## 目次

1. はじめに
2. kintone APIの概要
3. 一括レコード削除の準備
   - 3-1. APIトークンの取得
   - 3-2. 認証の設定
4. 一括レコード削除の手順
   - 4-1. 削除対象レコードの特定
   - 4-2. 一括削除APIの使用
5. 安全に行うためのポイント
   - 5-1. バックアップの取得
   - 5-2. スクリプトのテスト
   - 5-3. ログ確認とエラーハンドリング
6. コード例: 一括レコード削除
7. まとめ

## 1. はじめに

kintoneは柔軟なデータ管理を可能にするクラウド型のプラットフォームですが、大量のデータを手動で管理するのは効率的ではありません。kintone APIを利用することで、一括でレコードを削除することが可能です。しかし、大量のデータを削除する際には慎重であるべきです。本記事では、kintone APIを使った一括レコード削除の安全な方法を詳しく説明します。

## 2. kintone APIの概要

kintone APIは、kintoneデータの作成、読み取り、更新、削除をプログラムで行うための仕組みを提供します。APIを使用すると、外部システムと連携した自動化された処理を実現できます。

## 3. 一括レコード削除の準備

### 3-1. APIトークンの取得

kintone APIを利用するには、まずAPIトークンが必要です。これはkintoneの管理画面から取得できます。APIトークンは、権限を持つユーザーが設定する必要があり、トークンには適切な権限を与えるようにします。

### 3-2. 認証の設定

APIトークンを利用することで、kintoneの認証を行います。通常、基本認証を設定することができます。以下はPythonでの基本認証の例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. 一括レコード削除の手順

### 4-1. 削除対象レコードの特定

削除したいレコードを特定するために、kintoneクエリを使用します。これはSQLのようなもので、削除条件を指定できます。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4-2. 一括削除APIの使用

削除する際には、`DELETE`メソッドを使用して削除リクエストを送信します。一度に削除できるレコード数には制限があるため、適切にバッチ処理を行います。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. 安全に行うためのポイント

### 5-1. バックアップの取得

削除プロセスを始める前に、データのバックアップを取得しておくことを強くお勧めします。これにより、万が一データを誤って削除してしまった際でも、復元が可能です。

### 5-2. スクリプトのテスト

本番環境で実行する前に、テスト環境でスクリプトの動作を確認します。すべての条件が正しく設定され、期待通りに動作することを確認します。

### 5-3. ログ確認とエラーハンドリング

一括削除を行った後、APIの応答を確認して、成功、失敗をログとして記録することが重要です。失敗した場合のハンドリングもあらかじめスクリプトに組み込んでおきましょう。

## 6. コード例: 一括レコード削除

以下に、Pythonを使用した一括レコード削除のコード例を示します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 7. まとめ

kintone APIを利用した一括レコード削除は、業務効率を格段に向上させます。しかし、事故を防ぐため、削除前のバックアップの取得、テスト環境での実行確認、エラーハンドリングの実装といった安全対策が必須です。これらを実施することで、安全かつ確実にデータ管理を進めましょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

## 目次

1. はじめに
2. kintone APIの概要
3. 一括レコード削除の準備
   - 3-1. APIトークンの取得
   - 3-2. 認証の設定
4. 一括レコード削除の手順
   - 4-1. 削除対象レコードの特定
   - 4-2. 一括削除APIの使用
5. 安全に行うためのポイント
   - 5-1. バックアップの取得
   - 5-2. スクリプトのテスト
   - 5-3. ログ確認とエラーハンドリング
6. コード例: 一括レコード削除
7. まとめ

## 1. はじめに

kintoneは柔軟なデータ管理を可能にするクラウド型のプラットフォームですが、大量のデータを手動で管理するのは効率的ではありません。kintone APIを利用することで、一括でレコードを削除することが可能です。しかし、大量のデータを削除する際には慎重であるべきです。本記事では、kintone APIを使った一括レコード削除の安全な方法を詳しく説明します。

## 2. kintone APIの概要

kintone APIは、kintoneデータの作成、読み取り、更新、削除をプログラムで行うための仕組みを提供します。APIを使用すると、外部システムと連携した自動化された処理を実現できます。

## 3. 一括レコード削除の準備

### 3-1. APIトークンの取得

kintone APIを利用するには、まずAPIトークンが必要です。これはkintoneの管理画面から取得できます。APIトークンは、権限を持つユーザーが設定する必要があり、トークンには適切な権限を与えるようにします。

### 3-2. 認証の設定

APIトークンを利用することで、kintoneの認証を行います。通常、基本認証を設定することができます。以下はPythonでの基本認証の例です。

```python
import requests

api_token = 'YOUR_API_TOKEN'
headers = {
    'X-Cybozu-API-Token': api_token,
    'Content-Type': 'application/json'
}
```

## 4. 一括レコード削除の手順

### 4-1. 削除対象レコードの特定

削除したいレコードを特定するために、kintoneクエリを使用します。これはSQLのようなもので、削除条件を指定できます。

```python
query = '作成日時 >= "2023-01-01T00:00:00Z"'
```

### 4-2. 一括削除APIの使用

削除する際には、`DELETE`メソッドを使用して削除リクエストを送信します。一度に削除できるレコード数には制限があるため、適切にバッチ処理を行います。

```python
url = 'https://{subdomain}.cybozu.com/k/v1/records.json'
payload = {
    'app': 'YOUR_APP_ID',
    'ids': [1, 2, 3, 4, 5]  # 削除したいレコードIDのリスト
}

response = requests.delete(url, headers=headers, json=payload)
```

## 5. 安全に行うためのポイント

### 5-1. バックアップの取得

削除プロセスを始める前に、データのバックアップを取得しておくことを強くお勧めします。これにより、万が一データを誤って削除してしまった際でも、復元が可能です。

### 5-2. スクリプトのテスト

本番環境で実行する前に、テスト環境でスクリプトの動作を確認します。すべての条件が正しく設定され、期待通りに動作することを確認します。

### 5-3. ログ確認とエラーハンドリング

一括削除を行った後、APIの応答を確認して、成功、失敗をログとして記録することが重要です。失敗した場合のハンドリングもあらかじめスクリプトに組み込んでおきましょう。

## 6. コード例: 一括レコード削除

以下に、Pythonを使用した一括レコード削除のコード例を示します。

```python
import requests

api_token = 'YOUR_API_TOKEN'
headers = {
    'X-Cybozu-API-Token': api_token,
    'Content-Type': 'application/json'
}

url = 'https://{subdomain}.cybozu.com/k/v1/records.json'
ids_to_delete = [1, 2, 3, 4, 5]  # example list of record IDs
app_id = 'YOUR_APP_ID'

def delete_records(ids):
    payload = {
        'app': app_id,
        'ids': ids
    }
    
    response = requests.delete(url, headers=headers, json=payload)
    
    if response.status_code == 200:
        print("Records deleted successfully")
    else:
        print(f"Failed to delete records: {response.text}")

# Call the function with a batch of IDs
delete_records(ids_to_delete)
```

## 7. まとめ

kintone APIを利用した一括レコード削除は、業務効率を格段に向上させます。しかし、事故を防ぐため、削除前のバックアップの取得、テスト環境での実行確認、エラーハンドリングの実装といった安全対策が必須です。これらを実施することで、安全かつ確実にデータ管理を進めましょう。 

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