キャリアパスに悩むエンジニアへ|10年後に必要なスキルとは

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2023年12月09日 7:02

エンジニアとして活躍する中、3年後、5年後と将来自分のキャリアパスがどうなっていくのか不安を感じている人もいるでしょう。

「このまま技術を伸ばすべきか」「別のスキルをみにつけるべきか」など、描くキャリアパスによって身につけるスキルが異なります。

そこで本記事では、自身のキャリアパスを模索しているエンジニアへ、いくつかキャリアパスの例をもとに解説していくので参考にして下さい。

エンジニアのキャリアパス4選

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エンジニアのキャリアパスとして大きく分けて以下の4つが挙げられます。

  • ジェネラリスト
  • スペシャリスト
  • ITコンサル
  • PM・PL

それぞれどんなスキルが必要か、どんな開発経験があれば良いのかなど、目指すキャリアによって変化します。
それぞれの詳細を以下の章で詳しく解説するため、自身のキャリアパスに悩みを抱えているエンジニアはぜひチェックしてみて下さい。

1.ジェネラリスト

最初の例は豊富な言語、スキルを身につけたジェネラリストで最近だとフルスタックエンジニアと呼ばれるキャリアです。

1つの言語に特化するのではなく、言語をまたぎ包括的な開発ができるエンジニアは、対応できる開発の幅が広がります。

転職を考えた際にも選択肢が増え、豊富なキャリアパスの中から自分が理想とする道を選べるでしょう。

面接時に実績やスキルをアピールすることで、企業や採用担当に対して自分をより魅力的に見せられます。

2.スペシャリスト

2つ目の例はスペシャリストで、ジェネラリストとは反対に、なにか一つの分野に特化したエンジニアを指します。

近しい開発内容や同じ言語を深掘りすることで、特定の分野のスペシャリストとして高いパフォーマンスを発揮することが特徴です。

キャリアチェンジをすることなく、同じキャリアパスの中上を目指せる点はフルスタックエンジニアよりハードルが低いでしょう。

専門性を身につけることで市場価値を高めていき、より良い条件のプロジェクトを獲得することにも繋がります。

3.ITコンサル

3つ目のキャリアパスの例はITコンサルタントで、単なる開発だけではなくITスキルを用いて顧客のビジネス課題を解決するため、より市場価値が高まります。

特に経営に関してITスキルをもとにコンサルティングができれば、年収も大幅に上がりさらなる道が開けます。

実際に開発をすることはないものの、顧客折衝をメインに行い課題解決を軸にスキルを発揮してくことで、根本的なビジネスに携わるキャリアも歩めるでしょう。

4.PM・PL

最後の例はマネジメントやディレクションスキルを身につけ、PM・PLとしてのキャリアを歩むパターンです。

開発スキルのみならず設計や顧客折衝、要件定義などの上流工程に長けたエンジニアであれば、リーダーとしてのキャリアパスの視野に入ります。

そのためにコミュニケーションやスケジュール、人員管理や予算管理などIT以外のスキルを身につけることで、一歩上のキャリアパスも見えてくるでしょう。

キャリアパスがわからないエンジニアがやるべきこと

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自分のキャリアパスに不安をいだいているエンジニアは、まず以下の項目をチェックしてみてください。

  • 開発経験を積みスキルを磨く
  • 10年後の自分を想像してみる
  • キャリア相談をしてくれる人を探す

開発経験を積んでスキルを上げていくことはもちろん、10年後のビジョンから逆算したり誰かに相談したりと、いくつかのポイントを解説していきます。

開発経験を積みスキルを磨く

エンジニアとしてキャリアを形成していくためには、開発経験を積みスキルを磨くことは欠かせません。

近年AIやIoTの発達などIT業界の成長やトレンドは変化のスピードが早いため、エンジニアは常に流行を抑えたキャリアを構築していく必要があります。

昔は主流であったC言語やC++やPHPなども必要とされている一方で、年収が高い言語にはR言語やGo、Scalaが並んでおりトレンドの変化は一目瞭然です。

開発技術の向上やユーザーニーズの変化に伴い身につけるスキルが異なるため、キャリアパスについて考えることが重要。

流行に乗り遅れず、市場価値の高いエンジニアとして活躍を続けるためにも、常に最新の情報を仕入れてスキルアップを心がけましょう。

10年後の自分を想像してみる

日々多くのIT企業が誕生する現在、エンジニアのキャリアは多様化が進んでいるためキャリアパスは無数に存在するため、自分がどんなキャリアを描きたいのか逆算することが必要です。

特に能力やスキルの高いエンジニアほどフリーランスや業務委託、複数案件の掛け持ちなど多様なキャリアパスを描けるでしょう。

フルリモートや海外から開発に携われる案件も増えている今、ますますキャリアの多様化とともにエンジニアの選択肢も広がりつつあります。

一昔前に比べてキャリアの多様化が進んでいる現代では、なんとなく開発を繰り返すのではなく5年後や10年後の自分を想像し、そこから逆算することも大切です。

キャリア相談をしてくれる人を探す

最後のポイントは誰か相談に乗ってくれる、メンター的な人を探すことです。

特にフリーランスとしてキャリアを積んでいくエンジニアは、時として孤独になるでしょう。

将来のキャリアパスを考え、悩んでいてもなかなか一人だと答えが出ないことも珍しくありません。

そんな時に相談に乗ってくれる人が身近にいれば、自分では気づかなかった発見があったり、新しい視点で物事を捉えられるかも知れません。

同じフリーランスエンジニアの仲間でも良いですし、業務提携先のクライアントでも良いので、だれか相談できる人を数人作っておくことが重要です。

エンジニアがキャリアアップするときに必要なこと

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キャリアアップを考えているエンジニアは、スキル以外に自身の働き方や待遇にも目を向ける必要があります。

上流工程に携われるか

エンジニアのキャリアアップに欠かせないことは、案件やプロジェクトの際に上流工程に携われるかどうかです。

目先の待遇や年収だけを気にして、下流工程ばかりこなしていては、中長期的にキャリアパスを見た際、大きな成長は見込みづらいでしょう。

ステップアップを意識しているエンジニアは、設計書通りに開発をするだけではなく、自分が案件全体をディレクションできるような立ち位置を目指すことが大切です。

ただ環境を変えるためだけに案件やプロジェクトを移るのではなく、よりスキルを発揮し開発の上流固定に携わるようにしましょう。

待遇・収入が上がるのか

次に大切なことは、自身の開発スキルに合わせて待遇や収入が上がっていくかです。

開発力が物をいうエンジニアというポジションですが、キャリアパスを考えた際は自身の収入を上げていく必要もあります。

もちろん高い技術力が求められる案件であれば、自ずと報酬は高くなるでしょう。

しかしクライアントの予算に大きく左右されるフリーランスの場合、同程度のスキルでも案件によって報酬に差が生じます。

またフルリモートができたり、出社義務があったりと労働環境も様々。

自分が理想とする待遇や収入と現状がうまく噛み合っていることで、余裕もできてキャリアパスに向き合う時間も増えるでしょう。

一定以上の開発経験やスキルを身につけたエンジニアは、一度自分が理想とする待遇や収入とも向き合ってみてください。

スキル・開発経験が活かせるか

最後の注意点は自分の経験を活かせるかどうかです。

ジェネラリストであれば多様な開発でキャリアを積んでいけるため、キャリアチェンジは柔軟に実現できるでしょう。

しかしスペシャリストを目指すのであれば、同じ言語を使いキャリアチェンジをせずに上を目指していくべきです。

ITコンサルタントになるのであれば開発経験はもちろん、顧客との折衝やビジネスの根幹を解決するためのスキルなども求められるでしょう。

経験をもとに自分の目指す先を決め、そのビジョンに向かっていくことがエンジニアとして理想のキャリアパスを叶える鍵となります。

まとめ

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エンジニアがキャリアパスに迷った時、やみくもに開発を続けるのではなくまずはどんな道があるのか一度考えてみることが重要です。

そして将来3年後、5年後と自分が理想とするキャリアを考え、そこから逆算した行動が鍵を握ります。

今から将来のキャリアパスに不安を感じているのであれば、一度この記事を参考に自分の目指す先と向き合ってみてはどうでしょうか。

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