# Docker Registryを自前で構築して社内利用する手順

## 目次
1. はじめに
2. 構築環境の準備
3. Docker Registryのセットアップ
   3.1 Dockerコンテナでの起動
   3.2 データ永続化の設定
4. ご利用シナリオに応じたカスタマイズ
   4.1 セキュリティの強化
   4.2 ユーザー認証の設定
5. Docker Registryのアクセスと管理
6. トラブルシューティング
7. まとめ

## 1. はじめに
Docker Registryを自前で構築して社内利用することで、Dockerイメージを効率的に管理し、企業のセキュリティポリシーに合致した形で運用することが可能になります。この記事では、Docker Registryを社内で運用するための基本的な設定手順を解説します。

## 2. 構築環境の準備
自前のDocker Registryを構築するために、以下の環境を準備します。

- Dockerがインストールされたサーバー
- Docker Compose（オプション）
- 必要に応じてセキュリティ証明書（SSL/TLS）

![img](/mosaic-code.jpg)

## 3. Docker Registryのセットアップ

### 3.1 Dockerコンテナでの起動
Docker Registryは、公式のDockerイメージを利用して簡単にセットアップできます。

![img](/mosaic-code.jpg)

このコマンドで、Docker Registryをバックグラウンドで起動し、ポート5000でアクセス可能にします。

### 3.2 データ永続化の設定
イメージデータの永続化を実現するには、ホスト側ディレクトリをボリュームにマウントします。

![img](/mosaic-code.jpg)

ここで、`/path/to/registry/data`はホスト上の永続化用ディレクトリを指します。

## 4. ご利用シナリオに応じたカスタマイズ

### 4.1 セキュリティの強化
社内利用でも、セキュリティ対策としてHTTPS対応は必須です。`docker-compose.yml`でのHTTPS設定例：

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4.2 ユーザー認証の設定
ユーザー認証にはBasic Authが利用できます。

1. `htpasswd`をインストール：
   ```bash
   sudo apt-get install apache2-utils
   ```

2. ユーザー登録：
   ```bash
   htpasswd -Bc /path/to/auth/htpasswd <username>
   ```

3. Docker Composeでユーザー認証設定：
   ```yaml
   environment:
     REGISTRY_AUTH: htpasswd
     REGISTRY_AUTH_HTPASSWD_REALM: "Registry Realm"
     REGISTRY_AUTH_HTPASSWD_PATH: /auth/htpasswd
   volumes:
     - /path/to/auth:/auth
   ```

## 5. Docker Registryのアクセスと管理
Docker Registryにイメージをプッシュ、プルする例：

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. トラブルシューティング
- **ポート競合:** 他のサービスとポートが重複していないか確認。
- **認証エラー:** `htpasswd`ファイルのパスと権限をチェック。

## 7. まとめ
Docker Registryを自前で構築することで、社内でのセキュリティと効率的なイメージ管理を両立できます。設定内容に応じて、運用中のDocker環境に適した構成を選択することで、より安全でスムーズな開発環境を提供できます。

しっかりとしたセキュリティ対策と管理体制の確立を目指し、効果的にDocker Registryを活用しましょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# Docker Registryを自前で構築して社内利用する手順

## 目次
1. はじめに
2. 構築環境の準備
3. Docker Registryのセットアップ
   3.1 Dockerコンテナでの起動
   3.2 データ永続化の設定
4. ご利用シナリオに応じたカスタマイズ
   4.1 セキュリティの強化
   4.2 ユーザー認証の設定
5. Docker Registryのアクセスと管理
6. トラブルシューティング
7. まとめ

## 1. はじめに
Docker Registryを自前で構築して社内利用することで、Dockerイメージを効率的に管理し、企業のセキュリティポリシーに合致した形で運用することが可能になります。この記事では、Docker Registryを社内で運用するための基本的な設定手順を解説します。

## 2. 構築環境の準備
自前のDocker Registryを構築するために、以下の環境を準備します。

- Dockerがインストールされたサーバー
- Docker Compose（オプション）
- 必要に応じてセキュリティ証明書（SSL/TLS）

```bash
# Dockerのインストール
sudo apt-get update
sudo apt-get install docker.io

# Docker Composeのインストール（オプション）
sudo apt-get install docker-compose
```

## 3. Docker Registryのセットアップ

### 3.1 Dockerコンテナでの起動
Docker Registryは、公式のDockerイメージを利用して簡単にセットアップできます。

```bash
docker run -d -p 5000:5000 --name registry registry:2
```

このコマンドで、Docker Registryをバックグラウンドで起動し、ポート5000でアクセス可能にします。

### 3.2 データ永続化の設定
イメージデータの永続化を実現するには、ホスト側ディレクトリをボリュームにマウントします。

```bash
docker run -d -p 5000:5000 --name registry \
  -v /path/to/registry/data:/var/lib/registry \
  registry:2
```

ここで、`/path/to/registry/data`はホスト上の永続化用ディレクトリを指します。

## 4. ご利用シナリオに応じたカスタマイズ

### 4.1 セキュリティの強化
社内利用でも、セキュリティ対策としてHTTPS対応は必須です。`docker-compose.yml`でのHTTPS設定例：

```yaml
version: '3'
services:
  registry:
    image: registry:2
    ports:
      - "5000:5000"
    environment:
      REGISTRY_HTTP_TLS_CERTIFICATE: /certs/domain.crt
      REGISTRY_HTTP_TLS_KEY: /certs/domain.key
    volumes:
      - /path/to/certs:/certs
      - /path/to/registry/data:/var/lib/registry
```

### 4.2 ユーザー認証の設定
ユーザー認証にはBasic Authが利用できます。

1. `htpasswd`をインストール：
   ```bash
   sudo apt-get install apache2-utils
   ```

2. ユーザー登録：
   ```bash
   htpasswd -Bc /path/to/auth/htpasswd <username>
   ```

3. Docker Composeでユーザー認証設定：
   ```yaml
   environment:
     REGISTRY_AUTH: htpasswd
     REGISTRY_AUTH_HTPASSWD_REALM: "Registry Realm"
     REGISTRY_AUTH_HTPASSWD_PATH: /auth/htpasswd
   volumes:
     - /path/to/auth:/auth
   ```

## 5. Docker Registryのアクセスと管理
Docker Registryにイメージをプッシュ、プルする例：

```bash
# イメージにタグを付ける
docker tag <image> localhost:5000/<image>

# イメージをRegistryにプッシュ
docker push localhost:5000/<image>

# Registryからイメージをプル
docker pull localhost:5000/<image>
```

## 6. トラブルシューティング
- **ポート競合:** 他のサービスとポートが重複していないか確認。
- **認証エラー:** `htpasswd`ファイルのパスと権限をチェック。

## 7. まとめ
Docker Registryを自前で構築することで、社内でのセキュリティと効率的なイメージ管理を両立できます。設定内容に応じて、運用中のDocker環境に適した構成を選択することで、より安全でスムーズな開発環境を提供できます。

しっかりとしたセキュリティ対策と管理体制の確立を目指し、効果的にDocker Registryを活用しましょう。 [![image](https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/issue-pro-42602.appspot.com/o/topics%2F17fa658b-53c7-4ca0-a28b-e588ed1bd371?alt=media&token=2c00afff-85ff-4428-8d15-696ab676dcb0)](https://i-ssue.com/lp/check_salary)

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