みがあります。
GitHub Copilot
GitHubの膨大なコードデータを学習しているため、一般的なコーディングパターンには高い適合度を示します。コメントで関数の目的を記述するだけで、複雑なコードを自動生成できるため、開発者の意図を汲んだ強力な補完が可能です。ただし、開いているファイルや周辺のコンテキストのみを参照するため、プロジェクト全体の状況を踏まえない提案になることもあります。
Cursor
プロジェクト全体を読み込んで、より文脈に即した提案が可能です。特に、複数ファイルにまたがるコード補完や、大規模なコード修正を一貫性を持って提案できる点が強みです。また、エディタ内でチャットAIを活用できるため、質問に対する回答やコード生成がスムーズに行えます。
Cursorが適しているユーザー:
GitHub Copilotが適しているユーザー:
Cursor | GitHub Copilot | |
---|---|---|
メリット | プロジェクト全体を考慮した補完 | 主要IDEに統合可能 |
AIチャットとターミナル統合 | 学生向け無料枠あり | |
デメリット | 専用エディタが必要 | コンテキスト参照範囲が狭い |
学習コストがかかる | 高度な機能はEnterprise限定 |
GitHub Copilotは、手軽にコード補完を活用したい個人開発者や、既存のIDE環境を維持したい人に最適です。一方でCursorは、プロジェクト全体を考慮した高度な補完機能や、AIによるコード修正機能を活用したいユーザーに適しています。用途に応じて適切なツールを選択することが重要です。
[cv:issue_marketplace_engineer]
診断を受けるとあなたの現在の業務委託単価を算出します。今後副業やフリーランスで単価を交渉する際の参考になります。また次の単価レンジに到達するためのヒントも確認できます。