## 目次

1. 1-1. CloudFrontとHTTP 304の概要
2. 1-2. HTTP 304の活用方法
3. 1-3. HTTP 304利用の利点と効果
4. 1-4. 利用における注意点
5. まとめ

## 1-1. CloudFrontとHTTP 304の概要

Amazon Web Services (AWS)のCloudFrontは、コンテンツ配信ネットワーク（CDN）サービスで、世界中のエッジロケーションを活用してコンテンツを迅速に配信することができます。一方、HTTP 304 Not Modifiedは、ブラウザやプロキシサーバーがキャッシュしているリソースが最新で変更されていないことを伝えるためのステータスコードです。これにより、不必要なデータ転送を減少させ、リソースの効率的な利用を促します。

## 1-2. HTTP 304の活用方法

CloudFrontを利用する際にHTTP 304ステータスコードを活用する方法を以下に示します。

1. キャッシュの有効化：CloudFrontでキャッシュを有効にし、オリジンからのレスポンスにCache-ControlやETagなどのヘッダーを含めます。これにより、ブラウザはリソースが変更されていないか確認するために条件付きリクエストを送信できます。
   
2. ETagの設定：オリジンでETagを設定し、リソースに変更がない場合には同じETagを返すようにします。

3. Cache-Controlの設定：適切なCache-Controlヘッダーを設定し、ブラウザがどのくらいの期間リソースをキャッシュすべきかを指示します。

以下に、HTTPリクエストがCloudFrontを通じてETagを利用する例を示します。

![img](/mosaic-code.jpg)

このリクエストに対してリソースが変わっていなければ、CloudFrontは以下のようなレスポンスを返します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 1-3. HTTP 304利用の利点と効果

1. **帯域幅の削減**：HTTP 304によって、ETagが同じ場合には既にキャッシュされているリソースを再送信せずに済みます。

2. **レスポンスタイムの改善**：304レスポンスにより、クライアントはキャッシュから直ちにリソースをロードできるため、ページの読み込み速度が向上します。

3. **サーバー負荷の軽減**：リソースの再送信が不要になり、サーバーへの負荷が軽減されます。

## 1-4. 利用における注意点

1. **正しいキャッシュポリシーの設定**：リソースが頻繁に更新される場合、過度にキャッシュを利用すると古いコンテンツが表示されるリスクがあります。

2. **ETagの一貫性**：リソースが変更されていない場合でも異なるETagを生成しないように注意が必要です。これにより304の恩恵を受けられなくなります。

3. **キャッシュ無効化の方法**：場合に応じてキャッシュを無効化し、新しいリソースを確実に取得する方法を提供することが求められます（例: クエリパラメータやバージョン番号の付与）。

## まとめ

CloudFrontにおけるHTTP 304の活用は、帯域幅の削減やレスポンスタイムの改善、サーバー負荷の軽減に寄与します。適切なキャッシュポリシーとETagの設定を行うことにより、HTTP 304の利点を最大限に引き出すことができるでしょう。しかし、リソースの更新性やキャッシュの取り扱いには注意が必要ですので、ポリシー設定を行う際には慎重に検討することをおすすめします。

最後に、こうした技術的な効果を理解し、自らのプロジェクトへの適用を検討することが重要です。[cv:issue_marketplace_engineer] [cv:issue_marketplace_engineer]

## 目次

1. 1-1. CloudFrontとHTTP 304の概要
2. 1-2. HTTP 304の活用方法
3. 1-3. HTTP 304利用の利点と効果
4. 1-4. 利用における注意点
5. まとめ

## 1-1. CloudFrontとHTTP 304の概要

Amazon Web Services (AWS)のCloudFrontは、コンテンツ配信ネットワーク（CDN）サービスで、世界中のエッジロケーションを活用してコンテンツを迅速に配信することができます。一方、HTTP 304 Not Modifiedは、ブラウザやプロキシサーバーがキャッシュしているリソースが最新で変更されていないことを伝えるためのステータスコードです。これにより、不必要なデータ転送を減少させ、リソースの効率的な利用を促します。

## 1-2. HTTP 304の活用方法

CloudFrontを利用する際にHTTP 304ステータスコードを活用する方法を以下に示します。

1. キャッシュの有効化：CloudFrontでキャッシュを有効にし、オリジンからのレスポンスにCache-ControlやETagなどのヘッダーを含めます。これにより、ブラウザはリソースが変更されていないか確認するために条件付きリクエストを送信できます。
   
2. ETagの設定：オリジンでETagを設定し、リソースに変更がない場合には同じETagを返すようにします。

3. Cache-Controlの設定：適切なCache-Controlヘッダーを設定し、ブラウザがどのくらいの期間リソースをキャッシュすべきかを指示します。

以下に、HTTPリクエストがCloudFrontを通じてETagを利用する例を示します。

```http
GET /path/to/resource HTTP/1.1
Host: example.cloudfront.net
If-None-Match: "12345"
```

このリクエストに対してリソースが変わっていなければ、CloudFrontは以下のようなレスポンスを返します。

```http
HTTP/1.1 304 Not Modified
```

## 1-3. HTTP 304利用の利点と効果

1. **帯域幅の削減**：HTTP 304によって、ETagが同じ場合には既にキャッシュされているリソースを再送信せずに済みます。

2. **レスポンスタイムの改善**：304レスポンスにより、クライアントはキャッシュから直ちにリソースをロードできるため、ページの読み込み速度が向上します。

3. **サーバー負荷の軽減**：リソースの再送信が不要になり、サーバーへの負荷が軽減されます。

## 1-4. 利用における注意点

1. **正しいキャッシュポリシーの設定**：リソースが頻繁に更新される場合、過度にキャッシュを利用すると古いコンテンツが表示されるリスクがあります。

2. **ETagの一貫性**：リソースが変更されていない場合でも異なるETagを生成しないように注意が必要です。これにより304の恩恵を受けられなくなります。

3. **キャッシュ無効化の方法**：場合に応じてキャッシュを無効化し、新しいリソースを確実に取得する方法を提供することが求められます（例: クエリパラメータやバージョン番号の付与）。

## まとめ

CloudFrontにおけるHTTP 304の活用は、帯域幅の削減やレスポンスタイムの改善、サーバー負荷の軽減に寄与します。適切なキャッシュポリシーとETagの設定を行うことにより、HTTP 304の利点を最大限に引き出すことができるでしょう。しかし、リソースの更新性やキャッシュの取り扱いには注意が必要ですので、ポリシー設定を行う際には慎重に検討することをおすすめします。

最後に、こうした技術的な効果を理解し、自らのプロジェクトへの適用を検討することが重要です。 

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1-1. CloudFrontとHTTP 304の概要

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